SSブログ

Queen - We Will Rock You [DVDやら映画やら]

1981年11月24日、25日に行われたらしいライブ。場所はカナダのケベック州モントリオール。ホームセンターの特売コーナーに置いてあったが、まちがいなく K国製。〇や-や□で構成された文字も見受けられる。タイトル通り "We Will Rock You" で始まり "We Will Rock You" で終わる。音は期待してはいけない。後年のクイーンを考えると狭い会場だなあと思って見ていたら、木を見て森を見ずでえらく大きな会場なことが分かってくる。4人がまんべんなく映っていてうれしい。ベースのジョン・ディーコンさんのノリ方がかっこいい。テンポによるかもしれないが、ピック弾きも多用していてけっこうパンクっぽい。ベースアンプのところには3本くらいスタンバイしているベースが見える。スペアのプレベに Music Man、そしてオリジナルプレベだろうか。それにくらべてブライアン・メイさんはちょっと雑な感じがする。
1. We Will Rock You
ステージのライトが傾いていくさまがかっこいい。SマークのスーパーマンTシャツを着たフレディ・マーキュリーさんが、しょっぱなから観客を "Singin!" "Get up!" とあおるあおる。Red Special を弾きまくるブライアン。音が狂わないか心配になるくらい大胆なアーミングも見せてくれる。コインを持った手の動きが特徴的。ジョンは ナチュラル、ローズ指板、べっ甲模様のピックガードの Pecision Bass。ベースも目立つパートがあるし「つかみは OK」という感じ。でもお客さんはまだ乗り切らない。1曲目だから仕方がない。
2. Let Me Entertain You
ボーカルとギターのユニゾン部分が魅力の曲だが、ちょっとギターの音が大きい。コーラスもあるしフレディのテンポについていくのが大変そう。
3. Play The Game
走り回ったフレディがピアノに向かう。この歌を聴くとマイケル・ジャクソンの「ベス」を思い出す。ジョンは指弾き。
4. Somebody To Love
再びフレディのピアノ。ピアノの向きもあるが、ピアノを弾きながら歌っているとき、フレディは滅多に観客を見ない。ていねいにピアノを弾き、歌を歌う。ステージのことは他の3人にまかせっきり。しかし最後のコーラスではハーフスタンドのマイクであおる。ジョンは指弾き。間奏ではチョッパーっぽく弾いたりする。立ち位置もよく変えるし、ジョンはこんなにアグレッシブな方だったとは知らなかった。青が好きなのかパンツもシャツも青で、ピックガードにはさんだピックも青。
5. Killer Queen
フレディはまたピアノに向かう。ブライアンのソロに入る前、ジョンの手元がアップで映る。聴きなれたギターフレーズのソロが終わると、ブライアンのパワーコードでロジャーの歌へ。
6. I'm In Love With My Car
ロジャーのバスドラに描かれた顔が、なんだかきかんしゃトーマスみたいに見える。彼は車が好きらしいが、ジェフ・ベックも手を油だらけにするほどクラシック・カーが大好きだ。観客も熱くなってきた。
7. Get Down And Make Love
ボボボ♪とジョンのピック弾きベースで始まる。あらためて考えると、「落ち込んでエッチしろ♪」という歌なのか。ステージがかなり暗くなり、スモークの中、ブライアンのジミヘンみたいなノイジーなギタープレイが聴ける。けっこうかっこいい。
8. Save Me
フレディに代わってブライアンがピアノの前に座る。よろしくねという感じ笑みをブライアンに見せるフレディ。"Save. Save, Save me ♪" 気持ちよく歌っていたら、いつ間にかブライアンがギターを持って立っている。そしたら今度はフレディがピアノへ。ブライアンのエンディングのギターソロ。エモーショナルすぎてちょっと外れ気味な感じでもかっこいい。エンディングで会場をカメラで一望するが思ったより広い会場で人がいっぱいなのにおどろく。ジョンは指弾き。
9. Now I'm Here
情感たっぷりなバラードの後はアップテンポのナンバーで観客をあおる。ジョンもピック弾きで足でリズムを取りながら乗っている。フレディは上半身裸。ハーフスタンド付きマイクでギターのポーズをしたりする。ブライアンはロジャーのドラムの前に陣取って、リフやオブリガードにリードを弾きまくる。エンディングで観客にコール・アンド・レスポンスを求めるフレディ。
10. Dragon Attack
観客をあおりながら、ジョンの指弾きベースでこの曲へ。この曲は知らなかった。ブライアンを真ん中にしてジョンとフレディが脇をかためるシーンが少しだけ見られる。
11. Love Of My Life
