SSブログ

下衆の愛 [DVDやら映画やら]

マモルのトラブルの件があると無いでは見た後の気持ちがずいぶんと変わってくる。そうやすやすとさわやかな気持ちにはさせてくれない。どうしようもないテツオ。彼をはじめとして税金や保険料を払っているようには見えない人々。テツオは、女性というか女優関係とか口ぶりとか、最初から好きになれないところ多数だが、追い詰められているところを見ていると段々憎めなくなってくるのが不思議。妹アキナのしていることに真面目に説教するところが、実はまともな人なの?と思ってしまう。しかしカエデへの態度はちょっと辛い。ケン役の忍成修吾さんとマモル役の細田善彦さんをいっしょに見れるのがうれしい。悪人でない二人を見れるのは滅多に無いような。二人の寛治も面白い。最年長だろうでんでんさんを筆頭に普通な役をやりそうにない人たち。映画といわず、芸能界でも社会でも、ゴシップで「枕」という言葉は目にするが、それをやるなら一発必中でなければならず、証文でももらっておかないと枕をする意味がない。そうしたことを覚えていく女優や、メジャーな監督を振り切って自分の道を走ろうとする監督。ついていけない周りの人たち。結末がどうなるのか終わりが近づくにつれでハラハラしてくる。絶対にハッピーな終わり方などしないだろうと思いながら見る。ひとつだけ分からなかったのは、ミナミが商業監督カノウと関係するに至るところ。やっぱりインディと商業の違いに賭けたのか。マモル、テツオ、ケンの「簡保」、「健保」、「安保」闘争に笑う。これも青春映画なんだなあ。面白かった。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-400286.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。