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COP CAR/コップ・カー(COP CAR) [DVDやら映画やら]

タイトルロールがなんというか男らしい。てっきり短髪の少年がミッチの少年時代かと思ってしまった。靴ひもを使うシーンは「うそだろ?」と思って笑ってしまうが、あきらめないミッチ保安官の性格が恐い。そして車の運転も怖いがトラビスとハリソンが銃をあれこれいじっている場面がさらに怖い。車のウィンドウを触る手の血のドロドロ具合が恐い。知らなかったがパトカーの後ろのドアは外からしか開かないのもまた怖い。夜中の無灯火暴走がまた怖い。なかなかミッチ保安官が声を出さないので、もしかしてずっと話さないのか?と考えたが、一人しかいなければ話すこともない。ミッチが一体何をしたのかは、彼が家のトイレでやっていることや少年たちが助けた男の話しに頼るしかない。ミッチは悪人だろうが、相手をすぐにやってしまわないところとか、今ひとつ極悪にはなれていない・・・気がする。車を盗るにしても何も考えない奴なら窓を破って盗っていくだろうし、なるべく穏便に済ませたいんだろうと思ってしまう。自宅にしまってあったカードとかゴールドとかを見ても彼には計画性がある。つまりこういう日が来た場合の保険。計画から外れるととにかく元に戻そうという性格。普通の映画ならミッチの行動をもっと暴力的に描くんだろうが、そうでないところが意外で怖い。終わってしまえば超怖い「スタンド・バイ・ミー」といえる。少し気弱そうなハリソンを引っ張るトラビス。大事なものは必ず懐にしまうハリソン。保安官とか大人サイドは極悪でも、子供二人の関係はお互いの成長物語。あることがきっかけでハリソンが一歩踏み出すところが感動。その時点で大人たちはどこかに消えてしまった。子供が頑張っているけれど、エロ無しだけど、PG12 なのは仕方がない。面白かった。


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はいからさんが通る [DVDやら映画やら]

記憶では東宝だったが今見ると波がどっぱーんの東映だった。開始早々面白い。タイトルロールから時間を無駄にさせない。「はいからさんが通る」のタイトル書体がちょっとおどろおどろしい。本田博太郎さんの「オレに指図した女はおまえが初めてだ」のセリフがよみがえった。まっすぐで一途な役だが、瞳の奥には何か危ないものが宿っている感じ。役でのこととはいえ。田中健さんと南野陽子さんの年の差カップルは、昔は当たり前だったかもしれない。しかし田中さんもこんな若い娘とラブなシーンを演じるとは思わなかっただろう。野際陽子さんの「〇んこはうん〇です」に笑う。大正時代の街並みの様子とか、目立った違和感がない。特典メニューのメイキングを見ると、セットが狭いので色々と工夫して撮影したらしい。阿部寛さんの軍服以外のスタイルがバブルスーツな感じでちょっと場違い。飲み屋のビールが「サンライズ・ビール」、といのはアサヒのもじりだろう。「はいからさん」をいち早く西洋物を取り入れるという意味で言うなら、それは冒頭の自転車くらい。それよりも今までの日本人からは外れた積極性とか女性の進出といったことがメイン。しかしそこまで高尚なものではなくて、早い話が「おてんば」。しかし結婚相手の消息を確かめにロシアまで行くというのは素晴らしい。コミックの映画化。柳沢慎吾さん演じる牛五郎の展開が性急すぎるかもしれないが短い時間内によくおさまったもの。話しを丁寧にして前後編に分ける魂胆よりよほど良い。しかしこの映画の目玉はなんといってもエンドロールの歌。振り返ってみれば劇中で歌は入らなかった。アイドル映画なら自分の歌を何曲か挿入しそうなもの。それだから最後の歌が身に染みる。スケバン刑事のときの「楽園のドア」も名曲だけれども、この映画の曲も負けてない。どちらも映画のタイトル曲としても独立した曲としても成立してしまうのがすごい。女優さんはちがうが「探偵物語」とか「時をかける~」とかも良かった。曲が良かったこともあるが、その映画に出ていた本人が歌っていたこともポイントだったかも。映画と全然合わない曲をエンドロールで聴かされるのはつらい。ラストは映画「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」を思い出した。もしかしたら紅緒と伊集院が出会っていたころに、どこかで女性が井戸水をくみ上げていたかもしれない。松原千明さんが清々しい。面白かった。疲れた。暑い。眠い。


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ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 [DVDやら映画やら]

