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WXIII 機動警察パトレイバー [DVDやら映画やら]

劇場版第3作。これは面白い。主役は刑事と犯人。特車二課とパトレイバーの活躍はラストくらいだし、いわゆるスピンオフ作品と呼べるものか。タイトルもパトレイバーよりも作中で登場する WXIII がメイン。それに第3作を表す「3」も見当たらない。アニメ絵のタッチが劇場版第2作からさらにシリアスになる。作画の線も細く、ヌルっとした感じの動き。麻雀マンガの「哭きの竜」っぽく見えるときもある。このシリアスさの中で太田の豪傑さ加減がちょっとコミカル過ぎ。人体組織とか遺伝子を云々というとビオランテを連想する。劇中のセリフに、生命力と縁の無さそうなガン細胞が実は生命力に満ちているのではないか?と思わせてくれる。電車の中で登場する新聞の年号は昭和75年で西暦2000年。昭和が続いている設定。SF なのだから異論はない。そうすると天皇はなんらかの手段で高寿命を得ることができた世界なのか。もしくは単純に「年号を変えない法案」が国会を通ったのか。色々気になる。高寿命の世界であるとするならギリギリの倫理観の世界かもしれない。連続殺人の犯人は誰なのか、どのようにして WXIII が誕生したのかという話しで進んでいきますけど、それを隠そうとする国や会社のおかしさの方が際立った印象。この隠ぺい体質への批判は第1作から変わらない。見終わるとこの話しにパトレイバーが必要だったのかと考えてしまうが、WXIII がレイバーを鎧にしたり、怪獣映画的な対決シーンとかはパトレイバーが登場するからこそ。暗い夜のスタジアムの中、パトレイバーが逆光の中登場するシーンが印象に残る。おごそかなピアノをバックに展開される情況は熱いながらも、攻撃しながらも逃げる隊員たちや女性科学者の憂う様子が悲壮感を増してくれる名シーン。WXIII の首から頭が男性自身の形に見えたり、鎧の下に女性の乳房らしいの胸が見えるところは、両性具有とか何か意図された造型なのだろうか。最後の気象情報らしいアナウンスでは大連や香港、マニラ、そして富士山などの情報が流れているが、設定された時代と関係しているのか。日本語字幕が付いてくれたのがエポック。ささやくような話しと騒音の差が大きくて、ボリュームを上げると心臓に悪いことがあるので。パトレイバーに登場する犯罪は、その理由が意味をなさなくなることがほとんど。女性科学者は罪の意識を感じていたのか。母娘の愛情による過剰なお涙ください的展開がないところが良かった。いちばんの犯罪は隠ぺいに他ならない。これもまたシリーズ共通。面白かった。


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