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パンク:アティテュード(PUNK:ATTITUDE) [DVDやら映画やら]

パンクロックの物語。パンクロックは今も受け継がれているということなんでしょうねえ。タイトルロールでは懐かしいバンド名がたくさん出てきます。オープニングからジム・ジャームッシュ監督とかの話し。話しはチャック・べりーやエルビスの頃から回顧され、おきて破りとかヒッピーとかすべてパンクと主張されます。興味深いのはオルガンがかっこいいサイケデリックなクエスチョン・マーク&ミステリアンズ。モノクロ映像ですがおそらく黒人がおかっぱヘアーにサングラスというのが面白い。その後でキンクス、カウント・ファイブなどのイギリス勢。そしてアメリカのパンクの始まりとしてベルヴェット・アンダーグラウンドが登場。有名なバナナのアルバムが紹介されます。ニコさんの歌う姿も差し込まれます。バンドのイメージはアンディ・ウオホールさんのアイデアによるところが多いようですが、同時にルー・リードさんの文学性の高さについても評されています。次に登場するのがモーターシティの5人組、MC5.アメリカ国旗のストラトが印象的ですが、ジョージ・ハリソン様も使っていたリッケンバッカーも素敵。彼らはタブーである「マザー・ファッカー」を叫ぶことに挑戦した。そこがパンク。そのせいで『キック・アウト・ザ・ジャムズ』はラジオでかからなかった。その次がアン・アーバーのバンド、ストゥージズ。変態な動きのイギーさんが登場します。彼はドアーズのライブを見た後に変わったらしい。その次はニューヨーク・ドールズ。「本物はイギリスで他はニセのロック」という論争が面白い。モンキーズはビートルズの模倣とか。その中でニューヨーク・ドールズは独自なものだととらえられていたよう。確かに全員があんなケバいバンドはなかったか。マルコム・マクラーレンがとった戦略は共産主義カラー。赤と黒。これがドールズが下降してしまう理由のひとつっぽい。とにかく共産主義は受け入れられなかった時代。ディープ・パープルに代表される長いソロ回しが飽きられ、ベトナム戦争が疑われ、人々は色々いやになってくる。そして紹介されるのがディクテイターズ。ボーカルの人がアフロで、見た目はスマートな MC5 という感じ。ナチュラルボディのストラトがかっこいい。次はなんだか暗そうなスーサイド。ドールズのメンバーがむちゃくちゃなコメントをしている。ようやく CBGB が紹介される。そこへの演奏条件は「オリジナルを演奏すること」。テレヴィジョン、そしてパティ・スミス様が登場。彼女のことを悪く言う人は当然いません。次がリチャード・ヘルさん。彼の安全ピンにマルコム・マクラーレンが飛びついてロンドンに持ち帰った。そしてとうとうラモーンズ。デビッド・ヨハンセンさんはジョーイから曲を聴かされた時「働けよ」と思ったらしい。でも成功してしまって予想外。色々あってトーキング・ヘッズ。モノクロ映像だが、ティナ・ウェイマスさんがベースを弾く指の動きが興味深いです。アメリカの次はイギリスの様子。不満だらけの社会情勢。ポール・シムノンさんにスージー・スーさんとかアダム・アンド・ジ・アンツのギタリストたちが振り返る。グレン・マトロックさんが「最高で最悪」のバンドと語るセックス・ピストルズから少しずつ当時のライブ・フィルムが挟まれる。バスコックスのライブでは Gibson のマローダーがかっこいい。パンク詩人がジョニー・サンダースみたい。ダムドの紹介ではキャプテン・センシブルさんが明るく語る。TV番組のビル・グランディ・ショーに出演したピストルズの受け答えが何とも。局には抗議がたくさんやってくる。それで有名にもなる。シドが変わっていったのはナンシーのせいだと言うスージー・スーさん。彼を見てドラッグのひどさを思い知ったと語ります。ようやくクラッシュのライブが挟まれる。アルバム『ロンドン・コーリング』までのことを振り返る。ピストルズは問題を叫んでクラッシュは解決法を叫ぶと話す人もいる。ジム・ジャームッシュ監督が話す「自らの力を身勝手に使わなかった」がかっこいい。イギリスでのラモーンズ人気について触れられ、登場するのがスリッツ。最高のバンドとクリッシー・ハインドさんは言うがなんだかな。泥だらけとはいえ、自分たちのトップレス姿をアルバム・カバーにした女性は彼女たちが初めてだろう。コラかもしれませんけど。しだいにパンクはレゲエを吸収していく。Xレイ・スペックスの演奏シーン。これがいちばんかっこよかったりする。スピードとかヘロインが絶好調になってパンクは終わりを迎える。いきすぎちゃったらダメなのだ。変らないのは昔からのファン。ピストルズのアメリカ・ツアーについてコメントされ、ジョニーさんの次のバンド PIL に話題は移る。パンクから本物の音楽が生まれたとコメントする人がいる。ファンはがっかりするがパンクなんだから身勝手は当たり前ということ。コントーションズのジェイムズ・チャンスさんの熱唱。今考えるとジェイムズ・ブラウンを目指していたのか。ライブの時に殴られたことを振り返る。ヒップホップのビースティー・ボーイズが登場してげんなりする。でも MV だろうか、楽器はなんだと聞かれてレコードを出すシーンは面白い。まさかずっとヒップホップかと思ったらソニック・ユース登場で安心する。そしてパンクはハードコアになってプレイヤーもマッチョでタフな人ばかりになる。デッド・ケネディーズもそのひとつにされていて、ボーカルのビアフラさんが色々話してくれる。ハードコア・パンクと呼ばれるバンドが紹介されるが、レコードを出さなかったスクリーマーズというバンドが良くて影響も受けたらしい。彼らのライブのフィルムがはさまれる。ハードコアの中には見た目はあれでも酒やタバコやエッチがきらいという『自制的』なバンドもあるようでよく分らん。重要なバンドのひとつとしてフガジが登場する。彼らは酒やタバコの広告がある雑誌のインタビューは受けなかった。つまりメディアを選んだ。だからローリング・ストーンの取材も断った。なんとまあ。ライブシーンでは黒いリッケンバッカーがかっこいい。ブラック・フラッグが登場して今度は黒人バンド、バッド・ブレインズ。彼らはハードコアという名は知らず、ポルノのことだと思ったらしい。ボーカルの人の襟が大きくて見た目はソウルだがやっているのはパンク・ロック。そしてニルヴァーナが登場し、ハードコアやパンクは80年代を根強いファンのおかげで生き延びる。みなさんがニルヴァーナをほめたたえるのが面白い。彼らがメジャーの道を開いた。その後でランシドとかグリーンデイとか。そして「バカがバカになるためにお金を払う」とか「今はすべてが体制になりたがっている」「クソくらえの意味が違う」と言い。企業社会を批判し、新しい考えをしようて終わる。見た目といい、声といい、ジム・ジャームッシュ監督がいちばんかっこよかったドキュメンタリー。彼のコメントがいちばん深かった。終わってしまえばパンクロックは反体制であり、政治的な意味を多分に持っていますと知らしめたいタイトルどおりのドキュメンタリーでした。