日活映画。世界一周旅行という冒険の旅から帰ってきた「田辺昭知とザ・スパイダーズ」。出だしは報道ビデオの雰囲気。映し出される会場は、垂れ幕に「日活映画 あの虹をつかもう」とか「帰国記念リサイタル」、「発表パーティ」、「フィリップス・レコード主題歌」とか書かれていて、実際にこの映画製作を発表した時の様子だろうか。報道陣相手に演奏していて、ムッシュが 3PU のファイヤーグロー、井上さんがジェットグローの Rickenbacker 330 を弾いている。大磯ロングビーチでのライブ場面では山内賢さんが Gretsch を、木下雅弘さんは Fender Jaguar のコピーっぽいギター。杉山元さんはヘッドのブランド名が消されたバイオリン・ベースのコピー。歌う松原智恵子の衣装が、ブレードランナーでレプリカントが着ていた衣装っぽい。彼女がインタビューを受けるシーンで Jaguar コピーのネック裏が見えるが、ヘッドの形状がかなり Fender に近い。山内さんがインストを弾きまくるシーンになるとギターが Gretsch から白い Fender のコピーに変わる。ノリノリで弾いているがシールドはささっていない・・・。前から映らないのではっきりしないが、一瞬見えるヘッド形状だと Elk 製かもしれない。しかしなぜ山内さんがギターを持ち替えたのか? それは見ていると分かる。あの Gretsch を抱えてこんなアクションはできない。ヴィレッジシンガーズが「バラ色の雲」を演奏する。YAMAHA のセミアコ SA と Fender Jazz Bass を持った彼らに感化されてか、スパイダースもたまらず「風が泣いている」を演奏。「夜更けのゴーゴー~♪」という歌詞はすばらしい。ムッシュと井上さんが手にするのは 冒頭の Rickenbacker。ムッシュがピート・タウンゼンドっぽく見えたりする。ベースは白の Fender Precision Bass。ビクター工場の後でまた演奏シーンが見られる。「あの虹をつかもう」。赤い衣装のスパイダース。井上さんは同じ Rickenbacker だが、ムッシュは赤い VOX Teardrop。黒い衣装のスパイダースでは、ムッシュが Rickenbacker で井上さんは緑の YAMAHA SA。歌詞が面白い「恋のドクター」は堺さんと井上順さんのコントで演奏無し。名作「サマーガール」ではファイヤーグローとジェットグローが登場し、キーボードの大野さんはペダルスティールを弾いている。飾ってあるスポーツカーがまるでマッハ GoGo。雰囲気的に大団円での演奏シーンっぽいが実は劇中映画。まだまだ終わらない。ヤング・アンド・フレッシュの乗るオープンカーがかっこいい。ラスト、松原智恵子さんの家で演奏する山内さんたち。木下さんのギターも割と大きく映るが、どうしてもヘッドの文字が読めない。もしかして Fender Jaguar かと思ったりするが、6弦側ホーンの形がなんだか変。終わってみればヤング・アンド・フレッシュ対ザ・スパイダースという構図。演技力は間違いなくヤング・アンド・フレッシュの勝ち。オープニングタイトルの下にわざわざ「(主題歌 あの虹をつかもう)」と付け加えられているのは、レコード会社様対策なんだろうか。面白かった。


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進め!ジャガーズ 敵前上陸 [DVDやら映画やら]

富士山の松竹映画。ジャガーズの中でもシンちゃんこと岡本信さんがメインの映画。彼と尾崎奈々さん、中村晃子さんの三角関係。娘大好きな親父も入れたら文字通り血みどろの四角関係。オープニング早々の飛行機内、大泉滉さんの「酒はおいしいし、ねえちゃんは~」は「帰ってきたヨッパライ」からだろう。5色の水着の女アサシンが戦隊ものみたいでかっこいい。エンドロールによれば「パンチガールズ」というグループらしい。オレンジの水着で「あたしのすべてを~♪」と歌っているのは泉アキさんだろうか。中盤で突然モノクロになるのはなぜなのか。中村晃子さんのフラメンコシーンでは、彼女のスレンダーさがよく分かる。唐突に始まるヒガシマルうどんスープの CM。おにぎりを握っているシーンでは、しっかり一升瓶のヒガシマル醤油が堂々と鎮座している。さすがタイアップ。かなり出資されたのだろうと思う。秘密結社のようなものに狙われるのは、ビートルズの「ヘルプ」な雰囲気。アイドル映画だから無難なラブラブ展開、無難なラストかと思っていたら甘い。スラップスティック。支離滅裂な展開のようで、ちゃんと話しがつながっていて、不自然なようで不自然でない。テンポが速くて、考えさせる前に進んでしまうせいか。見事というか不思議な脚本。考えた人はすごい。バカな事やってると思わせながら、女アサシンたちの処刑シーンとか尾崎さんのラストが怖い。GS なので歌がバンバン挿入される。ジャガーズの歌はもちろんだが、目玉は中村晃子さんの湖の歌。秘密結社はどちらかというとレインボーマン的スタイル。けっこう日本が嫌いらしい。しかもアジトがあるのが「硫黄島」ならぬ「硫黄が島」。後の横井さんを連想させる、大東亜戦争が終わったことを知らないまま一人戦争続けている軍曹。それに比べて「憲法で戦争を放棄している」「ベトナムでは戦争をしているが日本は平和で良い」と平和をおう歌する若者。このときに歌で説明される戦後23年が秀逸。バカな戦争はもちろん、皇太子の結婚にまでチャチャを入れている。戦争反対一辺倒かと思えば、軍曹に戦争の訓練をさせて意気揚々と戦いにのぞむ若者たち。手りゅう弾は投げるし万歳するし突撃するし、戦いのラストは硫黄島で旗を立てるアメリカ人のパロディ。役者さんを紹介する舞台挨拶のようなエンドロールも面白い。彼女に娘に両想いに片想いの一途な愛のラブだけはないストーリー。すごい映画だった。曇り・暑い。


