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レディ・ガイ(THE ASSIGNMENT) [DVDやら映画やら]

LONE WOLF FILM =一匹狼フィルム なんてかっこいい会社名。モノクロの映像。顔に包帯を巻いているらしい女性のモノローグから始まる。女性と言っても話していることは男性っぽい。色々と物騒なことをしてきた様子。そして "REVENGER" のテロップ、ってこの原題は "THE ASSIGNMENT" ではなかったっけ? カリフォルニア州 メンド精神科医院でラルフ・ガレン先生による精神鑑定を受ける拘束衣姿の女医ジェーン。しかしジェーン先生は医師免許を失っており、医者ではない。彼女の罪は殺人。女医ジェーンが語るストーリーと殺し屋フランクが語るストーリーで映画は進んでいく。二人の話しが交差するのはラスト。終わってみればインテリと野獣の対決だが、どちらも機転が利くところは同じ。いさぎよさではインテリの方が上。やっぱり無駄なことはしたくないのか。しつこいのが野獣。彼、というか彼女が与えた仕打ちは最後に分かるのだが、これがまた怖い。そして男と女、その性別が重要な映画でもある。裸でシャワーを浴びるフランク。胸板には胸毛。素っ裸の○コチンにはボカシ。わざわざ○コチンを見せることに意味がある。彼は「男」。そして鏡で自分の身体を見る人。胸には〇ッパイ。そして股間はボカシ。股間を触る手つきからして○コチンは無い。彼女は「女」だった。本場でボカシ付きなんだろうか。フランクが唯一信用するのは犬なのだが、飼い主が貧しくても金持ちでも関係なく相棒になろうとするからという理由が素晴らしい。人間で心を許せそうなのは女性のジョニー。彼女の "Your home is my home" が泣ける。良い人な感じで安心したいが、このまま最期まで良い人なのか、どんでん返しがあるのかなんだか心配。病院に勤めていると言うのも気になる。フランクから性転換手術について相談を受ける男の医者が、かたくなに「胸だけ」と返事するところがえらい。実は医局長が?とか色々予想外の展開を考えながら見る。ジェーン博士が整形や性的適合医学の未経験分野の "lone wolf" となったというセリフは、LONE WOLF FILM に何か関係があるんだろうか。面白かった。

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ICHI [DVDやら映画やら]

座頭市の流れをくむ映画。タイトルロールのクレジットでも原作が「座頭市物語」になっている。まず印象に残るのはボロボロの服。綾瀬はるかさんにあんなボロを着せなくてもと思ったりする。最近の NHK の大河ファンタジーと変わらぬ姿がすばらしい。映像だけで市が離れゴゼになっていく様子が回想されるシーンがすばらしい。幼年の子役から少女の子役へ、そして大人の役者へと変わっていく流れが上手い。彼女の人生が分かるのはこのシーンだけ。市に剣を教えるおじさんが、本筋の「座頭市」だったりして。回想シーンで言葉が出るのは、暴力を振るった相手への懇願だけ。しかし男にやられたら出ていけなんて、死んでくれと言っているようなもの。ゴゼの掟はきびしい。初めての人に血におどろく表情がすばらしい。瀕死の市がフラッシュバックするのはなぜか十馬。手を合わせたときに何かを感じたのだろう。それが生きようとする力にもなっている様子。力なく挙げた手には十馬の手。おんぶされた市はうれしそう。離れゴゼになって会えなくなったおじさんを思い出しているのでしょうか。目が不自由な市には、手の感触や匂いがおじさんの思い出。十馬にそれを感じているのでしょうか。ああ涙。竹内力さんの「分かった!」の後で刀から手を放して両手を挙げる姿がかっこいい。万鬼と戦う時のキズが生々しいし、地面にドサッと投げだされるときの、「まるで物」といった様も痛々しい。市を助けに行った十馬は、自分のせいで彼女が万鬼のところに行ったという負い目か、それともホの字か。しかし悲しい理由があるにしろ、刀を抜けない十馬にイラっとすることがある。良い男なだけになおさら。信じていた窪塚さんがかわいそすぎる。話しの流れに、もしかしてラストは市の出番無し? と思ってしまう。見せ場の十馬対万鬼は、その前の市対万鬼にくらべて強そうに見えない。それだけ市の動きがシャープ。ラストで死んだ役の人はずーっと倒れていて大変だったろうなあ。最後の子供の表情がおかしい。そしておじさんが鈴をくれたように、市も小太郎に鈴を渡す。最後は「シェーン・カムバック!」を地で行く展開。綾瀬はるかさんの魅力は見た目やアクションにもあるが、セリフが明瞭なところではないだろうか。テレビでよくみられる快活な役の時はもちろん、この映画のように小さな声でも良く分かる。何度見ても面白かった。

