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地獄に堕ちた野郎ども(THE DAMNED:DON'T YOU WISH THAT WE WERE DEAD) [DVDやら映画やら]

ロンドンパンクで初めてレコードを出したバンド、ダムドのドキュメンタリー。最初期のメンバーによるライブ風景は少ない。どれも断片的。キャプテンが Fender Musicmaster Bass を弾く姿がかっこいい。小さいベースはちょっと大きいギターのよう。カラー映像では Rickenbacker や表面にメタルを貼ったようなバイオリンベースも弾いている。キャプテンはベースのままソロになってもベースヒーローになっていたかも。モッズ対ロッカーズの場でもあるブライトンのきれいな浜辺が映る。そこはオリジナルギタリストのブライアンの居場所。ブライアンが作った「ニュー・ローズ」をガンズ・アンド・ローゼスがカバーする件の話しが面白い。曲を作ったブライアンにとってはお金に関係する大変な事態。「パンクはマネしやすいために残っている」と言う。「ラモーンズなら誰でも弾ける、そこから発展するためパンク」というのは何だか分かる言葉。誰が奏者でもダムドの素晴らしいところは彼らの演奏力だろう。一般のパンクと比べれば異常に高い演奏力。そして歌が上手い。キャプテンの後任となったローマン・ジャグさんは「エロイーズ」とかをヒットさせた時期にいても「へたくそ!」とか「キャプテンを出せ」とか言われてかなりかわいそうな状況だったらしい。腹が出ても半裸になるキャプテンはすごい。キャプテンの「なぜ正当に評価されないんだ?」という疑問に、「ステージでケツを出したり裸になるやつはまともじゃないから」と言われてしまう。映像ではケツを出してファンで冷やすところを見られる。「音楽を仕事だと思ったことはないから俺たちは永遠の不良」は名言。ただのバカっぽいミュージシャンではない。キャプテンの語る便所掃除バイトの話しまで入れる必要あるの?と思うが面白いのでしかたない。ストラングラーズのベーシスト J.J は「失業や政治的なことを訴えなかったことが、ダムドが社会的に注目されなかった原因」と冷静に話す。しかしキャプテンは「労働者を助けようなんて俺じゃない」と言ってくれる。パンクロックと言えば労働者云々とか政治云々とかになってしまうところだが、彼はただ楽しみたいだけだったのだろう。ステージでのバカな格好を見てもよく分かる。それが彼にとってのパンク。逆にそれであるから今でもやっていられるのかも。社会情勢何てあっという間に変わる。ダムドが続くことができた理由のひとつは、ボーカルのデイブ・バニアンさんが参加し続けていることもあるだろう。彼はメンバーの中、見かけにおいて一人だけ浮いている。特にキャプテンとは正反対。白塗りのドラキュラ、ゴシック、ひらひらのニューロマンティック、ギャングとか色々と変貌しながら、今はジョニー・デップみたい。ダムドの歴代ベーシストたちのガンの話しが怖い。ダムド以前にクリッシー・ハインドさんや、クラッシュやジェネレーションXのメンバーが在籍していたバンド、ロンドンSS が絡んでいたとは知らなかった。ラットとブライアンが抜けてダムドは解散する。その後でモーターヘッドのレミーとドゥームドというバンドを始めるが、ラットの呼びかけによりまたダムド開始。ダムドの音楽を作っていたブライアンからしたら、「ダムドは俺だ」くらいのこだわりがあるだろうし、オレがいないのにダムドと名乗るなくらいの思いだろう。わだかまりがいっぱいのバンド。ジェフ・ビアフラさんとかなつかしい人がたくさんインタビューで登場する。"Never Mind the Pistols" の Tシャツがおかしい。デイブが語る「日本限定で盤を売って、その金でニューアルバムを録音した」という話しが興味深い。日本限定盤ってそんな意味もあるんだなあと思った。ドラマーの Tシャツが「力王」だった。ブライアンが使うのはナチュラルの Fender Telecaster。ダムド初期のライブ映像では Gibson SG を使っていた。70年代初頭のものだろうか。キャプテンは ES-335 や SG風 なギターをよく使っている。おそらく ESP か Ltd ブランドだろうか。元マネージャーアランやビリー・アイドルの顔がなんだかサンダーバードの人形みたいだった。日本で新幹線に乗るシーンも登場する。ただのパンクバンドだと思っていたが、バンドの人間関係とか性格とか色々あってすばらしいドキュメンタリー作品。


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tY:近況99(Radiko, Logicool G700 マウスとか) [他]

面白かったページ。
名作SF映画「ブレードランナー」のシンセサウンドはこのようになっている - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20171023-synth-sounds-of-blade-runner/
知られざる「&」の歴史、幻の27番目のアルファベットだった - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20171025-history-of-ampersand/


Logicool G700 のスプリングを探す


G700 のホイールを支える失くしてしまったスプリングの代わりにクッションゴムを使っていた。

スプリングの代わりにゴムを使う:tY:近況96(ADSL、Logicool G700 G300S マウスとか)