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Making HB 14 [Making]

塗装とか


ボディにウッドシーラー塗布。

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トップにもウッドシーラー塗布。

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パーツにもウッドシーラー塗布。

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ボディとパーツにラッカーサンディングシーラー塗布。

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トップにもラッカーサンディングシーラー塗布。

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ボディーの表面を光沢が消えるくらいに磨く。

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きれいに削り粉を拭き取る。拭き取る布はダークな色の方が粉が目立つ。

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トップも磨いて、

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削り粉を拭き取る。

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トップはもう一回ラッカーサンディングシーラーを塗った。

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また磨いて拭き取り掃除。

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ボディにオイル塗布。1回目。

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パーツにもオイル塗布。1回目。

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トップにオイル塗布。1回目。

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ボディにオイル塗布。2回目。

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トップにオイル塗布。2回目。

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ボディにオイル塗布。3回目。

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トップにオイル塗布。3回目。

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パーツにオイル塗布。2回目塗って3回目。

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ボディを磨く。それぞれの塗布の間には軽く磨いている。

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トップも磨く。

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ボディにオイル塗布。4回目。

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トップにオイル塗布。4回目。

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パーツにオイル塗布。4回目。

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試しに水で拭いてみると、ちゃんと水をはじいてくれた。

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ボディにオイル塗布。5回目。

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トップにオイル塗布。5回目。

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何回塗っても、写真ではあまり変り映えがしないのだった・・・


XOTIC/XP-OG1(Xotic Oil Gel:60ml)【エキゾチック】

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Making HB 30
Making HB 29
Making HB 28
Making HB 27
Making HB 26
Making HB 25
Making HB 24
Making HB 23
Making HB 22
Making HB 21
Making HB 20
Making HB 19
Making HB 18
Making HB 17
Making HB 16
Making HB 15
Making HB 14
Making HB 13
Making HB 12
Making HB 11
Making HB 10
Making HB 9
Making HB 8
Making HB 7
Making HB 6
Making HB 5
Making HB 4
Making HB 3
Making HB 2
Making HB 1

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地獄の警備員 [DVDやら映画やら]

あけぼの商事行きのタクシー。ドライバーが話す相撲取りが起こした事件。この事件をカーラジオでも放送しているので、この元相撲取りがあやしい雰囲気ムンムン。登場人物の名前がタイトルロールで確認できる。あとは警備員さんが見る履歴書みたいなものでフルネームが分かる。久留米を演じる大杉漣さんがストレスが高じてのことなのでしょうがなかなかの変態役。せっかく秋子が上役の兵藤に自分の12課や上司久留米のことで反論したのに、久留米にあんなことされたのでは一人がっかりするのも当然。久留米はラストまでかなり変態。黒沢監督の映画は建物の雰囲気がどこかおかしい。今回はあけぼの商事という商社。秋子の走る廊下がの閉そく感がきみょうな感じ。秋子が資料室に閉じ込めらるシーンも面白い。やたらと部屋が広く見える。明りの点いた窓を映し出す建物のカットも、なんだか特撮に見える。もしかしてミニチュアだろうか。松重さんが「帝都物語」で嶋田久作さんが演じた加藤保憲に雰囲気が似ている、ような気がする。軍服を着たらそっくりかも。なんだかまた「帝都物語」が見たくなる映画。秋子を演じる久野真紀子さんのとぼけた感じの表情もなんだか味わい深い。ほとんどのデスクに PC は無いが、えらい兵藤のデスクには PC9801 がある。デスクの上にある手回し鉛筆削りや、穿孔テープのテレックスもノスタルジー。テレックスはみんな英語を打っていてすごいなあと思ったら、ぜんぶローマ字だった思い出がよみがえる。兵藤役の長谷川初範さんの横顔が内野聖陽さんに見える。結局松重豊さん演じる富士丸が元相撲取りだったいうことなのか。彼の過去や事件を起こす理由について語られないので、その辺りがじれったいが、本当に心のおかしな人には理由が無いのかもしれない。だから心神こう弱とかも認められるのだろう・・・などと普通なら納得できませんけど。ラストは言葉など必要なく、音楽だけで淡々と進む。妻と娘が兵藤を迎えに来た様子を秋子に見せつけるようなカットもなんだか不思議。普通だったら「乗ってくか」とか声をかけそうなもの。危険な状況の中でも兵藤に対して何か愛情を感じていたのか。確かに久留米と比べれた月とスッポン。DVDメニューによれば「作りたいものを作る」というディレクターズカンパニーの一員としての映画らしいが、「何を作りたかったのか?」と考えるのも面白そう。曇りとか晴れとか雨とか。


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