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散歩する侵略者 [DVDやら映画やら]

富士山の松竹映画。日本語字幕というか日本語ガイドがうれしい。人の名前がよく分かるので。急に変なことを言い出す病かと思ったら、本当に宇宙人? 原作や原案がある映画ですが、淡々と容赦なく侵略されていく様は、黒沢監督の「回路」や「叫」の終末世界に通じるものがある。かわいそうでも立花あきらの最期がそう快。地球人目線だと唯一スカッとする場面。イメージされた概念を奪う侵略者。しかし人間から概念を奪うのはなぜなのか。それが彼らの役に立つものなのか。ただの学習? 全滅させるつもりならそんなもの不要だし、見ていると疑問を解決したいだけに思える。概念を奪う側よりも奪われた側の変化が面白い。「仕事」の概念を取ると「遊び」しか残らないのか。中には取られて良かったような人もいる。宇宙人たちは人間世界で行動するためにガイドが必要だが、そのガイドの心変わりも面白い。それがけっこう重要。彼らガイドが未来を握っているようなもの。ガイドとなった妻、鳴海と侵略者となった夫、真治の侵略前の生活が描かれていないが、最初の鳴海の様子を見るとけっこう不仲だったみたい。それが侵略者によってどう変わるのか。真治たち侵略者は、子供が問いかける「なぜ?どうして?」的に人間を追いつめるが、おそらく教会のあの人には根負けしたんだろうなあ。その人が真治に負けず劣らず異星人に見えてしまうのがおかしい。後は動物相手で困るところも面白い。言葉が通じないとダメだったか。もしかしてサファリパークに放り込んでおけば自滅したりして。侵略者たちは人間の身体を乗っ取っているようだが、ということは彼ら自身の姿がイメージで実体が無いのかも。こうした話しでいつも思うのは、実体の無さそうな意識がなぜ高度な文明を持つかということ。手先・指先があっての文明では無いのか? 彼らがなぜ無線機を作ったりできるのか。それは人の身体と知識をハックしているから? タコとかの宇宙人もそう。触角みたいな手で何を作れるだろうか。念動力で動かしたり曲げたりして作る? 色々考えると、何も持たなくても、人などの生物の意識だけを乗っ取ることができれば何でもできるということだろうなあ。カルトとか洗脳詐欺みたいに。エロくない長澤まさみさんもすばらしい映画。黒沢監督ゆかりの役者さんたちが登場するが、その中でも小泉今日子さんの登場が意外だった。「トウキョウソナタ」の黒沢映画でしょうか? 「首長竜」にも出ていたか。終わってみれば、いちばんのテーマは「愛を奪われた者はどうなるか」ではないかなあと思った。そして最後の真治はいったい誰になったのか。ああ面白かった。

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モーターラッド(MOTORRAD) [DVDやら映画やら]

タイトル "MOTORRAD" の字体がかっこいい。モノクロでもしかして無声映画?と思ったが、カラーで音声有りになったので安心する。襲ってくる黒ずくめライダーたちはお互い何も話さず、阿うんの呼吸で殺していく。彼らの正体は分からない。ヒューゴやパウラが倒した後でヘルメットを取るかと思ったら取らないので顔も分からない。ただ身体の一部に残された痕がヒントになりそう。そしてボーイッシュなパウラがヒューゴに渡すキャブレターと、そのときにヒューゴのスマホの画面が乱れるところがあやしい。もしかするとあの子は一味かもしれないし、脅されていたのかもしれない。生き残りをスカウトするルールとか、一種のゲームとか。「次の狩猟者は彼」だとか。脅されていたから、倉庫番みたいなおじいさんもあんな目に・・・。知らない間に造られていた塀で囲まれた場所は「狩猟場」を意味しそうだし。なんだか人狼ゲームのように繰り返されるゲームだったのかも。などと色々考えてみる。パウラの表情が始終あやしい。ヒューゴのパウラを見る目も段々変わってゆく。ラスト近くでは明らかに敵を見るような目をしている。二人は何かを知っているか察したような雰囲気。しかし観ている方は分からない。ラストのドアの中とか、行きつく先には何があるのか。続編、続々編とかが登場しそうな終わり方。R-15 なのは首をあんなことする処刑シーンのせいだろうか。ただ高いところに立っているだけの黒いライダー。その様子がなぜかかっこいい。そのまま映画のアイコンになりそうだし。続きを作る気満々なことを期待。"MOTORRAD" って「オートバイ」って意味なんだなあ。面白かった。

