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大巨獣 ガッパ [DVDやら映画やら]

〇にKの日活マーク。怪獣ではなくて巨獣というこだわり。DVDメニューのカットアップが秀逸。山本陽子さんの側にあるコカ・コーラがレギュラーではなくてホームサイズというのがすばらしい。むさくるしい男ばかりの船で山本さんは怖くないのだろうかと思ったら、もう一人女性が乗っていた。日本人が扮する島の人たちを見て「人食い土人だ」なんていうサブちゃん。なんだか危険。今は茶色く塗って土人役をやっていると難癖付けられるんだろう。その人食い土人の子供役が映画「D ディー」では主役の相棒役だった町田政則さん。長い芸歴の方だなあ。ガッパの卵がなんだか巨大なウズラの卵。暗い海に光がふたつ見えて、そこからガッパが登場するシーンが良かった。ガッパ本体はあまり良い造形とは言えませんけど、それよりも雰囲気が勝っています。色々と演出を考えたのだろうなあ。熱海の街を壊すシーンも建物に重厚感が感じられて迫力がある。ガッパは街を壊すが、最初の頃は歩く先に建っていてじゃまなので壊すといった様子。やはり目的は子供探し。子を呼ぶような鳴き声の他、ガッパの何かを語っているような目線が特徴的。観る者にそれを悟らせたいようなアップが多い。ガッパの飛ぶ姿が特徴的。背中の羽根の力によるというよりも、身体自体が無重力になるような飛び方。羽根は方向を変えるだけのものかも。最後は飛び方を教えていたのか。最後の社長の表情が良い。年をとってから生まれたのだろう小さな娘はかわいいが、この後のガッパ騒ぎによる天文学的な損害賠償請求をうれいているにちがいない。それにくらべて、川地さん、山本さん、小高さんたちの気楽なこと。山本さんを追いかけている場合ではないと思うのだが。山本さんたちのラストシーンだけ見たら怪獣映画とは思えない。DVD の画質が、劇場で再映を見ているようで良い雰囲気。ときどきフィルムのキズらしいもの見えた気がする。以前も何度か観たが、ガッパがくわえていたのはおそらくタコだったんだなあ。食べたのか落としたのか途中で無くなっていた。ヒューマンなラスト。面白かった。雨の次は暑い。


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