思い立って、100円ライターのスプリングを使ってみようと考えた。チルチルミチル型とか電子式とかで色々なスプリングある。
今回試してみたのは右の二本。左の4本は電子式ライターのもので、太くて使えない。

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穴に入るスプリングを選んで立ててみた。

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カットする。

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穴に入れて、ホイールとかを戻して試してみるが、ホイールを押しても反応しない。ちょっとバネが高かったよう。

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ふた山ほどカットする。

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反応してくれるが、押し方によってはホイールのチルトスイッチも反応してしまう。とにかくまっすぐにグラつきなく押さないといけない。

ノギスで測ってみたらスプリングの外径は 2.2mm だった。

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クッションゴムのときよりホイールを押し戻す力が強くなったのか、ラチェット無しのフリーホイールの回転がよりスムーズになった気がする。

2時間くらい使ってみたが押した感じが重いので、スプリングを調整してみる。
2.2mm では固いのかと思い 1.9mm のスプリングを使ってみる。色々試すと長さは 5mm くらいがちょうどよさそう。

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穴にはめてみる。バネの山数を減らし、低くなった分はバネを延ばして高くするのがよさそう。

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結局1.9mm を使う。2.2mm の方が穴にピッタリ合うが、調整している間にどこかにとばしたりしてしまって、失くしてしまった・・・
しかし 1.9mm の方がほどよく力が弱くて良い感じ。ホイールボタン押下時にホイールチルトのスイッチに触れてしまうのは、強い力で押さなければダメだったからだろう。
元々ホイールボタンは使っていなかった(というかバネを失くして使えなかった)ので、どんな押し具合だったか覚えがない。ボタンに追加したい機能があって、ホイールボタンもきちんと使えるようにしたかった。

電子ライターの場合、太いバネが使われている。石をこするタイプのチルチルミチル型のライターが良さそう。小さい石を支えているバネの方が径が細い。どれも同じバネかは分からないが、少なくとも電子ライターはやめた方が良い。もったいない。

ラチェット付きホイールのマウスとなると ロジクールなら G502 を選ぶしかなさそうだが、駆動時間が短いとはいえなんだかんだいってワイヤレスとしても使えれば便利。しかし G700S とかを探すとゆうに 1万円を超える。すべり止めにゴム素材とかゴムコーティングを使っていない点も良い。表面が劣化しないので長く使えてしまう。G700 というのは価格と性能のバランスが良かった製品だったのかもなあ。同じ製品を作らない理由が分かる気がする。

ついでに右左クリックのスイッチに接点復活スプレーを使ってみる。ときどきチャタリング気味になったりする。前にスイッチを交換した時に用意したスペアはあるのでまた交換するかと思ったが、もったいないので、Web で接点復活剤で処置した記事を見かけたので試してみる。

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紙テープで土手を作り、白い部分に少しずつジュワっと吹きかける。後はとにかくカチカチやってなじませるだけ。というかそれしかやりようがない。

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さらに右左クリックが上カバーに当たる部分に紙テープをはさんでおく。ちょっとはカチカチ音が小さくなるかと思ったので。カバーだけのときに試したら効果はありそうだったが、組み立ててみるとあまり変わらない。少しこもり気味になった気もする。スイッチ本体による音が大きい様子。

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竹中直人~月夜の蟹~|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~ https://www.tbsradio.jp/tukiyo/

10月30日のゲストが仲井戸“CHABO”麗市さん。古井戸時代からのファンである竹中直人さんの緊張がうかがえる。
意外なことは、古井戸、ジャンジャン時代のチャボさんが飲んだくれていてたこと。いつも泥酔。マンドリンでリードをとるときは座って弾いたらしいが、そのときは寝てしまったらしい。そして何ともいえない不思議な衣装はお母さんのお手製。
あと2週あるので楽しみでもある。

K's TRANSMISSION FM NACK5 79.5MHz エフエムナックファイブ http://www.nack5.co.jp/program_77.shtml?date=2013-02-15

10月27日の K's TRANSMISSION のゲストはなぎら健壱さん。中津川を振り返るということでマニアックな話しが多数。なぎらさんの歌がレコードに入るとき、契約を交わした覚えがないと言ったら、飛び入りで順番待ちのときに書いた書類が「歌は自由に使わせてもらいます」という書類になっていたらしい。
しかし中津川よりも、当時の半券や写真とか、貴重な資料を出版社に貸し出したがすべて戻ってこなかったというのはひどい話し。坂崎さんも古いビデオが戻ってこないとか嫌な目にあっているらしい。



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パンク・シンドローム(KOVASIKAJUTTU/THE PUNK SYNDROME) [DVDやら映画やら]