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セブン・シスターズ(What Happened to Monday?) [DVDやら映画やら]

遺伝子とかクローン物かと思ったら違っていた。意味深な原題にくらべて、主人公たちの関係性そのものズバリな邦題。その関係性はすでに知られているので問題ないか。おそ松さんの六つ子を超えて七つ子の世界。それぞれ一週間の曜日で呼び合い、外出するのは週に一度。外ではカレン・セットマン一択。週休二日だとするとサタデー、サンデーは仕事をしないとして、フライデーも引きこもり気味に見えるが、もしかして週休3日かそれ以上? 人口過密の世界なので、案外仕事もシェアが当然の世界かもしれない。いちばんの見どころは祖父と少女7人の生活シーン。子役の子の目と表情がすばらしい。指を失う件では映画「プレステージ」のボーデンを思い出す。指を付けるという選択肢もあるのだろうがバレることを恐れたか。その指の事故も後々で関係するところが面白い。顔は似ていても、髪の色や形、肉体トレーニングオタクにハイテクオタク、ロマンチスト、反逆者的傾向など、みなさんそれぞれ性格とかが違う。それぞれに明確な自我があるのだから、「一人の女性を演じる私はいったい誰?」的な考えには及ぶのが当たり前。しかし母親的な子がいたり、チームワークや楽観的なことを考える子もいて、なんだかんだとうまくやっている様子。それが壊されていくところがこの映画。原題のとおり月曜日=マンデー=長女がそのきっかけになる。アクション的見どころはウエンズデイのシーン。彼女は日ごろの肉体的トレーニングだけではなく、本能的に戦いを欲しているのか、頭が切れるのか、指をあれしたりするところがすごい。戦うだけではなく、逃げるためにも走る走る。その中で追手である児童分配局を妨害する民衆がそう快。他の映画でもよく見られるトイレの洗面台を叩き壊すアクションが登場するが、本当に痛そう。絶対頭が割れている。区切りとして曜日のテロップが出るのだが、それは七つ子というより実際の曜日の経過。たった数日の出来事。上っ面だけみれば一人っ子政策への皮肉に思える映画。曜日の名を与えられた彼女たちは日分割で生き、一人の人間をシェアしている。これは一つの仕事をシェアすることにかなり近いのではと思う。安易にワーキングシェア、なんたらシェアリングを語ることが、デストピアみたいでなんだか怖い。シェアなんて、最後は自我とか欲が勝ってしまうんではないの? みなさんそろって生き残るのがハッピーエンドなんでしょうが、はたしてどうなることか。面白かった。

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tY:近況119( グラフレット とか) [他]

面白かったページ。

ビートルズの有名な「ロゴ」はどのようにして誕生したのか? - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20181016-how-the-beatles-get-logo/
ショートカット「Ctrl+Alt+Del」の歴史 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20181016-ctrl-alt-del/
「うおお、これがパックマンの開発初期のオリジナル資料なのか!?」岩谷徹さんの企画書に外国人が興奮:らばQ http://labaq.com/archives/51901877.html
1980年代のB級恐怖映画の新聞広告はモノクロだから恐怖度アップ : カラパイア http://karapaia.com/archives/52266073.html
ロシアの伝統楽器「7弦ギター」の世界的中心がアメリカのアイオワ州に存在するわけ - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20181022-russia-seven-string-guitar-iowa/
これがギター1本でメシを食ってきた男の生き様、プロギタリスト・村治奏一にインタビュー - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20100629_interview_muraji/
私が見ているものは一体何なの??ネット民を困惑させた「どう見ても後頭部にしか見えない写真」その真相は? : カラパイア http://karapaia.com/archives/52266238.html
あのビル・ゲイツが尊敬する「Mr.コンドーム」とは一体何者なのか? - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20181025-bill-gates-hero-condom-king/
オーストラリア女性「日本に2年間住んだので…日本のイメージを絵画にしてみました」:らばQ http://labaq.com/archives/51901985.html
重力を超越する20のもの | netgeek http://netgeek.biz/archives/130033
上野の科博で「日本を変えた千の技術博」開催。NEC PC-8001などが展示 ~科学と技術が変えてきた暮らしと産業、文化 - PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1150511.html

