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フリア よみがえり少女(Dictado/Dictation/Childish Games) [DVDやら映画やら]

バルバラ・レニーさん出演。彼女はラウラ。夫のダニエルの目元がきれいすぎて女性のよう。ラウラはなかなか赤ちゃんができづらい体質なのか、養子縁組の話しもしたりする。ダニエルの子供時代の友人で今は疎遠になっていたマリオ。彼が亡くなり、残された娘フリアを一時預かりすることになったラウラとダニエル。それはラウラの熱望で、ダニエルはなんだか乗り気ではない。子供の頃はよく遊んだダニエルとマリオ。いつも二人の後をついてきたマリオの妹クララ。時折挿入される回想シーンで子供の頃に何があったのか段々と明かされてくる。大人のマリオの登場シーンは短いが、彼が何かを非常に恐れていたことがよく分かる。それはいったい何なのか。フリアとダニエルが二人の夜、彼が作る夕食の短いパスタにトマトソースがけがなんだか美味しそう。面白いのは田舎で過ごしているとき、出かけるラウラにフリアが「連れてって、一人でいるのはいや」とお願いするところ。ダニエルがいるというのに。つまり彼が自分を守る者ではないことを承知している。ダニエルが変になっていくのは、フリアがあの人に見えてしまうこと。ほんとうにフリアはあの人がよみがえったのか。彼女が知っていることは前世の記憶なのか。超自然的な話し? 不可解な出来事をどう解決するのかが話しのだいご味。原題の Dictado とは「書き取り」。文を書いてセミコロンとかピリオドを打つ場所とか国語の勉強の様子。映画の中でも誰かがセミコロンとかピリオドと口にする。しかし邦題がかなりネタバレっぽい。「書き取り」じゃカッコ悪い。「ディクタド」ではわかりずらい。どうせなら「フリア」だけで良かったかも。もとをたどれば幼いダニエルとマリオが悪いのだが、フリアがああなってしまったのは、おそらくすり込みによるもの。それもある意味、ルイサによる Dictado かもしれない。もしルイサ、つまりマリオの母親がダニエルに会ったとしたら、また別な話しが続いていたのかも。子供の頃のダニエルとマリオを演じる子役が大人の彼らによく似ていて、ナイス配役。面白かった。


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