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マスターズ・オブ・ホラー 恐-1グランプリ ジョン・ランディスVSジョー・ダンテ(Deer Woman/Homecoming) [DVDやら映画やら]

「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズの一作。三池監督作品もラインアップされているシリーズ。ホラー二本立て。どちらの話しでも主人公に何かしら影がある。そしてエッチも忘れていないところがアメリカン。
ジョン・ランディス監督『ディア・ウーマン』:「ディア」とは "dear" じゃなくて"deer" で動物の鹿のこと。いきなり胸を見せてくれたりけっこうエロス。スペイン風な黒髪美女が何かありそうだが、他にもブロンドのコルセットパッツンのヤンキーさんが登場。しかしこれは刑事ファラデーの妄想。彼がベッドの中で人間技とは思えない事件についてあれこれ妄想するのだが、だんだんギャグになっていく様子が面白い。ヤンキー男たちの美女に対する耐性の無さに笑ってしまう。ダナの仕事ぶりがすごい。検視官なのだろうが肉の解体屋みたいな働き。死んだ男たちのアソコが折れていることから察するのが、あの最中で亡くなったこと。そうでなければ折れない・・・とはダナの論理的推察。しかしダナに色々と意見を出させてはけなすファラデーは意見を求めておいてちょっとひどい。ダナとは親しい仲のようだが文句言いすぎ。今は動物係なんて窓際みたいなことをしているファラデー刑事。仕事で何かへまをした過去があったらしい。それよりも奥さんとのことが気になる。最後は無難な終わり方。
ジョー・ダンテ監督『ゾンビの帰郷』:ゾンビを使ったかなりリベラルな物語。みなさんブッシュが嫌いというより戦争が嫌。当たりまえですけど。戦争理由の兵器が見つからなかったおかげで支持率が低迷する大統領。再選もあやしい。そんな彼をなんとか当選させようと選挙アドバイザーであるマーチたちはがんばるのだが、なんだかややこしくなっていくという話し。マーチのお兄ちゃんの件ではゾッとした。政府側である学者のジェリー、選挙本部カートたちを見ているとコメディのようだがけっこうシリアス。そしてマーチの過去は、今で言えば銃規制にも関係する。ゾンビたちが怖いというよりマーチの話しが重いかも。最後、マーチの心はようやく解放されたのかもしれない。ゾンビにされてしまう軍人の思いは複雑。みなが同じような思いではないだろうから。シリアスなテーマを柱に選挙対策や人を踏みつけてのし上がる野心家に加えて、エッチにちょっと変態など、色んな話しが短い時間に凝縮された実にリベラルな作品。
面白かった。晴れ。


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