Pentel のシャープペンシル グラフレットの 0.5mm と 0.4mm。ふとずいぶん使っているなあと思ってしまった。0.3mm は先が折れてしまった。0.9mm と 0.7mm があったはずだが、どこかに置いてきてしまったか。つかみ具合が鉛筆みたいなところが良い。

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もう売ってないんだろうなと思ったら、まだあった。

グラフレット|商品紹介|ぺんてる株式会社 http://www.pentel.co.jp/products/automaticpencils/graphlet/

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞も受賞していた。

シャープペンシル [グラフレット] | 受賞対象一覧 | Good Design Award http://www.g-mark.org/award/describe/44639

ひと段落ついたので掃除機の掃除をしたらかなりたまってた。

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このベースの人がかっこいい。 Video Premiere: Linus Klausenitzer’s Bass Playthrough of Obscura’s “Diluvium” https://www.notreble.com/buzz/2018/11/02/video-premiere-linus-klausenitzer-bass-playthrough-of-obscuras-diluvium/

けっこう好きなギターたち。

Epiphone Les Paul SL[トレードマーク] Electric Guitar http://www.epiphone.com/Products/Electrics/Les-Paul/Les-Paul-SL.aspx
Epiphone Les Paul Express http://www.epiphone.com/Products/Electrics/Les-Paul/Les-Paul-Express.aspx
Epiphoneのエントリー・モデル5本をROLLYが弾き倒す!|特集【デジマート・マガジン】 https://www.digimart.net/magazine/article/2018032703114.html
Les Paul SL[トレードマーク] は、Les Paul というよりは Melody-Maker な感じ。そしてビザール。
Les Paul Express は Duo-Sonic と似たようなスケールっぽい。ボディがもう少し大きければ普通に使えそう。
Epiphone / Les Paul Express Ebony

Epiphone / Les Paul Express Vintage Sunburst

Epiphone / Les Paul SL Ebony

Epiphone / Les Paul SL Heritage Cherry Sunburst

Epiphone / Les Paul SL Pacific Blue

Epiphone / Les Paul SL Turquoise

Epiphone / Les Paul SL Vintage Sunburst

面白いのは現行ラインアップに Les Paul Jr. 的なものが無いところ。同じような値段なら、2PU 以上のものが選ばれるのかもしれない。Gibson USA じゃ 2PU の Les Paul Special っぽいのを Les Paul Jr. で売っているし。
Gibson USA / Les Paul Junior 2016 Vintage Sunburst

こういうリーズナブル、バジェット・プライスなギターがあると、作ることがなんだかなあと思ったりする。 特に本家 Gibson とヘッドの形が変わらないような Epiphone の変形ギターとか。そういえば変形ギターにアーティストモデルが多いのもそれが理由だろうか。

RS Guitarworks とか オーダーメイドブランド で出しているようなモデル。これも安い方だと思う。

【Bacchus】グローバル・シリーズによるインパクト抜群の限定モデルとして人気を博した“BFV-HYBRID”に、FV×TLハイブリッド・スペックを採用したバージョン2が登場! - こちらイケベ新製品情報局 http://www.ikebe-gakki-pb.com/new_product/?p=40195
本家の値段を見たら、こっちになってしまうよなあ。

Ibanez にもあるっぽい、チャンバーボディのフレットレス・ベース。 gg181105-1.JPG

Cort B4FL MHPZ Fretless Bass Review - Bass Musician Magazine, The Face of Bass: https://bassmusicianmagazine.com/2018/10/cort-b4fl-mhpz-fretless-bass-review/
B4FL MHPZ < Cort Guitars and Basses Official Website: http://cortguitars.com/en/product/product_view.asp?qCate=00003&qSeries=0&qProdTag=&qPack=&qNew=&qKey=all&qWord=&idx=1291
Cort B4FL MHPZ Open Pore Trans Black Burst 4 String Bass | Reverb: https://reverb.com/item/15821150-cort-b4fl-mhpz-open-pore-trans-black-burst-4-string-bass-guitar
こういうのが 80000円くらいで買えるのだから、なんともなあ・・・

St. Vincent モデルのデザインはほんとうにかっこいい。ハイエンドなビザールというか、なんというか。誰のモデルにしろ、4対2のヘッドは Ernie Ball Music Man のこだわりでしょうか。

