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黒の試走車 [DVDやら映画やら]

大映映画。黒いカバーをかぶったテストカーが峠で事故。これを堂々とすっぱ抜く業界記者。実はライバルの手先。「仕事仕事でキ○ガイですわ~」とは、タイガー自動車企画室長の奥さんの弁。働く日本人です。新しい車の情報を、あの手この手で手に入れようとするタイガー自動車とヤマト自動車。盗聴や、映像から唇を読んだり、まんま産業スパイ。会社の規模が大きいヤマトの方がちょっと分がありそう。馬渡というヤマトの偉い人もけっこうやり手。何せ満州関東軍の出身。軍人上がりで、特務機関の友人まで担ぎ出す始末。何をやっても戦争の続きの気分なんでしょうか。自分の恋人まで差し出すタイガーの朝比奈。彼は恋人から「パ○パンのヒモ」とまで言われる。そんな朝比奈に恋人の宇佐美は手に入れた宝石をつき返すし、おどされたヤマトの営業は情報を渡しながらも、報酬の小切手を破り捨てる。みなさん自分や会社に対するプライドが高い。車の発売日。どちらかがようやく出し抜いたかと思ったら、今度はあの手で追い詰める。小野田に問いつめられる平木、つまり船越英二さんが見せる笑みは、ちょっと変態っぽくて「盲獣」を思い出します。見ようによってはハッピーエンド。高松英郎演じる上司は、やってることはひどいですが、決断力とかポジティブさはすばらしい。中だるみ無し、緊張の連続。最後でようやく分かりましたが、「企画一課」って結局「産業スパイ課」だったんですね。おまけで「キャスト/スタッフ」メニューがあるので助かる。なかなか登場人物の名前と漢字を覚えきれないので。面白かった! 曇り・雨・風。


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