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地球へ2千万マイル(20 MILLION MILES TO EARTH) [DVDやら映画やら]

自由の女神のコロンビア映画。モノクロ。出だしの漁船シーンは遠目ではロケみたい。クローズアップではバックの感じがちがうのでスタジオ撮影なんだろうなあ。宇宙船が落ちてくるシーンは色を付けるとマグマ大使な感じ。ロケやスタジオ、特撮がわざとらしくなくつながっていて技術がすばらしい。空から落ちてきた宇宙船に乗っていたのは宇宙人ではなくどうやらアメリカ人。漁村は大騒ぎ。軍も出てくる。そのどさくさにまぎれて少年が砂浜で拾ったゼラチンかナマコみたいものが大変だったという話し。ペペとかスペイン語っぽいなあと思ったらばしょはイタリアだった。確かに似ている。女医マリザが美しい。看護婦ではなくて医者なのだ。古きアメリカの映画はどんなジャンルにしろとにかく美人であることが重要だったのだろうなあ。彼女と病室で目が覚めたカルダー大佐の会話での男性の威圧的な態度がまた古きアメリカ。こうした強い男性の姿を見て見ている男性は優位だなあ一息つくのでしょう。しかし出会いは最悪だった男女がだんだん・・・というのは定番。映画にはロマンスが必要なのだ。ナマコを破って出てきたのは「人間のような胴体に関節」だが尻尾が生えてトカゲみたいな生物。後から分かるが、生物は金星の動物の胎児でした。アメリカ人が驚異の生命力の研究のために連れて帰ってきたのだった。後でイタリア国務省の人が金星=ビーナスを「ベニス」「ベネチア」と勘違いするところが面白い。そりゃ月をすっ飛ばして金星に行っていたなんて誰も思いはしない。アメリカ人は海底に沈んだのだろう筒を探すことに協力してくれとイタリアに頼む。図々しいなあと思うが、筒に入っているのが金星から持ってきた胎児なのだと隠さず説明するところはえらい。でもカルダー大佐がイタリア人ダイバーたちに対してちょっと上から目線っぽいのが気になる。大佐たちが金星生物=エイリアンを連れたマリザたちを追いかけるところが一応カーチェイス。これもまた映画の必需品。そしてなんだかんだとエイリアンが野に放たれてあーだこーだという展開になっていく。エイリアンは腹が減ったのか民家の納屋とかに入ってあさる。ヤギや馬は放っておいて袋に入った飼料か作物を食べているところがほほえましい。このときにエイリアンの目のぱっちり具合が可愛くもある。後からやってきて吠える犬の方がよっぽど怖い。もちろんエイリアンはすんなり捕まらず、自国民が重傷を負ったイタリア側はアメリカ側が望む生け捕りに反対する。そしてどちらが先に捕まえるかという展開に。よその国でヘリコプターやら兵隊をどんどん展開するアメリカがすごい。エイリアンの研究所では博士たちが紹介されるがその一人が東京大学のコロク博士。1954年公開のゴジラと何か関係があったりするんでしょうか。後ろ姿しか見えないなあと思ったら、けっこう図々しく姿を顔を見せてくれる。色んな人間たちが登場するが、やはり注目はエイリアン。アメージングな格闘シーンが多々ありますが、特に納屋で人間を襲うところがすばらしい。人間とは常に離れて、取っ組み合いはしないだろうなあと思っていたので。犬と格闘シーンでは二匹の影だけ見える。この影の動きがすばらしい。ラストは地球の巨大な動物と対決します。2、3頭で戦ったら地球の勝ちだったかも。声だけ聴いていると怪獣同士の対決。怒りまくっているシーンでは光の当て方だろうか、影を多く作って迫力を出してます。アゴ下から懐中電灯で照らすようなものか。エイリアン、人間、どちらの目線からも考えられるタイトルがすばらしい。エイリアンにしてみれば2千万マイルも離れた場所に連れてきやがってという感じ。生物を見たマリザの「なんて醜い」という言葉にエイリアンが反応しているようで面白い。そんなひどい言葉を発してしまう彼女も、ちょっとでかくなったエイリアンを見る目には慈悲の色が見えるような。エイリアンがかわいそうなんていう同情がまったく無い話しの中で唯一の悲哀でした。ダイナメーションを説明する特典映像が、他のレイ・ハリーハウゼン物に入っているものと同じで映画『シンドバッド 7回目の航海』を紹介しているやつでした。他に予告編が収録されていて、この映画のテロップが簡潔で分かりやすい。予告編の中にマリザ役のジョーン・テイラーさんが出ている空飛ぶ円盤映画があって、それも見たくなりました。

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tY:近況125(Logicool G604 とか) [他]

G502 を1年くらい使った。CAD のショートカットを割り当てるのにボタンは必須。G502 はボタン数が少ない分大きくて押しやすいのだが、押し具合がペコペコなのが気になる。そしてなんといってもコードがじゃまになってきた。使っている時もそうですが、しまったり出したりするときにコードを丸めたり延ばしたりが面倒。G700 ならワイヤレスで使えますけど、すぐに電池が切れるし、高さの低い G502 になれてしまうと G700 がけっこうでかく感じます。そうすると G502 のワイヤレス版、G502WL を選ぶことになりますが税込み価格がけっこう高い。もしボタンの感じもペコペコだったら高い価格の割に満足感が足らない気がする。

