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DOMINO/ドミノ(DOMINO) [DVDやら映画やら]

ドミノが賞金稼ぎの道に入ったのは新聞で目にした「保釈・保証業入門セミナー」の広告。このセミナーで保証業に付きものの「賞金稼ぎ」という職業に出会うことになる。レポゼッション・メン(Repo Men)みたいなものか。ベスト賞金稼ぎにも選ばれるのだからよほど気に入った職業だったのだろう。危ないが違法な仕事ではなさそう。リアリティ番組に登場するまでに顔が知られる。ドミノことドミノ・ハーヴェイは実在の人物らしいが、彼女がなぜ誕生したのかというより、彼女が関わった事件がメインで、ドミノによるモノローグとともに進めらる。モノローグが多いとうざったくなりそうだが、画面の切り替えが早いのと予想外が多くて気にならない。ビバリーヒルズ高校白書が、彼女にとってハリウッドの悪しき象徴のようにネタにされているのが痛快。ビバリーの登場人物二人がリアリティ番組に同行するが、良いように扱われないのは目に見えている。トム・ウェイツさんが出るとは思わなかった。盗聴を恐れてプールの中で電話するなんて初めて見た。ドミノはスリルを求めて賞金稼ぎになったが、人を殺したりする趣味はなかった。それだけが救いでもある。アレをトイレに流すのはいかんと思ったが、そんなことより袖とアレと切り取るものの違いが恐い。エドがモーテルで見ているエッチテレビの男優がガンズのアクセルに見えた。大型バスが転げまわったり爆発ドーンとか爆破がすごかった。おまけにヘリまで墜落するしスケールでかすぎ。腕の件とかここまでアクションがすさまじいと、実在する人物の物語というより、彼女をモチーフとしたフィクションなのだろう。羽目を外したい不良娘の映画では終わらなかった。役者の名前だけを映すエンドロールがかっこいい。最後には本物のドミノが見られる。特典映像でも本人が登場する。父親が映画俳優で母親はモデル。坊主頭の彼女は怖いが、幼なじみはけっこうかわいい。この特典で分かったがなんと彼女は亡くなっていた。この特典映像が映画のほんとうの結末に思える。スタイリッシュというのか、場面の切り替えや、ズームとか静止画とか映像効果が忙しい映画。時間を行ったり来たり、フラッシュバックみたいな画面とか、なんだかトリップしているような映像。これらの映像手法については特典映像でも触れられていた。面白かった。


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