フィンランドのパンクバンド、ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァトのドキュメンタリー。カリさんのドス声・ダミ声ボーカルがパンク。この人は人相とか雰囲気もパンク。フットケアのシーンが面白い。気持ちよさそうなのに嫌いなのか。スケジュールを決められるのが嫌なのか。演奏されるどの曲もすばらしい。恋の歌よりも「少しの敬意」とか「議員」「国会」とか社会性にある歌詞が多い。「ペルッティはコーヒーをもらえない・パーティできない」の歌詞は、こんな経験があったのかと思い、想定外だった。曲もすばらしい。「国会嫌いだ!」のギターソロがシンプルながらもかっこいい。リフはほとんどペルッティさんが作っている。彼が使うのが Gibson Les Paul Special。黒いカバーかテープのようなものが貼られていて歴戦な感じ。4人がそれぞれ性格が違っていて面白い。カリさんは見た目通りのワイルド者。いちばん若さそうなトニさんは普通に純真な子供。恋もよく分からない。あたりを配慮するのかいつも微笑んでいる表情が多い。大きいサミさんは堅実で現実的な性格。しかし現実にはカリさんも同情するくらい落ち込んだりする。バンド名でもあるペルッティさんは気弱そうに見えるがムードメーカーで、メンバーを鼓舞する役であり、いちばん子供でもある。そしていちばん孤独に弱そう。ドイツでのモノローグや、一人で散歩するシーンで彼の孤独がよく分かる。このシーンを含め、メンバーの性格を現わすシーンは観ている側にとても分かりやすい。バンドのマネージャー、カッレさんもけっこう大変。ウ〇コ臭いと言ってしシャワーも浴びさせる。このシーンではペルッティさんがスッポンポン。カリさんはカッレさんに小作りの方法を聞く。トニさんはそのビデオを見るが、その後で外でタバコを一服する姿が印象深い。小づくり行為がかなり衝撃だったのだろうか。EP が出来上がったときのよろこびようもすばらしい。カリさんの結婚パーティに出ているバンドのメンバーはドラムのトニさんだけのよう。不仲なのか行き違いによるものか分からない。障害ゆえとは言えないが遠慮無しにズバスバ言い合うところもあり、それがきっかけで不仲になってしまうことが多そう。ペルッティさんはえらそうに言うサミさんを嫌いだという。自分のしていることをじゃまされたらカッレさんにも悪態をつく。しかしライブが終わった後のペルッティさんのはしゃぎようやメンバーへの賛辞は、不仲などウソのようだ。割り切り方もズバスバ。メンバーの様子を見ていると、彼らをくっつけるのにトニさんの存在が不可欠に見える。メンバー間の共通項。彼はキース・ムーンみたいな存在かもしれない。ドラムもビートを崩さない。ペルッティさんが語る駅のホームでの話しや母親の死や葬式の話しが辛すぎ。ツアーで海を渡りバスで移動。車中での歌、「君は普通じゃない」の繰り返しが、簡単ながらバンドを象徴しているように思える。彼らが知的障害を抱えていることが目を引かれるが、本筋はロックバンドのストーリー。ラストはドイツの大きなフェスで大団円。タイトルは彼らの曲名だと思うが、原題の意味が分からなかった。面白かった。晴れ。


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ヴァイラル(VIRAL) [DVDやら映画やら]

主人公エマとステーシーは姉妹。高校の先生であるパパと三人暮らし。ママがいないのには訳がありそう。ステーシーとパパは仲が良そうに見えない。険悪。ただの反抗期ではなさそう。この姉妹を柱に展開する。エマが思いをよせていたエヴァンがえらい。途中で本性を現すゲス男が多いなか、ひさしぶりにえらい若者。ステーシーのチャラい恋人もなんだかんだと良い奴だったかもしれない。考えてみると悪人が出てこない映画。最初にエマの友人に異変が起こるが、このときの吐きっぷりが気持ちいい。吐かれた男はかわいそうですが、ヨッパライを介抱してたらドバっとやられる感じ。高校の授業でエマのパパが先生で寄生虫のことを教えている。このとき生徒が「人の中に入って寄生する」と答えたところに、パパは「ダニは表面に寄生する」と話す。考えてみればこれがミソかも。つまり血の他にも吐しゃ物をかけられても寄生されてしまうということ。パパが「家の銃を手放すな」と娘たちに話す。この辺りは銃社会で自衛で安心でしょというところ。寄生虫に寄生されると動きの速いゾンビのようになるが、中盤の終わりかけてちゃんと寄生虫っぽい変容も見せてくれる。寄生虫のまんえんで外出禁止に始まって、道路封鎖、検査、連行とだんだん対応がエスカレートして、行きつくところはどうなるか? 高いところから見渡せばあちこちで煙が昇っている。はたしてみなさん助かるのか? 家族や友人に焦点をしぼって、大規模な群衆パニックなどは登場しない。町も小さいんでしょうけど。その代わりオバマ大統領を登場させてリアリティにつとめようとがんばっている。大統領のセリフはアテレコなんだろうか。以前こんなセリフみたいなことを話していたりして。反抗するステーシーだが、案外パパは何の問題も起こしていなかったのかも・・・と思えた。エマがマギーさんに似ているように思える。たぶん期待してはダメなんだろうと思いながら見たが、なんだかんだと面白かった。家族と恋人と学校の多感ホラー。雪・曇り・雨。


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