色々考えていたら 2019年末から G604 というのが登場していたではないですか。

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ワイヤレスオンリーの単三電池パワー。充電できない代わりに電池長持ち。

G602 の後継らしいですが見た目は G700 っぽくもない。

G700 や G502 と同じラチェットが付いたスクロールホイールで、ホイールをカチカチ回せたり、ビュンビュン回せたりする。

左は G700。G700 のホイールは、金属製に変えてある。重い方が早く回るかなあと思ったので。

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しかもサイドボタンは6個。左クリック横のボタンは2個ですがトータルでは G700 より多い。しかし買う前に冷静に調べると、スクロールホイールのラチェット入切の下にあるボタンはワイヤレスの切り替えに使われていて、結局ボタン数は 右クリック横 2 + サイド 6 = 8個。G700 は 右クリック横 3 + サイド4 + ラチェット下1 = 8個 になって G604 と同じボタン数だったりする。

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そのかわり G604 では『Gシフト』ボタンが設定できるので、G700 より多く設定できる。G502 では 前側のサイドボタンに『Gシフト』を割り当てていたけれど、ちゃんと押したつもりでも押されてない場合があったりした(きっと押すタイミングが悪いんでしょうけど・・・)。でも G604 ならちゃんと押せそう? でもどれを Gシフトにするか悩みそうですけど。

さらに G604 ではスクロールホイールにも割り当てができる。すごいと思いましたが何を割り当てるか考え付かん。

ボタン数とならんで重要なのは本体の大きさですが、これが絶妙。店で触ってみて、これが決め手の80パーセント。G700 と比較すると、製品仕様では高さが 1mm 程度低い。あまり変わらない気がしますがやっぱりちがう。おしりの部分が G700 に比べると細まっているようで、G700 よりも小さい感じ。かぶせ持ちでも人差し指とか中指の下に隙間が空いてけっこう楽。欲を言えば、小指を安定しずらいような。それに対して親指置場のスカートがでかくて安心。

左は G700。

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G604 は単三電池が入るのでその分重くなりますが、重り最大で使っていた G502 より軽いような。コードが無いせいもあるでしょうか。G700 よりちょっと軽い気がします。

10000円越えの値段はつらいですが G502WL よりは安い。ワイヤレスでボタンがそこそこあって、ホイールがチルトスイッチになっていて、さらにスクロールホイールのラチェットがあるマウスは限られてしまう。値段も合わせると G604 は良い選択。

ゲーミングマウスだけど派手さが無い。G マークも光ったりしない。G602 よりも地味でどちらかというと G700 の雰囲気。インジケーターはちっちゃい点みたいなのが一つだけ。イルミネーションの無い地味な見た目ですが電池を余計に使わせないためなんでしょうねえ。

ゲームはしないのでゲーミングマウスとしての性能は分かりませんけどフリーセルはできた・・・って当たり前でした。きっとゲームではボタンの押しやすさで G502 が良いんだろうなあ。高さが低い分いろんな持ち方ができるし。

ワイヤレスは、USB無線レシーバーを使った LIGHT SPEED と Bluetooth を切替て使用できる。メインPC は LIGHT SPEED、横に置いたタブレットは Bluetooth という使い方が便利でした。

良いマウスですけど左クリック横のボタンは3つだったら良いとか、表面は G700 みたいな梨地が良いとか思ったりする。

しかし G603 の次のモデルでありながら形は G602 というのが面白いです。もし G700 のままの形で後継が出ても、持った感じで G604 を使い続けそう。オークションとかに出品されている G700 たちのべらぼうな値段に困っていたらおすすめかも。

PCの置き場所がコロコロ変わる仕事にはやっぱりワイヤレスは良いです。

左は G700 で真ん中が G502 の PROTEUS SPECTRUM バージョン。

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地元の K'sデンキで税込み12000円台で買いましたが、Amazon だと10000円を切ったりする。

Logicool G ゲーミングマウス ワイヤレス G604 ブラック プログラムボタン HERO16Kセンサー 国内正規品2年間メーカー保証

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Logicool G ゲーミングマウス ワイヤレス G502WL ブラック LIGHTSPEED 無線 多ボタン ゲームマウス HERO16Kセンサー LIGHTSYNC RGB POWERPLAY ワイヤレス充電 G502 Hero 国内正規品 2年間メーカー保証

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QUEEN/クイーン ヒストリー2 UNDER REVIEW 1980-1991 QUEEN/QUEEN HISTORY2 1980-1991 [DVDやら映画やら]

