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国連情報監視団 エンジェルターゲット 殺戮天使 [DVDやら映画やら]

岡田奈々さんが出ているので見る。国連情報監視団・ユニショフと経済戦略戦線、略して『ESF』の戦いの物語。狙われるのはバイオマスの技術。筑波学園都市に向かう長谷川初範さんとバイオマスの学者たちを狙う ESF たち。マシンガンで撃たれる脚が痛々しい。メガネのリーダー風の冷酷男は絶対大杉漣さんだろうなあ。新人メンバーの森永奈緒美さんが歩く街並み。90年代に入ったばかりというのはこんな感じだったっけか。岡田奈々さんはユニショフのリーダーなのだがなかなか顔を見せません。新入りの森永さんに対する「誰も味方をしてくれない組織」云々のセリフがかっこいい。岡田さんの後ろ盾っぽいのは「おじちゃま」と呼ばれる久米明さんただ一人。面白いところは表向きは人材派遣会社で活躍するのがほぼ女性。そして岡田さんとそのボディガードたちが芸者さんだったり、剛腕江夏豊さんが力車の車夫だったりする設定は海外向けなんでしょうか。最初の頃の御座敷シーンは思い切り1960年頃の映画風で良い感じ。岡田さんや水野真紀さんも見どころなのだが、なんといてっても小顔な森永さんのアクションがすばらしい。スタイルもすばらしいし。ジャパンアクションクラブ出身で特撮物でも活躍されていた方なんですねえ。『頭より肉体派』設定の水野さんがかすみます。でも水野さんの金髪のカツラはよく似あう。ハッカーの結城めぐみさんが使うパソコンが FM TOWNS。ユニショフのデータベースを表示したり頑張ってます。水野さんの車中電話がでっかい IDO。登場する車たちといい、色々なつかしいです。でもタイトルロールのギザギザなパソコンフォントが今となってはちょっとしょぼい。ユニショフが順調に作戦を進められるかといえば当然そんなことはなく、裏切りや意表をつく展開、想定外など、途中でかなりつらい目に会う。岡田奈々さんのかわいい小顔も険しくなって「ユニショフはバラバラの全滅か?!」と見ている方も(そんなはずはないと思いながら)ヒヤヒヤ。人を殺すシーンがけっこう力をいれています。かなり血まみれ。ある人はバラバラ。マシンガンであれだけ撃てばああなるか。大杉さんの最期も容赦ない。車夫の江夏さんも戦うがやっぱり武器はアレだった。現役時代にやったらプロボクサーが素人を殴るようなもので、プロ野球永久追放かも。飛んだり踏まれたり、戦いにおける森永さんの熱演は賞賛もの。女優さんたちの顔も汚れます。数ある戦いシーンの中で特に素晴らしいのは着物姿の岡田奈々さんの立ち回り。唐傘で舞い、刀でぶった切る姿がかっこいい。ひと昔前の任侠映画を思わせる。着物かと思えば革のブルゾンにサングラスとか高級マンションのベッドでガウンだったり、色々な岡田さんを楽しめる。殺しとアクションばかりではなく、短い中に水野さんと長谷川さんのちょっと大人な雰囲気があったりして、それが「ESF 憎し!」を倍増させるなど色々考えてます。1990年ごろといえばイラン・クウェート情勢や軍事監視とか平和維持活動の安保理決議とかがあったころ。国連の存在がクローズアップされての本ビデオ製作となったのでしょうか。ああ面白かった。

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