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妖婆の家(The Nanny) [DVDやら映画やら]

白黒映画。HAMMER FILM ということは恐い映画か。おおぜいの子供が遊んでいる。そこに中年の女性が歩いてくる。途中でハトにエサをあげたりする。手に持っているのはお土産か。途中で花を買ったり、なんだか明るいオープニング。彼女は婆や。彼女をナニーと呼ぼう。泣きじゃくる奥さんヴァージーに色々言う夫ビル。ヴァージーとビル夫妻の元で働いている。なんだかヴァージーは息子ジョーイが恐いと言う。泣くほど息子が恐いのか? 少し泣き止んだヴァージーが歩いて居間に行くシーンが彼女の不安を助長しているようで上手い。娘のことを思い出してまた泣いてしまうヴァージー。過去に何かがあったことを教えてくれる。このあたりで「悪い種子」的な展開のその後的の話しかなあと思ってしまう。ある施設からでてきたジョーイは事あるごとに反抗する。それを治すための施設だったが意味がなかった。しかし見ているとジョーイ対ナニーの構図に気がつく。なぜジョーイは執ように反抗するのか? タイトルロールのクレジットの字体がかっこいい。ナニーがヴァージーの髪をすく、ナニーがヴァージに食事をさせるアップが恐い。人形を見つけたナニーの顔が恐い。ヴァージーの顔がロン・パールマンさんに見えるときがある。「お医者みたい」の台詞は「ベン・ケーシー」と言っているように聴こえた。英語の字幕で確かめたら「You look like Ben Casey」だった。心臓が悪いというペンおばさんにも何かあるんだろうなあ思ったら・・・。回想シーンと妄想の混ざり具合が面白い。あの人がおかしくなっていく様子が良くわかる。「藪の中」的な話しになりそうだが果たしてどうなのか。ヒッチコック的なスリラー。邦題だとちょっとバレ気味。ナニーだけ見ると HAMMER FILM らしいといえる。面白かった。晴れ・寒い。


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