いきなり I Want It All の MV からスタート。この曲は知りませんでした。80年代のクイーン。彼らの人気は「多様性」にあると分析する評論家。前巻でもそんなこと言ってました。80年代といえばパンクやらニューウエーブにニューロマンティック。クイーンもポップになったりする。そして話題は「フラッシュ! ア~ア~♪」の映画「フラッシュ・ゴードン」
Flash's Theme: 一度聴いたら忘れない。映画「ハイランダー」のサントラも手掛けたとは知らなかった。
Princes Of The Universe: 映画「ハイランダー」のカットとともに曲を紹介。評論家が言ってますがたしかにちょっと気味が悪い。MV ではブライアンさんがランディ V みたいなギターを使っている。
Under Pressure: そしてデビッド・ボウイさんとの共作登場。近所に住んでいて遊びで録音したものが始まりだという。フレディさんがボウイに対して怖気づいていると話す人もいます。
Back Chat: ディスコなアルバム「ホット・スペース」から。Under Pressure は知っていても、このアルバムもほとんど知らない。ディスコやフラックな音楽はシックの影響を受けているとジャーナリストは話す。そしてシックの Good Times ライブシーンが差し込まれる。ナイル・ロジャース さんおなじみのストラトが見られる。ディスコなところはジョン・ディーコンさんの好みでもあるらしい。
Las Palabras De Amor: タイトルがスペイン語とは多様性の極み。MV ではフレディさんはタキシード姿。なかなかロマンチックな歌です。
Body Language: アメリカではアルバム「ホット・スペース」が不評で、保守的なアメリカでは Body Language のジャケットが敬遠されてしまった。同じような例でジミ・ヘンドリックスさんの「エレクトリック・レディ・ランド」やブラインド・フェイスのデビューアルバムのジャケットのことが話される。Body Language は歌詞や MV も論争を起こす。結局バンドは1年間活動休止。でもアルバムはしっかり作るのが偉いところ。
Radio Ga Ga: ロジャーさんが作ったせいもあるのか、ディスコやファンクのかけらもない原点回帰の曲。ライブではロジャーさん本人も歌っている。タイトルや歌詞はラジオ局も受け入れられやすそう。この曲が入ったアルバム「ワークス」は評判が良かったらしい。
Hammer To Fall: これはライブエイドでもやった曲ですね。ブライアンさん作のロックな一曲。リフのガガガな感じが「ロックはギターだ!」と叫んでいるようでかっこいい。
I Want To Break Free: ディーコンさんの曲。「自由になりたい~」という曲はまたアメリカで論争を起こしてしまう。MV で女装したことが人々には理解できなかったそう。アルゼンチンでのライブの話しも面白い。
We Will Rock You: メンバーはソロ作品を発表したり、独自の活動をする。ブライアンさんはロックなアルバム。ロジャーさんはバンドも組む。ジョンさん静かだった。ジャーナリストはジョンはクイーンの秘密兵器だと言う。なぜなら彼は完璧な曲を書くので。けっこうほめてます。
Living On My Own: フレディさんのソロアルバムより。「さみしいさみしい」と歌う曲。
ソロ活動の後、南アフリカ、アパルトヘイトなサンシティでライブ。ここでのライブが政治的な話しに結びつく。アパルトヘイトに賛成していると見られてしまうため。なんでライブをやったのかは分かりませんけどメンバーたちもちょっと後悔していたらしい。そしてバンドがヘロヘロなときにオファーがあったのがライブエイド。ダイアナ妃と政治ロック野郎のボブ・ゲルドフさんの姿が映る。ファンが掲げる "Queen Works" = 『クイーンは健在』 という言葉が面白い。そんな意味にもとらえられるのかとためになりました。
Bohemian Rhapsody: 最初のピアノで大歓声。フレディさんがピアノで歌い始めると観衆が歌い始めるのが素晴らしい。これはフレディさんのベストアクトと人は言う。
Hammer To Fall: カメラと目を合わせるフレディ。
Radio GA GA: スタジアムの人たちみんなが頭の上でパチパチ。彼らの次のアルバムは「カインド・オブ・マジック」だけどやっぱり知らない。
A Kind Of Magic: これは映画「ハイランダー」に使われた曲らしい。ライブシーンをすこしと、次はMV から。ホーボーというか浮浪者っぽい姿がけっこう似合ってます。ディスコやファンクによりすぎることなく、ぎりぎりクイーンらしい曲。でもクイーンらしいとは何だかな。
One Vision: ロックでスタジアムな曲。人生な歌詞がすごい。歌詞の最後も面白い。
One Year Of Love: ソウルな曲だと思ったらやっぱりディーコンさんの曲だった。この曲でサックスを演奏しているスティーブ・グレゴリーさんの話し。Rainy Night In Georgia という曲がかかり、それがそのまま One Vision につながる。この曲がどれだけソウルかという話しでした。
Who Wants To Live Forever: これも映画「ハイランダー」に使われた曲。「誰も永遠に生きたくはない」などと歌う曲。こうした曲を聴くと深読みせざるおえないのがジャーナリストやファン。アルバムは好調でも、フレディさんは悪い検査結果を受けてしまう。バンドはお休み。でもレコーディングはする。さすがクイーン。
I Want It All: 今すぐ全部ほしいという80年代精神満載の曲。そしてアルバム「ミラクル」発表。
The Miracle: MV では子供がバンドメンバーを演じている。長髪から短髪まで、歴代のフレディさんの姿で演じるところが面白い。
Was It All Worth It?: 自分を振り返るかのような歌詞。次のアルバムは「イニュエンドウ」。
Innuendo: ここではライブシーンは無くイメージカット。MV は作れなかったのだろうなあ。プログレ風味の長い曲。
The Show Must Go On: ファンにあてた曲であり、メンバーたちにあてた曲でもある。自分がいなくなってもやり続けろということなんでしょうねえ。
These Are The Days Of Our Lives: この頃の MV のフレディの頬とかやせ方が痛々しい。「我々が生きたあのころ」とでも訳せばいいのか、あの頃は輝いていたなあという歌。後悔が無い感じがすがすがしい。
Heaven For Everyone: フレディさんが亡くなった後に発表されたアルバムから。亡くなった後だからまさしく墓碑的なアルバム。
Track13(Reprise): タイトルの無いインスト曲。追悼・瞑想するような曲だと評されている。
I Want It All: クイーン+ポール・ロジャースさんバージョン。このツアーはけっこう人気があったのでは。
One Vision: We Will Rock You のミュージカルから。ミュージカル自体はえらく酷評されてました。
Bohemian Rhapsody: しめくくり。
年代を追って、ジョン・ディーコンさんのベースの弾き方というか構え方が変っていくのが面白い。ブライアン・メイさんはまったく変わらないなあ。クイーンがなんだかんだとやってこれたのは、みなさんが曲を書くこともあるでしょう。フレディさんだけのバンドではない。評論家は彼らの人気を多様性だと言います。評判が悪かったりする曲やアルバムもあるけれど、歌詞はずっとつながっている気がします。クイーンのことがよく分かるドキュメンタリーですけど、やっぱり本人たちの言葉が欲しいところです。

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QUEEN/クイーン ヒストリー UNDER REVIEW 1973-1980 QUEEN/QUEEN HISTORY 1973-1980 [DVDやら映画やら]

