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ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを [DVDやら映画やら]

東京映画作品。オープニングのアニメが不思議すぎ。顔が身体みたいなキャラクターは主人公山川健一の深層意識・・・かと思ったら文化祭の飾りのキャラクターだった。新珠三千代さんのコメディが見られるとは思わなかった。しかも相手が乱歩映画「死の十字路」で共演していた怖い山岡久乃さん。新珠さんが機嫌よく「ハーイ♪」と駅員に挨拶して切符も切らせずに改札を抜ける。そもそも切符を持ってない? 無賃乗車? と思ったらホームにある食堂に向かう。そこで働いているのが山岡さん。末は幸楽か。立ち食いうどん・ソバかと思ったら、ナポリタンとか色々ありそう。殺人事件に発展する不倫騒動を演じていた二人とは思えない。文化祭では丸山明宏さんやピンキー、そして山本リンダさんのモノマネが披露される。みなさん同じ事務所なんだろうか。新珠さんが働くマーケットのディスプレイがなんだかポップ。山岡さんが手紙を読むときの「しびれてる~」というセリフは、「あの子はエレキにしびれてる♪~」の名曲の引用かも。「オー・ママ、ママ♪~」の歌をフィーチャーするためには必然的に母子の物語となる。テンプターズが出ているのだから GS 映画なのだろうが GS っぽくないような。野外とかセットでの演奏シーンはいくつか出てくるがライブはない。ライブっぽさという側面ではタイガースやスパイダース映画の方が GS っぽい。これはバンドというより母子の物語。自分の母親の結婚や離れていくこと、父親が結婚する場合との感情の違い、複雑な母子関係、青春の自信の無さ・突き抜けられないもどかしさなど、けっこうシリアスになりそうなものを明るくまとめている。一部の演奏シーンでは ES-335 が登場するが、メインは白いギターで、何だろうと思ったら三原綱木さんのリバプール・ギターでも有名なファーストマンの「テンプター」というモデルらしい。ネックとブリッジやトレモロがモズライト仕様の、カッタウェイの尖った 335 という感じ。名前のごとくテンプターズモデル。サウンドホールはトリニロペスみたいなひし形。かなりネックが薄そう。晴れ。


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