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ガッジョ・ディーロ(Gadjo Dilo) [DVDやら映画やら]

結婚式の風景が面白い。花嫁の父は迎えに来た新郎に散々悪態をつく。みなさんの生活がワイルド。女性たちの洗髪風景が豪快。花で洗うのか。野外で上半身裸で先発しながら見られると文句を言う。男が掃除をすると文句を言われる。男の掃除姿を見た女性は「ホモじゃね?」と話す。匂いがしてきそうなワイルドなエッチ。年寄りを敬う気持ちを誘っておいて、アレさせてくれという老人がワイルド。イシドロは飲み屋で外国から来た女性にちょっかいを出すし、老いてますますやりたい盛り。出だしでステファンが氷道を歩く姿がほんとうに寒そう。踊りながら皿を割っていくのがワイルド。やりたいときに話しかける「あそこの毛を〇〇で感じたい」とか言葉がワイルド。フランスからやってきたステファン。彼はロマのノラ・ルカという女性歌手を探しに来た。それは父親が残したテープに吹き込まれていた歌だが、彼の父親も実際にロマと会って録音がしたものだろうか。ロマは疎まれているが、自分の土地にふらっとやってきて住まわれれば誰でも文句を言うだろう。しかし遠く離れた人々からみればその文化に価値を見出す。サビーナは「ベルギー人なんて!」と文句を言うがフランス語を喋れたりする。おそらく過去に男性となんかあったんではないかなあ。ステファンはロマたちの演奏を録音して回る。彼が使うポータブルレコーダーが DAT。けっこうかっこいい。バイオリンやツインバロムなどによる演奏の他、歌だけの人もいる。その他にサビールが他の国で経験してきたことをノートする。サビールが歌いながら泣いたりするが、字幕が無いので歌の内容は分からない。おそらくはロマたちの歌で過去の悲しい経験のことなのだろう。最後の絶叫が鬼気迫る。あんなことされている裏でイシドロたちは何も知らずに演奏して日銭を稼ぐ。こわれているのか修理待ちなのか、木陰に放置されたコントラバスたちが悲しい。演奏風景は多々登場するがギターが出てこなかったことがさみしい。弦楽器はバイオリンやコントラバスで、やっぱり弦を擦る楽器は音量が違うんだろうなあ。最後のステファンのテープをあーだこーだする行動がちょっと分からなかった。ジプシー、ロマたちの生活、そしてしいたげられるロマをありのまま映し出すノンフィクション的映画。曇りと雨。


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