オープニングは Killer Queen。
Keep Yourself Alive: どこかのライブ映像。歌詞の訳も出るところが良い。フレディさんの黒い衣装がかっこいい。ワイルド。ギタリスト・マガジンの方がレッド・スペシャルと Vox アンプで「リフはペンタトニックで~」とかギタープレイの説明をするところが面白い。この他、レッド・スペシャルはブライアンさん本人が作ったものだという説明もされる。そして VOX AC30 の他にグレッグ・フライヤーさんが作ったトレブル・ブースターの紹介。AC30の音をひずませてくれる。最後は6ペンスコインのピック。手に入りずらいため、オーストラリアの同じ大きさのコインを使っていた。
最初のアルバムや2枚目とかがパッとしない頃のプロモーション写真ではブライアンさんがナチュラルっぽい Stratcaster、ジョンさんが Jazz Bass を手にしていて、おそらく撮影現場で用意された楽器なのではないだろうか。他のカットでは Rickenbacker のベースを手にしていたりして、Precision Bass を持つ姿を見慣れていた人にとってはちょっと新鮮。
Seven Seas Of Rhye: どこかのライブ。2枚目のアルバムからだが、フレディさんは短髪でけっこう新し目のライブ。なかなか歌詞がすばらしい。初期からのクイーン好きにはボヘミアン・ラプソディ以降を否定する人もいるんでしょう。
Killer Queen: よく見るプロモビデオ。全英チャート2位。歌詞にはフルシチョフとケネディが登場する。ジョンさんが作った小さいアンプであの音を出したとか、ブライアンさんのギターについても解説が入る。ソロは三つのPUを全部オンにして、ピックを使わずネックの上で弦をはじくのがポイントらしい。ヘビーロックに大道芸、ビクトリア王朝風にグラムロック等々、様々な混合の結果だと人は言う。そしてフレディさん無しではできなかったと。ブルース歌手には歌えない歌。
Stone Cold Crazy: フロントマンは間違いなくフレディさんですが、Queen のロックを支えるのはブライアンさんのギター。それを代表する曲として Stone Cold Crazy が紹介される。歌詞もロック。
Bohemian Rhapsody: 曲が長い、シングルにならない、ラジオでかからないというのは知られた話。でも成功してしまった。ザ・フーやピンク・フロイドが LPレコード2枚をついやして作り上げたロック・オペラを6分で完結させてしまったと話す人もいた。多くの人が歌詞について探求しようとするが、「それはフレディにしかわからない」に行きつくところが面白い。それにしてもブライアンさんのレッドスペシャルはヘッドの角度はほとんど無さそうでテンションが緩そう。
Somebody To Love: Bohemian Rhapsody があったから成り立った曲という方もいらっしゃる。ギター中心のバンドから脱却した曲とも言う。
Good Old Fashioned Loverboy: アルバム「華麗なるレース」がなかなか評価されない話し。「オペラ座の夜」のような傑作アルバムの次作はクイーンに限らず作るのが大変。
1977年はパンクの時代。お金を稼いで豪勢な暮らしをしたり、税金対策で国外移住するミュージシャンは反感を買ってしまう。メジャーでビッグなバンドにとっては大変な時代だったかも。でも 1977年 に発表した曲でまた復活。良い曲を作れば良いということだった。
We Will Rock You: 短髪のフレディさん。イントロのギターリフがロック。あおりまくってからおなじみのドンドンパ。単純なリズムと歌詞の内容はパンクへの回答とも読める。ギターのフィードバックについて説明がはさまれる。We Will Rock You のラストのリフを実演。けっこう音が近い。ブライアンさんのガッツポーズがイカしてます。
We Are The Champions: サッカーを応援するための歌でもあったらしい。歌詞は Bohemian Rhapsody の続編にも思える。大きい会場であればあるほど映える歌。We Will Rock You もそうですが英語圏以外でも分かりやすい歌詞が良いんでしょうねえ。Radio Ga Ga のガガとかググとか。アルバム「世界に捧ぐ」は売れたが散々な批評。それは良い曲が2曲しか入っていないから。これ以降すぐれたアルバムが発表できなくなったと言う。でもライブは続く。会場もスタジアムばかり。人もいっぱい来る。
Bicycle Race: フレディさんの髪型がなんだか中途半端。流行りものや偶像は好きじゃないということか。アルバム「ジャズ」は全英2位になるも評判も様々。多様性やジョークが批評の対象になる。Fat Bottomed Girls は散々な評。
Don't Stop Me Now: 軽快で楽しい曲ですがアメリカではなかなか売れなかった。「ジャズ」はバンドのジャンル分けができないアルバムだった。
次の「ザ・ゲーム」になるとほとんど聴いたことがなかったが、クイーンにとっては全米1位になった曲が入っているアルバム。でもギターを説明する人は酷評している。
Crazy Little Thing Called Love: ロカビリーな曲。エルビスへのオマージュ? 古き良き50年代なところがアメリカで受けたんでしょうねえ。フレディさんはブロンドっぽいメイプル指板の Telecaster を手にしている。対してブライアンさんは黒いローズウッド指板の Telecaster。でもいつの間にかレッド・スペシャルに持ち替えていた。ロジャーさんの身体がかなり丸くなっているような。4人の他に誰かがピアノを弾いている。サポートメンバーが入ることもあったのだなあ。
Another One Bites The Dust: いわゆる「地獄へ道連れ」。これはライブではなく MV っぽい。ボンボンボンのベースが印象的な曲。クイーン流ディスコかファンク。これもアメリカでヒット。なんだかんだ「ザ・ゲーム」はすごいアルバムだったらしい。ここでの多様性はめっちゃ評価されている様子。クイーンが音楽的影響を与えていないという説が面白い。なぜなら彼らはユニークすぎたから。そして多様性に富んでいたから。
ということで UNDER REVIEW 1973-1980 はここで終わり。この次はフレディがソロになったり仲が悪くなったりとかいう話しでも出てくるんだろうなあ。しかしこのビデオは本人たちが登場しないところがなんだかな。

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日本暴行暗黒史 怨獣 [DVDやら映画やら]