スポットライトの下に12弦のオベーションを持ったブライアン。椅子に座って弾いている。そのとなりに座っているフレディが歌う。他の二人は休みの様子。フレディの前歯の出方がよく分かる。エンディングは "Now I'm Here" っぽい。歌い終わるとステージすぐ前のカメラを手にした女性客のアップが印象的。どうもこの人はカメラマンのようだ。
12. Under Pressure
ジョンがベースを持ち替える。同じ Fender Precision でもメイプル指板でピックガードが白色。マッチングカラーのヘッド。ピックで軽快に弾いている。
13. Keep Yourself Alive
暗い中、ジョンとロジャーのコンビネーションから始まる。ジョンはまた最初の Precision Bass に戻る。ロジャーの苦悶めいた顔が見える。
14. Drum Solo
曲の途中からドラムソロへ。ドラムプレイを止めて、席を外したかと思うと今度はトークングドラムだかティンパニだかを叩く。
15. Guitar Solo
ロジャーが去っていく、今度はブライアンの出番。ギターオーケストレーションを聴かせてくれる。ステージ前に出ていくと観客は大喜び。大勢が拍手する姿がよく分かる。ブライアンもうれしそう。ブライアンの場合はリードプレイというより、どちらかというとピート・タウンゼントのソロのようにリフが中心のよう。いつの間にかロジャーも合流。
16. Crazy Little Thing Called Love
オベーションの12弦を持ったフレディ登場。ちゃんとコードを弾きながら歌っている。ギターの持ち方が T ボーン・ウォーカーっぽい。ブライアンはプロモビデオでも見たような Fender Telecaster に持ち替えている。でもそれでソロを弾いたかと思ったら、また Red Special に戻っていた。ジョンの指弾きのアップが一瞬映る。指でもピックでも、ピックアップとブリッジ間の付近を弾いていることが多い。
17. Jailhouse Rock
ロカビリーな曲の後は監獄ロック。ロジャーに背を向けて、大股で堂々とベースをピック弾きするジョンがかっこいい。次第にメンバーがロジャーの前に寄ってきて目くばせ。曲を終わらせる合図なんだろう。
18. Bohemian Rhapsody
ビールだろうか、ぐいっと飲んだ後、ピアノ前に座るフレディ。前歯がよくわかる。指弾きのジョン。歌い始めてブライアンの最初のギターソロ。彼にスポットライトが当たる。終わればステージ上に人がいなくなる。そしてガリレオ・ガリレオのコーラスパートが始まる。もしかしてコーラスは録音なんだろうか。ステージは暗く、スモークと時々フラッシュ。コーラスが終わると同時に明るくなり、響くはブライアンのギターリフ。ステージには全員がいる。テンポは速くなってもジョンは指弾き。ブライアンが法被みたいなのを着ているがあまりかっこよくない。ロジャーの背後のドラには「泰來」の文字。ブライアンがギターのヘッドを高く上げる姿に、Red Special のヘッド角度がほとんどないことが分かる。でもこの歌は「母親を縛っちまえ」という感じなんだろうか。エンディングでは花火がバチバチ光ったりしてラストの曲みたい。
19. Tie Your Mother Down
前曲の喝さいの中始まる。回転するスポットライトとフラッシュライトが観客をあおる。ピック弾きのジョン。観客の中にフレディとアル・ヤンコビックに似た人を見かける。最後はファイアークラッカーがボンボン。
20. Another One Bites The Dust
ジョンのベースで始まる曲。彼はメイプル指板の Music Man のベースに持ち替えて指弾き。フレディはキャップにホットパンツ。首には赤いバンダナ。ブライアンは法被を脱いで白シャツ姿。こっちの方がかっこいい。観客はステージに乗り出すまでのってきている。
21. Sheer Heart Attack
大股でベースをピック弾くジョンがかっこいい。ドラムセットの前でリズムにのるフレディはなんだかいっちゃいそうな雰囲気。
22. We Will Rock You (Reprise)
ロジャーのドラムで始まる。ジョンがまた最初の Precsion に持ち替える。チョッパーみたいな指弾き。今度はオリジナルテンポ。
23. We Are The Champions
前曲のリフが終わると同時に、ピアノを弾くフレディ。終盤ではステージによって来る客とタッチ。ジョンは指で弾いていた。終わるとステージ上から観客に挨拶。ロジャーは腕立てをするし、ジョンは始終頭を下げる。最期に会場の後ろ側からステージを見るカットが出てくるが、小さいと思っていた会場がえらくでかかった。クイーンだから当たり前か。映像の特殊効果もなくて良いビデオだった。ジョンがこんなに踊る人とは思わなかった。


Discogs の紹介ページ
https://www.discogs.com/ja/Queen-We-Will-Rock-You/release/1086214


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。