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アサイラム・バスターズ(Villmark Asylum / VILLMARK2) [DVDやら映画やら]

"TWA" が "TOWA" に見えてなんだかなつかしい。ノルウェーの映画らしいので見た。タイトルが "VILLMARK2" なので、続編なのかもしれない。タイトルロールに挿入される記録映像のような白黒カット。最初はもしかして P.O.V. な映画かと思ったがちがった。見終わってみると飛行機が落ちるところとか、この記録映像っぽいカットがけっこう大事そう。深い森の山の中。ヘリコプターでやってくる人々。目的は廃病院らしい。建物を壊す前の調査。アスベストや水銀など害になるものが残っていれば大変だというわけ。ありがちな財宝発掘とか霊研究家とか肝試しではなかった。調査開始でドアを破ると早速サイレン。これが怪しい。みんなが調べていると怪しい影が・・・というのは定番な展開。私がトップなのよ!の管理職リーヴェ、頭の固い昔かたぎなフランク、現代っ子のエヴァンにシュンネ、お調子者のオーレなどキャラクターも様々。エッチシーンは無いがセクシーなシーンがある。リーヴェの様子を見ているともしかして男勝りな彼女は同性好き? テントごと引っ張られるところから建物のアップに移るところがかっこいい。みなさんの最期が怖い。おそらく戦争時のドイツ兵の恨みとか呪いに関わるものだろうが、怨霊とか心霊ではなく、実在しているところがなんだか「ヒルズ・ラン・レッド」に通じるものがある。特に最後の目玉の男の人。そうなってしまったシチュエーションはちがうが、どちらも化学とか科学によって汚された点では一致しそう。ラストの少女がかなり怖かった。会った時にさっさとやれば良いのに、わざわざあそこでやるなんて。いっしゅんゲスになった?と思ったら最後は良いところを見せてくれたりするが、なかなか都合よく展開してくれないのが北欧っぽい。助かった!と思ったのに・・・とか。明確にされない原因、何が解決されるでもない、おそらくダメなんだろうがはっきりしないラスト。残るもやもや。上げて落とす映画。あの少女の赤い糸はたどって帰るためのものだったんだろうなあ。メガネのシュンネがキュートだった。こういう映画の題材になるということは、飛行機が落ちた話しはほんとうにあったことなんだろうか。邦題がちょっと適当というか投げやりかなあと思った。"VILLMARK2" なのでできるものなら "VILLMARK" も見てみたい気もするが、やっぱり絶望物なんだろうか。なんだかんだと見てしまった。面白かった。夏晴れ。


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