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12モンキーズ(12MONKEYS) [DVDやら映画やら]

「ブレードランナー」の次に好きなSF映画。女博士役のマデリーン・ストウさんが素敵である。この後で、彼女が主演の西部劇を見た気がする。ブルース・ウィリスさんといえばダイ・ハードだったが、こんな映画にも出るんだなあと思った。でもSFとはいえ、彼の役どころはそれまでの映画とあまり変わらないか・・・。この映画のあとに「フィフス・エレメント」とかSF映画で良く出るようになった気がする。「アルマゲドン」では宇宙に行ったし。彼のSFだと「サロゲート」も良かった。世界が荒廃した原因を突き止めようと、ジェームズ・コールは地下から地上や過去に送られる。どの過去のどの時点に行くかは不確かなようで、戻った先で彼は少しの足跡を残す。それを女博士が見つけ、コールとの結びつきを深くしていく。それがハッピーになるか、それとも悲しい結末を迎えるか。一方、コールは彼の現在で、荒廃の原因と思われるものも見つける。それを過去でさがすのだが、皮肉なのは、彼が奔走している裏でその原因が着々と進んでいることだ。汗を流し、撃たれ、血を流し、一喜一憂するコール。苦労は必ず報われるというが、そればかりではない。その辺がSF「未来世紀ブラジル」も撮ったテリー・ギリアム監督の性格というか信念か。もっとも重要なのは、冒頭と最後のつながりだろう。タイムスリップものにはありがちなシーンかもしれないが、コールの人生がまた繰り返されるかもしれないことを暗示していて悲劇である。コールが同じ人生を歩むとは限らないが、幼少時の彼の記憶と同じものをだった場合、繰り返される可能性は高そう。ブラッド・ピットさんは、ちょっとキレ気味の活動家を演じている。下手するとコールと女博士よりも出しゃばりそうだが、ちょっと控え目な良い存在感。彼はこの映画にあまり必要なさそうだが、大事なペースメーカーでもある。過去と未来で聴く留守番電話も良かった。まだ携帯が無い世界だった。面白かった。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-3004.html

12モンキーズのペーパーバック

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