モノクロだなあと思ったらあのシーンはカラー。今までのどれよりもきれいなカラー。パートカラーはこのシリーズだけかと思ったら『天使の恍惚』も同じだった。パートカラーのエッチシーンだけを見ると日活ロマンポルノに見えてしまう。この作品に限らず、基本的に成人映画として作られれていたのでしょうか。誰が正しいことを言っているのか? 考えてみるとこれは『羅生門』なのだなあ。前三作のように『若松プロダクション』の名前が登場せず、『六邦映画株式会社』がドーン。これは映画を作るマネーに関係するものでしょうか。そしてタイトル『日本暴行暗黒史』がドーン。サブタイトルの『怨獣』の文字が登場しない。ゴザを手にした夜たかたち。次にはしっかりピンクなシーンですが、その場所に登場する土手が見事にコンクリートで江戸っぽくないところはしかたなし。夜たかが普通のおばさんぽいところと、仕事の後であそこを川で洗ったりするところがリアル。吉三が『ハゲ』と呼ぶ若い男が旅籠でエッチをするが、相手は誰でも良いんだなあというところがすごいというかえらい。ほんとうにエッチが好きなのだろう。このシリーズの前三作は実際にあった事件を基にしたようなノンフィクションな感じ。それに対してこれは練られた話しの時代劇。男二人のピカレスクロマン。本来ならばスムーズに事が進むところをハゲが第三の男となって引っかき回す。犯罪があるかと思えば、情もしっかり忘れていない。最後はあまりスカッとしない感じだったけれどピカレスクなのだから仕方がない。時代劇なのでチャンバラも忘れていない。外面では誰が悪いのか分らないという話しであり、ラストのあの人の行動が仲間を裏切ったあの人に重なるところなどは繰り返す歴史を物語る。ああ面白かった。名作。

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天使の恍惚 [DVDやら映画やら]

吉沢健さんが出ているので見る。画面は狭いですが、ふかんや遠近撮影など広く見えるところがすばらしい。冒頭で横山リエさんが歌っているのは「ここは静かな最前線」という曲らしい。ギターのアルペジオが美しいなかなか静かで良い曲です。彼女は『金曜日』という役。白黒かと思ったら、エッチが思いっきりカラー。エッチの後の余韻が長い。ベッドが箱舟。乗ってみたい。どうも革命軍が『一年』で、その中に『秋』とか『冬』とか呼ばれる四季協会という組織があり、さらにその下に『十月』とか『二月』の組があり、その月の下には『月曜』、『火曜』とか曜日で呼ばれる人がいる。そんな革命組織の話し。『秋』と呼ばれる女幹部はしょっちゅう部下とエッチしている様子。『十月組』はアメリカの基地に侵入し "WEAPON WEARHOUSE" というところに入るから、どうやら武器とかを盗みにきたらしい。武器は盗み出せたようだが、アメリカ兵に見つかってしまい『十月』は負傷してしまう。約束していた『九月組』は来ず、みなさん慌てるが、やってきた女幹部『秋』たちに助けらる。『十月組』の『金曜日』と『月曜日』がお楽しみのところを冬の軍団『二月組』が急襲する。「『秋』は動かない『冬』が動く」と言い、盗んだ爆弾をよこせと言う。激しいリンチと暴力、拷問でありかを聞き出そうとするところは、赤軍みたいな組織そのもの。『金曜日』の逆さ顔のアップのカットがかっこいい。爆弾は持っていかれるが、『月曜日』『金曜日』は静かに燃える。『秋』と『二月』がエッチ。フーン、おそらく『秋』が色々とたくらんでいるらしい。アメリカ軍から爆弾を盗んだのは東京総攻撃のため。新聞では爆弾ゲリラの記事がおどる。マンションの一部屋。アジトで静かにしている『十月』と『土曜日』。『十月』は負傷した顔に包帯をぐるぐる巻き。「お前はバカだ、半ドンの土曜日だ」というセリフがおかしい。そこにやってきたのは『月曜日』と『金曜日』。『二月組』に爆弾を奪われたことに『十月』は激高する。その中でも『土曜日』はまだ四季協会を信じている様子。彼が語っている間に『月曜日』と『金曜日』はエッチ。そしたら今度は『秋』と『土曜日』がエッチ。『二月組』の急襲シーンでも『二月』が演説している間に後ろでは『金曜日』がやられていたし。ところどころでエッチシーンがはさまってくる。『十月』は『金曜日』に包帯を外してもらうが、その目は見えなくなっていた。その目が怖い。今度は『十月』と『土曜日』のエッチ。背中合わせで独りでしたりもする。モノクロだと思ったら、モヤーっとカラーに変わって絶頂。今度は『十月』と『金曜日』がいっしょにお風呂。やってきた『土曜日』はすっかり『秋』のパシリで『十月組』の見張り。『十月組』を解散しろと言う。自分たちがやるべきだったことをやろうとする『十月』。まずはアジトを大爆発。どんなシーンになるかと思ったら、けっこう特撮。『金曜日』の部屋をアジトにする『十月』たち。そこにやってきたのは高校生を二人連れてきた『月曜日』。高校生を裸にさせてエッチな写真を撮る。これが金稼ぎらしい。しながら撮ったり、女同士でさせたり、この頃からこういう人はいたんですね。激高する真面目な『土曜日』。ここは頭でっかちの『土曜日』と根っから兵士の『月曜日』の対比シーン。そして『土曜日』が変わる重要なところ。『秋』から怒られる『土曜日』。彼の『十月はめくら、おれはつんぼだ』がかっこいい。『秋組』の解散式。店のテーブルに座っているのは三人。『秋』とおそらく『九月』と『十一月』ではないかなあ。かんじんな『十月』は来ない。激しく泣き、わめいて反省する『秋』。『十月』が恋しい様子。彼女の嘆きを代弁するように若き山下洋輔トリオが登場。ここからのスピード感が半端ない。爆破しまくる『月曜日』と『金曜日』。『金曜日』が向かう先は? 残る『土曜日』は『十月』の標的を知りたいが教えてもらえない。街を歩く『十月』の後ろ姿。彼はいったい何を壊そうというのでしょうか。若松孝二監督のインタビュー映像が収録されていて、この映画についての話しが聞ける。相変わらず予告編集が面白い。

