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10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane) [DVDやら映画やら]

巨大な生物が街を襲うクローバーフィールドの続編かと思って見たら、何だか雰囲気が違う。監禁と怪しい男の話しが続く。今回は怪物はいなくて人間スリラーなんだろうか。でもガスやら何やら外が危ないという設定もあるので、SF 感もあり。太ったハワードのシェルターは、緊急時用というよりは、自分の趣味用なのだろう。シェルター内の共用スペースなどを説明するシーンは、ドヤ顔は見せずともかなり自慢で得意げな感じ。「ミシェル、念のためにシャワーを」っていったい何をする気なんだ。何かといえば「礼を言え」と言われても、助けてくれと頼んだわけではない。終わってしまえばこのハワード、彼が話していたことのうち事実はどれだけあったのか。ミシェルに何があったのかは具体的に説明されないが、夫に抑圧されて家を出たとなれば、ハワードがしてくることはしこたま不快のはず。つまりハワードが圧制すればするほど逆効果。最初のクローバーフィールドとは趣が違うが、ハワードに関して言えばモンスターそのもの。変に言葉が通じてしまうからだまされてしまう。男のエメットをシェルターに入れてあげたのは感謝されないと生きていけないロバートの性分。そしてえらそうにするため。そして運よくミシェルを手に入れた。それが事故なのか故意によるものなのかは分からない。事故にしてもロバートにはラッキーということだったのだろう。えらいのはエメット。ハワードをやってしまうと思えばいつでも反撃できただろうに。リーダーに自制心が必要だとしたら、彼がいちばんふさわしかったかも、英語字幕がついている。"Let me in" と "Stay with me!" の使い方がよく分かる。あと "Stay in your seat!" とか高圧的な言葉も多い。寂しがり屋もほどほどにという映画。開始早々、ミシェルのシーンで手品みたいに消える酒瓶が面白い。ミシェルを見ていると女性が髪形で変わることがよくわかる。タイトルの意味はラストで分かる。アルファベットの一部がグーンと伸びるタイトルとかエンドロールがかっこいい。古い映画を見ているような気にもなる。「クローバーフィールド」というのはアンソロジーのタイトルのようなものなのか。一話完結のテレビドラマの映画版。ミステリーゾーンとかアウターリミッツみたいな。DVDメニューに「ZOO -暴走地区-」なんてタイトルがあって、間違えて借りたかと思ってしまった。雨・曇り。


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