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スパークス(SPARKS) [DVDやら映画やら]

The Who の曲と同じ名前だということと、ヒーロー物ということで見た。原作がグラフィックノベル。こんなヒーローコミックがあるとは知らなかった。1920年、ロチェスターから始まる。オープニングでは「隕石が堕ちた!」という白黒ニュース映像とアナウンス。何かの記録フィルムの引用でしょうか。その16km圏内では異常気象が多発。放射能を浴びながらも生きながらえている13人。それから26年後という世界。でも26年経ったとはいえ、まだ1946年。戦争が終わったばかりの時代。これは面白いヒーロー映画。映画「ウオッチマン」の壮大さはない。地味。かなりせまい範囲でのヒーロー物。なんたって、ヒーローが美人局なことまでやってしまう。それも自分の上司のために。舞台が 1940 年代という、現在のようなハイテクが何もないという時代設定も面白い。映画の中ではヒーローたちのことをスーパーと呼んでいる。ハードボイルドな雰囲気だが、主人公のスパークスは人間らしいというかけっこう情けない男。登場人物でいちばん可哀そうなのはドーン。きっとスパークスにホの字だったのだろうに。スパークスは気が回らないだけといえ、あまりに非道。面白いところは、基本的にスーパー、つまりヒーローはただ強いだけというところ。やられるときはやられてしまう。相手の人数次第では立ち上がれない。スーパーといえば同じように普通の人がヒーローになる映画「スーパー!」があったが、それよりは SF。でも「スーパー!」の方がシリアスな世界。「スーパー!」+「ウオッチマン」+「シン・シティ」的な世界を目指しているのかもしれない。しかし変身エッチは人としてまずいんではないか? 人として・・・。風・雨・寒い。また見たい。


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