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バンド・エイド(BAND AID) [DVDやら映画やら]

出だしからキッチンの皿洗いをめぐって夫婦のののしり合い。ナチにホロコーストにしゃぶるとかなんだとか。アナが車内で吸っている口紅みたいなのはなんだ? セラピーを受ける部屋の目盛りがなくて針が短い時計が面白い。何か心理的効果がありそう。関係を修復しようと言葉を「歌」にして話しをしだすアナとベン。それが気に入ったのかアナはバンド活動を提案する。ガレージで楽器を探して現れる Fender っぽいツィードや黒いハードケース。ツィードには Musicmaster Bass、黒い方には Stratocaster。おそらく Fender だと思うのだが、スポンサーの都合上か何なのかヘッドのロゴが消されている。ベンが持つ Strato のピックガードがちょっと汚い。Musicmaster Bass はブッシュ付きの大きなチューナー・キーのもの。ハーモニカホルダーにピザをはさむというのは初めて見た。自堕落なベンだけかと思ったらアナも同じ事をしていた・・・。どうも二人は嫌い同士ではないらしい。ケンカのトップ12リストを作ろうとするし。問題はエッチ方面だけなのか? 性依存症のデイブが加わってガレージで演奏する曲が良い。デイブの「まったく共感できない」としながら「永遠のラブソングだ」という感想も正直。彼は面倒くさそうだがウソはつかなそう。2曲目はケンカしながら曲になっていく。3曲目はオープンマイクのリベンジ。デートと食べ過ぎ、愛しているならウソをという曲で、衣装が三回くらい変わる。何度もオープンマイクに登場したということだろう。デイブのドラムが上手い。最後は映画「セッション」状態になるかと思った。4曲目はアナ一人のオープンマイク。Strato を持ってステージに立つが、ベースのつもりで弾いているっぽい。エンドロールのクレジットによるとアナの人が作詞し、曲作りにも参加していて、他の二人といっしょに演奏もしている様子。この映画の監督や脚本も書いているし多才な人。「イケア」と歌っているような曲もアナ役の方が作っていた。「自分ガー、自分ガー」はダメなのよという映画。そして Musicmaster Bass というチョイスがすばらしい映画。アナの身体と Musicmaster Bass の大きさやデザインがとてもよく似合っている。同じショートスケールでも Mustang や Gibson SG ベースとかが選ばれなくてよかった。でも Hofner の Violin Bass あたりは許せるかもしれない。しかし Fender ほどアメリカ臭さを感じさせる楽器はない。多々ある音楽が関係する映画の中でも100点。バンドで成り上がろうではないところも良い。映画の宣伝用だろう MV も良かった。


GEOの紹介ページ
https://rental.geo-online.co.jp/detail-436629.html


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