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脱獄ドクター いのち屋エンマ [DVDやら映画やら]

「119番面会だ」と呼ばれる囚人らしい男。よだれダラーでなんだかやばそう。彼がエンマ。なぜエンマかと思ったら名字が円馬だった。彼を呼ぶ刑務官、出門現太が深水元基さんだけあって、ただの刑務官ではない役柄。タイトル通りエンマは刑務所にいながら手術に関わることになるが、その方法が面白い。もしかして夜しかオペ出来ない? まあ昼間は寝てればいいかもしれませんが。あやしい自称看護婦の女、千住花音がエンマに近づく。闇社会に通じてそうな彼女だけではなく、一流病院の院長や医者たちも関係してくる。患者の命のためや権力など、清だくのみ込んだ闇の医療。腕の立つ外科医エンマは花音たちの思惑に利用されるが、従わなければならない理由が妹。でもこれはだまされてるんでないの?と勘ぐってしまう。バチスタ手術で登場する心臓がけっこうリアル。これはこだわりっぽい。倒れた女医、七海夕子を目の前にしながら冷静に予定の患者を処置するエンマがクール。この辺りで夕子のエンマに対する複雑な思いが分かってくる。次のオペは何だ? とワクワクしていたら、ドーンと「往診編」のテロップで終わり。また続くようだ。エンドロールで役者さんの名前に役名が並記されているところがすばらしい。原作が漫画ゴラクだった。松本若菜さんが出ているから見たが、彼女は重要な夕子役でエンマと同期。医療の理想を追いながら院長にちょっとアレしたり、野心的でありつつ患者思いな女医。そして彼女とエンマの逮捕には何があったのか? 松本さんでなくてはならないミステリアス感。エンマ役の同じライダー出身の役者、須賀さんの男っぷりもかっこいい。彼と刑務官の関係もだんだんと深くなっていきそう。あと妹のことも分かるかも。考えてみるとこの映画における松本さんは、女優業的に「民事介入暴力」シリーズの高橋かおりさんのような存在に思える。DVD とかだと映画予告とか DVD の宣伝が収録されているのが普通だが、「ニャンニャンできるアイドル~」とか名古屋のキャバクラとか宣伝があった。おまけに店の男性アルバイトまで募集してたりする。特典映像でメイキングもついていた。看守部屋とか病室のほとんどがセットというのがおどろき。もしかして密談花咲く院長室もそうなんだろうか。深水さんの撮影がたった一日とは。松本さんの役に入っているのだろう表情の変りようとかセリフ合わせシーンでもかなり感動。その反面、出番無しのときと終わったときのはしゃぎようがかわいい。これだけでも見物。面白かった。


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