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地獄の天使 紅い爆音 [DVDやら映画やら]

東映マークの後は夜のバイク軍団。あれだけ近づいて走ってよくぶつからないものです。一人のバイカー女性がアップになるが、内藤やす子さんっぽい。Fender Stratocaster を弾くギタリスト、『ゴールド・フィンガー』貢とカミソリヨーコは恋人同士。内藤さんがボーカルをつとめるバンドのライブが終わった後は茂みでアッハン。終わった後も「お前の身体から音を聴く」などと言いながらヨーコの胸を触りまくり。アツアツっぽいですがこの後、ある事件で別れてしまう。姿を消した貢。そしてヨーコは刑務所送り。出所したヨーコはバンドを見に行くが、Stratocaster を弾いているのは貢ではない。そのときの彼女の表情がなんともいえない。ヨーコに対してバンドのメンバー、特に内藤さんが冷たい。内藤さんとの仲がどうなるかも見どころ。内藤さんは歌だけではなくてけっこう大事な役どころ。この映画はヨーコがどこかにいるだろう別れた貢を探す物語。そうさせるのは彼女のしょく罪の気持ちなんでしょうが、時の流れは無情にも・・・という展開。ヨーコが出会うやつらにまともなやつはいない。ある男はケガをした薬中毒で、ヨーコは看護師みたいに注射を打ってやったりする。なんだかんだと彼女はやさしい人なのだった。ヨーコが身体を動かなくされて襲われるときの音楽がかっこいい。下っ端やくざの「何しやがるだ、あぶねえじゃねえか」というセリフがなんだかな。森下愛子さんの目と鼻筋のメイクがかなり悪魔。内藤さんや舘ひろしさんの登場も目玉ですが、貢はワイルド7でストラダ5だし、ガードマンはウルトラマンだし、やくざの幹部はディーの人というのも魅力。貢のバンドのもう一人のギターが弾いているのが Gibson ES-330 っぽいけれどインレイとか PU が銀色というのが気になる。Epiphone かと思えばヘッドが違うし。内藤やす子さんが歌う『サタディクィーン』の作詞作曲が阿木燿子さんと宇崎竜童さんでした。クレジットにはモンキーハウスバンドの名前があるので、そのバンドが音楽を担当しているのかも。ギターが寺田十三夫さんでベースには南正幸の名もありました。けんか相手がフラワーキッスという女性グループなんだろうなあと思う・・・たぶん・・・ちがうかもしれない。新人なのに胸まではだけてしまる入鹿裕子さん演じるヨーコの、あわれむような、慰めるような、そんなまなざしがかっこいい映画でした。

ちなみに寺田さん所有の Stratocaster がこれらしいです。

http://www.unique-2.com/strato/index.html

映画と同じ、サンバーストにローズネックだった。もしかすると貢がいなくなった後でステージに立っている人が寺田さんだったのか?

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クローンは故郷をめざす [DVDやら映画やら]

肉体的にクローンはできても魂はどうなるのかという話しだと思いました。登場人物が少ないですが、合法とはいえ、秘密裏に進められているような研究なので、それも不自然ではないです。この映画でのクローンは、受精から育てるようなものではなく、保存されたデータから肉体をそっくり複製してしまうことらしい。肉体的にはクローンされるが、記憶などは当たり外れがあるようで、記憶障害や情緒不安定みたいなクローンも誕生する。赤ん坊から育てられるクローンなのか、いきなり大人なクローンか。赤ん坊から育てるなら魂とかはあんまし重要ではないかも。しかし実用的という意味ではいきなり記憶を持った大人でなければならない。今回は主人公が双子の兄で、幼いころに弟を死なせてしまったという記憶があるところがややこしい。双子を見分ける方法があるが、そこが複製されるか否かというのが複製技術の怪しいところかなと思います。もし確実に複製されれば、複数いる自分に戸惑うことだろう。仮にそれが再生されなかったとしてもそっくりな自分に気が狂いそう。そうならないところが双子であるが故の話し。このあたりがうまいといって良いんだか。考えてみると双子とか三つ子とか、そうした兄弟姉妹がいる人はドッペルゲンガー慣れしているんだろうか。理解が正しければ品川徹さん演じる科学者は『魂』は存在するが、肉体が複製された場合、その魂はどうなるのかということを考えているんでしょうか。『魂』は肉体が無くなっても、死んでしまっても残り、複製はその魂を求めるということか。話しの中で登場する『共鳴』がそれ。故郷に魂は残っていて、そこに帰ろうとするわけか。分かるような分らんような。元のデータがあれば複製できるので、都合が悪ければ死なせてしまえというのが怖い。しかも一気に死なせずにコントロールできることがまた怖い。しかし同じ技術や知識を継承させたいなら、まったく別人のでも良いような気もするが、戸籍が取れないのでダメとかではなくて、まったく別人な自分を見たら余計混乱するためかも。でもこれも10年以上前の話しなので、今なら何でも AI で済んでしまうんだろうなあ。外見さえ気にしなければクローンの需要は AI の進歩に従って減っていきそう。SF の題材もだんだん変わっていくのだなあ。科学技術云々という SF ではない映画。及川光博さん本人がクローンっぽいような気がしました。

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新日本暴行暗黒史 復讐鬼 [DVDやら映画やら]

