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大魔神 [DVDやら映画やら]

日本語字幕かと思ったら英語字幕だった。小源太が山中を逃げるときの BGM がかっこいい。門を締め出されるところは、日本沈没で皇居だったかのシーンを思い出す。見張りやぐらに迫ってくるところは「ゴジラ」のテレビ中継を連想させる。大魔神の大きさは今だと建物2、3階建てくらいだろうか。大魔神を映しながらも人の表情がよく分かる。手に持っているのは人形でも、大魔神の動きのせいでブラブラする腕が生きているように見える。あらためて見ると大魔神が村人などでも容赦しないところにおどろく。狙うものは悪者に決まっているが、行く道をじゃましていたら誰でも容赦しない。磔台を抜く様も容赦なし。最後に悪い奴はやられるが、勧善懲悪ではないのではと思ったりする。大魔神にとってはアリの大軍を見ているようなもので、人間たちの見分けがつかない。魔神は話すつもりもない。大魔神はその名の通り「神」かもしれないが、「自然」でもある。結局、怪獣とかでっかいものは「自然」というくくりになるような気がする。人の手に負えない防戦一方という点で。「魔神さま~」と神頼みするのは雨ごいをするようなもの。魔神にちょっかいを出した後、崖がくずれ、埋まった人の手が動き、嵐・突風で人が飛ばされ、地割れが起こり人が落ちていく。その地割れがまたふさがるところが怖い。大魔神の力によるのだろうが、実際に手をくだしたのは自然。目の前で味方がやられてしまったときの忠文の表情が上手い。基本、ネエちゃんの言うことと涙には弱い魔神様だった。その後の民の様子を描くことなく、いさぎよく「終」になるところがすばらしい。特典映像でインタビューが収録されていたが、監督や俳優さんではなく、大魔神の中の人の橋本力さんだった。この人はダイモンも演じていたのだなあ。ダイモンも目が怖かった。ついでにオーディオコメンタリーもあったらうれしかった。ガム、ではなくて忠文の少年時代にちょっとイラっとする。特報では本編に無いカットがあって興味深い。あとナレーションが無くて効果音だけというのも面白い。壮大な特撮民話。晴れ。

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大魔神 逆襲


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