SSブログ

ハング [DVDやら映画やら]

冒頭の衝撃で、タイトルである「ハング」の意味が少し分かる。進めていくともっと分かる。津原が交番の植草を見たとき、もしかして冒頭の子供は津原か・・・と思いましたが、その有りさまを見たときの様子でちがうかなあと思う。よくある話しなら、その場でトラウマがドバーってなるところ。津原は何か不幸そうな過去がありそうでないような思わせぶり。優しそうで不安定そうな人。さすが市原隼人さん。この辺が馳とつながりそう。展開が早くて気持ち良い。これは BEETV で放送ということもあるんでしょう。蓮佛美沙子さん演じるハルカちゃんとか退場が早すぎ。彼女を含め清々しいほど主要人物がいなくなります。馳と津原の戦いがすごい。特に投げ技とか腕固めとか迫力があります。そのときにかかる音楽がちょっと悲しすぎる。途中で、ほんとうに馳がやった犯罪なのかと思ったりする。いったい誰が仲間に、特にハルカに手をかけたのか? みんな首を横に振るばかりで最後まで犯人がわからない。配役や出番の数とか誰が犯人でも困りません。けっこうあの人とあの人なんかあやしいよなあ。堀田も責任感が逆に怪しく映るし、斉藤の素直さもなんだか疑いたくなる。あの人もほんとはは悪いやつだったりして。ハングといえばハングマンで名高達郎ですが、この映画というかドラマがハングマンの前日譚に思えたりします。もしかして市原さんもそうなってしまうのか? 続編とかがあれば見たいです。国家から目をそらさせるには国家の恥部に目を向けさせる。ラスボスな堂島会長の動機というか理由はよくありそうですが、犯罪に政治とか国を絡ませるにはしかたないか。最初はただの狡猾な殺し屋かと思っていた馳が、物語の大事なところを引っ張ったり、主人公の心にまで刺激を与えることになるとは思わなかった。面白かった。晴れ。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-343431.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。