『日本暴行暗黒史』の第三作目。村八分されている一家の兄が家族の復讐を果たす映画。これほどいじめられていると、いじめている人々がやられるシーンに爽快感を覚える。断然兄を応援する。復讐される人々が口にするのが「人殺し!」なのだが、どの口が言いましょうか。兄は運よく息を吹き返し、母親も直接は死なせてないにしても、あんな大勢でこなければ何もなかったはずです。特に村長。兄のことは死んだと思っているから、残された妹も「死なせてしまえば良い」という大悪人。それに従う村人もアホ。モデルになったのは有名な事件らしいですけど、忠実になぞったものではないです。でも肺病とか病のせいではじかれるところは似ているか。復讐鬼になった細身の吉沢健さんが戦隊ヒーローみたいでかっこいいが、この吉沢さんは新しいところだと『残穢』に『龍三と七人の子分たち』や、さらには『爆裂都市 BURST CITY』にも出てたのかと改めて気が付く。ところどころにピンクなシーンや、近親なんとかっぽいところが出てくるが、それぞれが自然な行為に見えてしまうところがすごい。田舎だからでしょうか。ピカレスクロマンともいえそうですが、復讐鬼になった吉沢さんは果たして悪漢でしょうか。なんといっても村長はじめ、村人がアホな映画だった。完全なモノクロではなくてパートカラー。吉沢さんが村中を駆け抜けるシーンがすばらしい。監督の映画には必ず印象に残るカメラワークがありますなあ。面白がってはいかん内容ですが面白かった。

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ウーメン・イン・ロック(Women In Rock / Girls Bite Back) [DVDやら映画やら]

二ナ・ハーゲンさま登場。赤っぽいタイトルバックが80年代の安っぽさをかもしだす。映画「リキッド・スカイ」を思い出したりもする。オープニングでは二ナさまの歌声をバックに歴代の女性シンガー、ロッカーが映し出される。色々映って最後は動くニナさま。チラチラ見えるパンティがエッチ。バンドのギターの方が弾いているのは Greco の GO だろうか。スリッツのドラマーのインタビュー。なぜバンドを始めたのか、なぜパンクだったのかに答える。ライブの曲がかなりジャングル。テレキャスターのリフがかっこいい。でもパンクな革ジャンのお客さんはちょっと乗り切れていない様子。スリッツやガール・スクールのインタビューがあったりして、スージー・アンド・ザ・バンシーズのライブ映像。スージー・スーさまは青いティアドロップスタイルの VOX ホローギター。ギターは YAMAHA SG。曲はパラダイス・プレイス。1曲とおしてやってくれのが素晴らしい。スーさまの余裕っぷりがかっこよすぎ。SG を弾くマクガフさんの姿もクール。後でヘルプで入ったロバート・スミスさんもかっこいいのだが、マクガフさんのシンプルさもまたかっこよし。ベースのセベリンさんが使っているのはミュージックマン。スーさまが「4年前に別な道があればバンドはやらなかった」「バンドは気楽すぎる」と話すのが新鮮。おそらくロンドンが就職難の時代だったのか。ガール・スクールがバンドを始めてからパンクが到来したのだが、彼女たちが望んでいたものはもっとヘビィな音楽だったと話す。確かにガール・スクールはパンクというよりハードロック。でも昔のヘビメタは嫌いと話す。それはブラック・サバスとかのことですか? そしてガールスクールのザ・ハンター。スタジオライブな様子。ゴールドトップなレスポールを構えたケリーさまの姿がロック。PU の様子からしてレスポール・デラックス。リアはハムバッカーに替えている。もう一人のギター、キムさまは SG。 Firebrand のやつっぽい。ベースはアルミネックのトラビスビーン。ボーカルはケリーさまだがちょっと弱いか。その次はボーカルとベースが女性、ギターとドラムが男性のバンド。このバンドは知らなかった。ジャズベースのようだが、ヘッドの様子からしてアイバニーズのコピーかも。それよりも面白いのがギター。Fender の Swinger または Arrow、はたまた Musiclander を使ってます。アンプに直のような音でその安っぽさが素敵。次のバンドも分からない。ドラムとギターのデュオっぽい。Mania D というらしい。次はまたスリッツ。今度はお客さんもはねている。うれしいことにスージー・アンド・ザ・バンシーズが再登場。マクガフさんはアコースティックギターを手にしている。曲はクリスティーン。映像はほぼスーさまメイン。もう少しマクガフさんを映してほしかった。インタビューで結婚して子供が欲しいなんて話しをするスーさま。「結婚相手がいないと思う?」とインタビュアーを笑って挑発するスーさま。インタビュアーは「いないと思う」なんて答えるが、スーさまのとなりにはしっかりバッジーが座ってたりして、今見るとニヤニヤしてしまう。そして曲はジグソー・フィーリングに突入。走るわ飛ぶわ寝るわ動き回るわのスーさま。マイクのコードはまるで新体操のリボン。マクガフさんのカッティングも激しさ満点。SG が弾きたくなってくる。お客は絶好調。どうやらベルリンでのライブだったのね。次はまた Mania D。変ったギタープレイ。そして再びガールスクール。曲はデモリッション。今度のボーカルはキムさま。ケリーさまより野太い声。インタビューの胸毛話しで笑う。キムはマジで怒ってたりして。次はスリッツがまた登場するのだが、どうもこのバンドは自由すぎるようで、お客さんがついていけなさそう。そしてラストは二ナ・ハーゲンさま。ドイツ制作だから最初と最後はニナさまなんですね。曲はジギー・スターダスト。デビット・ボウイさんの名曲です。演説か?と思わせる出だし。ちょっとヒトラーを思い浮かべてしまった。字幕でバンド名とかは出てこないが、チャプターがバンド名や曲名になっている。スージー・アンド・ザ・バンシーズのライブが細切れではなく、ちゃんと曲を通しでやってくれるところが素晴らしいビデオ。ロバート・スミスさんがギターを弾いているライブビデオもかっこいいですが、このビデオのライブもまたかっこいい。きっとステージ通しで撮ってあるのでしょうから、一度見てみたいもんです。スーさま好きなら見るべきビデオ。

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DS modify 8 [Making]

前にすり合わせたフレットを磨いて、ナット上面を弦が出るくらいまで削って仕上げる。

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忘れないうちにボディにスタンプを押しておく。

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PU のがわを銅テープでアースに落としておく。P-90は裏のシールドプレートをアース。フロントはエスカッションを止めるネジをアースする。

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色々考えてこっちのブリッジは使わなかった。

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フロントはジョニー・ウィンター様の Firebird、リアはジョニー・サンダース様の Les Paul Jr. を意識したレイアウトだったりする。

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DS modify 8
DS modify 7
DS modify 6
DS modify 5
DS modify 4
DS modify 3
DS modify 2
DS modify 1



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