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ヘイヴンハースト(Havenhurst) [DVDやら映画やら]

想像はつくけど面白い。予告編だけでもかなり分かる。冒頭の三分でおかしなアパートなのが分かる。あれだけ悲鳴を上げて誰も出てこないなんて。いったい何人住んでるんだ? 最初はジャッキーとダニエルが同一人物かと思ってしまった。なぜなら雰囲気が似ていると思ったので。立ち退きを言い渡されるホープスが持っているのが招き猫のミニチュア置物。ただの小道具かと思ったら、けっこう目立つ。ホープスのあの行為の最中に、お金に移っていくカットがかっこいい。これでは何も語らずともアレな仕事中なのだと察してしまう。彼女の顔のアップを見ると、少しアジア系も入っているような。暴力夫ウェインのやられっぷりもすごい。この映画の中でいちばんのグロシーンだろう。健全な生活とかっての悪癖に戻らないことがヘイブンハーストに一生住むための条件。何かをやってしまったらアウト。家主のエレノアが何かを知っているのはまちがいない。仮に素行が悪かった人が集められているとして、もしかして子供のサラも何がしたの?と非常に気になる。サラの表情、特にラストが印象的。サラの言う「先に私、次にあなた」が何を意味するのか。単純に順番を守れということか。でも何の順番だ? エレノアがジャッキーに話す内容に納得してしまうのがちょっと複雑。少ない情報で動く刑事ティムがえらい。彼とジャッキーの間にはよほど深い信頼関係があるのだろう。しかしヘイブンハーストについて「俺は知らん」と即答する同僚もなんだかあやしい。それにカウンセラーのメガネさん、マイケルも実はツーツーだったりして。ジャッキーが務める食堂の先輩女性の目つきもあやしい。逃げ込んだ先がアソコだったり、仕掛けがあったりとお化け屋敷の様相。夜中の出来事かと思ったら外は昼間。確かにジャッキーとサラが朝食を食べていた。このあたりもお化け屋敷感がある。お化け屋敷とはいっても、事件を起こす側にとってはゲーム感覚なんてない。絶対に出してはいけないお化け屋敷。「ヘイヴンハースト2」のやる気が満々のような後味。ただのミスリードだったのかもしれないが、登場人物の裏の顔設定とかいろいろ用意されていたりして。何にしろ一回で終わらすのはもったいない。ホラー映画ではジェイソンとかブギーマンとかジグソーとかホラーアイコンが登場しますが、片腕に武器を着けたこの映画の人も、シンプルな見た目だが威圧感あり。けっこう動作が素早い。「ヘイヴンハースト」の邦題カタカナフォントもけっこう好き。映画の中で出てくる "H. H. Holmes" の肖像画がリアルだったので Web で調べたら、なんと実在した人だった。マジェットという名前も同じ。仕掛けを凝らしたホテルも持っていたらしい。これを基にした「クロール・スペース」という映画もあるみたいで、そっちも見たい。面白かった。晴れ。


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