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帰ってきたウルトラマン VOL.9 [DVDやら映画やら]

引き続き11月の傑作群を含む巻。名作というより異色作が多い。
33話 怪獣使いと少年
社会ドラマであるとか色々と話題になる回。この話しで良かったことをひとつ上げるとするなら、いつもであれば宇宙人は最期に素顔を見せますが、この回では人間の顔のままだったこと。宇宙人の中でもかっこいいとは言えないメイツ星人の顔を見たら、暴徒と化した人間たちは恐怖で更にムチ打ったにちがいない。ゼラン星人もかなりひどかったですけど。あとはムルチがかなり強かった。北海道の枝幸なのか江差なのか気になる。炭鉱云々だから江差かなあ。
34話 許されざるいのち
『いのち』が漢字の『命』でないところがやさしい。植物と動物を混ぜて新しい生命を造り出してしまった物語。動物同士ではなくて植物というのが面白い。映画『悪魔の植物人間』はもうちょっと後だし、なかなか先を行っているのでは。もしかして人間も混ぜるなんて話しもあったのかもなあ。
35話 残酷!光怪獣プリズ魔
岸田森さんと次郎君のプリズムについての家庭学習ではじまる物語。プリズ魔がかっこいい。南極で眠っていたという怪獣。水晶体をイメージさせます。光があるときには姿を現さず、暗くなると光を求めて活動するということなんでしょうか。前半のウルトラマン対プリズ魔の戦いがシュール。ウルトラマンが苦しむ姿が残像エフェクト(?)でこれでもかと表現されて、当時の子供はけっこう困ったかも。プリズ魔をおびき寄せる作戦が『東京照明オフ作戦』。プリズ魔をおびき寄せるため、余計な街の照明を消すというもの。野球場が舞台なのもめずらしい。郷秀樹の一か八かの攻撃が成功するのかというハラハラドキドキな回。良かったのか悪かったのか異色の終わり方。けっこうハードな展開だった。
36話 夜を蹴ちらせ
大人向けでしょうか、美人さんが揃う回。丘隊員のクローズアップが多い。やっぱり美人です。巨大な女性が登場する珍しい回。そのままの姿でウルトラマンと戦ってくれるとうれしかったがそうもいかんかったのでしょう。ウルトラマンも触るところに困るでしょうから。宇宙人でも吸血と言えばコウモリなんですかねえ。もしかしてコウモリはタコと一緒で地球外からやってきたんだろうか。超音波も分かるらしいし。
これだけひねた作品群を見ると、タッコングや津波怪獣とか、怪鳥がやってくる前後編の王道ドラマを見たくなります。戦いで壊された街がすぐに復興しているのを見ていると、ウルトラマンの時間軸はウルトラQといっしょで前後が関係していないように思えます。しかしウルトラマンの成長とか武器は過去がないと説明できないし、その矛盾が昭和の怪獣プロレスドラマ。昔はそんなこと考えませんでしたけど。それとも政府が有能か国債ジャブジャブで街の復興が早いのか。MAT の実働隊 6人 で間に合っているようなので、それだけ怪獣が登場する頻度が少ないのかもしれない。MAT の裏方さんはたくさんいるんでしょうけど。面白かった。

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