Disruption by Design: The Ernie Ball Music Man St. Vincent Signature Guitar - YouTube

このベースの人がかっこいい。

Video Premiere: Linus Klausenitzer’s Bass Playthrough of Obscura’s “Diluvium” https://www.notreble.com/buzz/2018/11/02/video-premiere-linus-klausenitzer-bass-playthrough-of-obscuras-diluvium/



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ユリゴコロ [DVDやら映画やら]

こういうのを述懐ミステリーと言うんだろうか。殺人のトリックとかではなくて、「実はあの人って」とか、人と人の交差を楽しむ映画。アレの前にボトルをラッパ飲みかと思ったら、ちゃんとグラスに入れて飲むところが、暴力と正気の狭間にいることを現わしているようですばらしい。ドアを一発で蹴破れなかったり、最後には手を回して開けるのも現実的。松山ケンイチさんがかっこいい。多分あのときの人なんだろうなあと思ったらそうだった。吉高由里子さんのイっちゃった感に負けてない佐津川愛美さんの安定な役っぷりが見事。何だか頬がこけてしまったように見えるのは役作りか髪型によるものか。中学時代を演じるのが清原果耶さんのイカレ具合もけっこう自然で恐い。あの後はあのまま去ってしまったのか。服にくっつく「ひっつき虫」が吉高さんにとっての何か象徴のように描かれていて、何かをするたび溜まっていったそれが、エッチというか愛によって消えていく様が鮮烈。エッチでの「ひっつき虫」のイメージや、人ごみが背の高い草むらに見えたりするところも面白い。子供が池に落ちてアレしてしまうシーンは非常にリアルで恐い。この子供や吉高さんの少女時代の子など、最近の子役の方はみなさん演技がうまい。大人も大変。少女時代に人形のアソコに注入するところは、大人の目から見ればエッチ一択に思ってしまう。彼女も大きくなるわけで、そのときに人形の思い出をどう感じたものか。いちばん印象的なのは松山さんの黒いコートと吉高さんの赤いコート。結局、松坂桃李さん演じる息子が読んだものは全部アレっぽいが、料理屋のコックと丁稚だけはやられてすっきり。この役ではもう家具屋のほのぼの CM には出れなさそう。いちばん見たかったのは後半の山千商会での出来事。どんな風にしてああなったものか。あの人のユリゴコロ能力10000% だろう戦いが見たかった。案外撮ってあったりするものか。最近はテレ東でのアクションも話題になったし。口から泡を吹いてるようだったので、何かクスリでしょうか。ダムの上、吉高さんが飲まされた錠剤はなんだったのか? 旦那さんが持っていたあれだったら、すぐに効果が出そうだが。 ささやきと叫びの音量差が大きくて字幕がほしい。叫びに合わせると静かなセリフがちょっと聴こえない。あと登場人物の漢字名が分からない。スマホとかパソコンが出てこないところが素敵。息子の血は清野菜名さんが抑え続けるのだろうなあ。観る人によるんでしょうがハッピーエンドだと思いました。今後何があっても安心。セコムが付いているようなもの。エンディングの歌詞はわりかし映画の内容に近い気がするが、ちょっと元気良すぎ・明るすぎかなあと思った。なんだかんだいって殺人犯の話しだからなあ。けれどもウツな感じを晴らすにはこんな感じがいいのかも。でも面白かった。

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Making HB 18 [Making]

ボディに組み込む。PU はエスカッション無しで取り付くようにした。

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トップを取付け。

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こんな風になる。

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裏はこうなった。

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色々ピエゾの位置とかを試したりしている。

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ネックがモヤモヤする。

横一連の Fender スタイルはどうも合わない気がする。

あとトップを押さえている飾りも。

それからテールピースも。

うーん。

Making HB 30
Making HB 29
Making HB 28
Making HB 27
Making HB 26
Making HB 25
Making HB 24
Making HB 23
Making HB 22
Making HB 21
Making HB 20
Making HB 19
Making HB 18
Making HB 17
Making HB 16
Making HB 15
Making HB 14
Making HB 13
Making HB 12
Making HB 11
Making HB 10
Making HB 9
Making HB 8
Making HB 7
Making HB 6
Making HB 5
Making HB 4
Making HB 3
Making HB 2
Making HB 1



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空人 [DVDやら映画やら]

