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4分間のピアニスト(Vier Minuten) [DVDやら映画やら]

ドイツ映画。出だしのぶらさがった身体に驚く。どうやら刑務所のようです。刑務所でピアノを教えるクリューガー先生。彼女は老人でナチスの戦争時分から色々と抱えていそうな感じ。同じくジェニーも何かを抱えているようで、それがときどき語られたり、フラッシュバックが挿入されたりする。この辺りのじらし方にムズムズします。ジェニーの行動を見ていると、彼女は何とか障害とかの病気を抱えているように思える。人が良さそうな刑務員のミュッツェさんは、早々ひどいめにあってしまうが、そのおかげで娘さんが見れた。しかし本人はけっこう根に持つタイプだったので残念。少し気持ち悪い人だなあと思ったが、クラシックを愛して、クリューガー先生を敬愛する、純情なお父さんだったんですねえ。先生をジェニーに取られると思って、憎さ100倍という感じでしょうか。正直、ジェニーの過去がどこまで本当のことなのか判断できませんでした。もしかしたら義父の戯言かもしれない。しかし赤ちゃんのことは本当そうだなあ。あと出だしのぶらさがった身体とクリューガー先生の経験がダブるシーンがあるけれど、あまり関係ない。先生の過去について突っ込んでくる記者の興味は、愛についてのスキャンダルか、それともナチに関する汚点か。100パーセント提示されないので、想像するしかないですが、それもジェニーの破天荒さで吹き飛びます。最後の超絶技巧というか、ピアノ版ギターパーカッシブ奏法なパフォーマンスは予想外でした。そういえばジェニーのうなじにハングマンみたいなタトゥーがあるがなんでしょう。それはナチ収容所時代の焼印を連想させるアイコンのようなものか。ジェニーさんと同じ房の女性がジョーン・ジェット姉さんに見えました。刑務所の会議中に映る水槽に入っている魚がサメみたいで怖かった。原題の「Vier Minuten」ってドイツ語で「4分」って意味なんですねえ。ジェニーが自分を表現できる時間が「4分間」。そう考えると自由なようで不自由な世界の象徴かもしれません。面白かった。曇り。蒸す。


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