空人と書いて「くうじん」と読む。あって良いはずが無い戦争、特攻から 60年を経てようやく動き始めた二つの家の物語。現代。後から分かったが場所は山形 天堂。老人が息づかいも荒く、けもの道ような山中の坂を歩いていく。手には新聞紙でくるんだ供え花。途中で倒れたり、栄養ドリンクを飲んたりして、本当にきつそう。そして目の前に開ける風景にはゼロ戦たちが飛んでいく。時代変わって 1945年。北関東の海軍航空隊。清水は特攻隊に志願する。特攻兵たちは九州南部の特攻基地に移る。清水は尻を叩かれ立つこともできないところを先輩の阿部先輩に助けられる。阿部が問いただすと、清水は軍隊長に特攻は愚劣な作戦だと話したという。それは彼らが乗る戦闘機が、整備兵たちが試乗するのも嫌がるほど、飛べば空中分解するだろう代物だから。それではなぜ農村出の清水が志願したのか? それは地元に戻ってもすることがないから。隊員たちは阿部の妹、静子の写真を見て「べっぴんだ」とよろこぶ。阿部と妹は両親を早くに亡くしていた。阿部は静子の写真を清水に託す。この清水が冒頭の老人。現代、清水は阿部の墓参りに来たのでした。その頃、東京の橋本商会に息子夫婦の元に父親が病院を脱走したと連絡が入る。清水は今、橋本姓となっていた。面倒くさがる息子。親子関係もギクシャクしている様子。清水は墓参りのあと、偶然にも阿部静子の娘、キワと出合う。彼女が高橋かおりさん。母親の静子はすでに亡くなっていた。清水はキワに阿部醸造に案内される。キワの仕事を待っている間、キワの姿に何かを見ているような清水の表情が秀逸。彼ははキワの大叔父に先輩の最期を報告し、託されていた静子の写真を渡す。そして大叔父から先輩が妹宛てに出した「清水がお前に会いに来る」と書かれた手紙を見せられる。大叔父は生死の分からない清水を待たずに静子を結婚させたが、それは幸せな結婚ではなかった。キワは子供のころ、母親はいつも清水のことを話していたと言う。家に泊まった清水は阿部が幼いころに作ったと飛行機の模型を見て、特攻の日の事実を話す決心をする。それは静子に会いに来れなくなった理由でもあった。その事実に大叔父はショックを受け、清水を突き放すように席を外す。大叔父やキワに謝り家を出る清水。帰りの道中、キワと話していた清水あることを決心する・・・という話し。映画の中で登場するムカサリ。天童、若松寺に伝えられる"あの世での結婚式"。映画の中の住職のセリフでもあるとおり、死者の霊を招いて行うムカサリは実際には行われていないと思われる。ただ劇中では特例として「死者に連れ帰られぬようとりおこなう」とされていました。細かいことをいえば戸籍や相続権とか、前の家族はどうなるのかとか色々あるでしょうし、妻の介護をいっしょにしてくれた東京の義理の娘も色々複雑でしょうし。ムサカリの「婚礼」ではなく「絵馬」の奉納くらいにした方が良かったのではと思ったりするが、親族や近親者が集まる風景やその中で執り行われる式も映画のだいご味。きれいな高橋さんも見れるし。ムカサリを終えて、大叔父やキワともいい関係となり、東京に帰るまでなごやかな時を過ごす清水だが、夢見が悪いとか変なものが見えてしまうとか、罪悪感が残っている様子がリアル。キワも清水に親切すぎるように思えるが、母から聞かされていたことによる親近感や、悪かった父親にはできなかった孝行をしたかったり、やさしい父親へのあこがれがあったということだろう。年の差恋愛話しにならなくて安心する。阿部醸造の制服に着替えた高橋さんの脚の細さがすばらしい。高橋さんの「もうおばさん」「独り身」のセリフがなんだかジンとする。ボランティアの介護士姿もめずらしい。プラットホームを走る姿も美しい。ラストカットが高橋さんと言うのも印象的。清水の息子がキワを見たときの驚きの意味が知りたい。単に「良い女」とか「惚れた」という感じ? 月山の旅館が素晴らしい。特攻のパートでは隊員たちが尻を叩きまくられる姿が印象的。「脱獄ドクター いのち屋エンマ」の監督さんとは知らんかった。女子高生麻雀の「咲」もこの人だったのか。プロであれば当たり前なんでしょうが、色々な映画を撮る人。面白かった。

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