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テラフォーマーズ [DVDやら映画やら]

2597年の東京。街の風景がかなりブレードランナー風。テラフォーミング計画の説明ナレーション。火星を人間が住める星にするために色々しているらしい。ファッションにこだわる本多博士が踏みつぶすゴキブリが気になります。タイトル文字にもゴキブリの絵が出ているし。本多博士と榊原の会話も意味ありげ。2599年の火星。宇宙船バグス2号で送られてきた「犯罪者」「ゴミ」以下の人たち。火星は既にテラフォーミングによって地球のように歩き回れる世界。もちろん言われたとおりの任務で終わるはずはない。開始早々、ハリウッド女優と、日本の清純派女優が退場してしまう。ハリウッド男優もわりと早い。火星に送られた男女の相手は500年前に送ったアレだった。ということはテラフォーミングにも同じくらいの年数がかかっていたということか。マリアはロシア人設定。ゴキブリを見たことがなかったというのに同意する。なんだかんだと、このマリアと空衣の変身後の立ち姿がいちばんかっこよかったりする。一見フィギュアにも見える。ハリウッド女優の方は変身したほうがきれいに見えたりする。変身中と変身後の気持ち悪さでは手塚の顔がナンバーワン。虫の特長による力が武器。しかしそれはカブトムシとかクワガタとかではなく、全然知らない虫。だからその虫の説明のナレーションが入る。確かに説明されないとどこが虫の特長なのか分からない。艦内の空気を排出する件では、自滅行為?と思ったりするが実はあんな能力があるとか言われないと分からない。この話しを作った人は、昆虫図鑑をなめるように眺めたり読んだりしたひとなんだろうなあ。どうせなら同じゴキブリにしたら良かったのではと思ったが、火星のゴキブリは超進化したものだから、現在の地球のゴキブリのままでは飛ぶか繁殖するくらいしかできなさそう。なんでみんな強い虫にしなかったのかというと、本多博士が「戦闘データを取る」云々と言っていたと思うので、なるべく色んな種類の虫の情報がほしかったんだろう。副艦長の小池さんもおどろくように、相手の進化のスピードが速過ぎる。何かの刺激を与えれば次の卵では進化している。もしかしたら闘っている途中でも相手の動きを観察することで能力を上げている。ゴキブリたちが実際に発声しているのか心の声なのか分からないが、「じょうじ」とは一体何ですか。最初は誰かの名前かと思ったがどうだろう。ちょっと疑問なのはゴキブリたちがどのように戦闘能力を身につけたのか? 刺激による進化なら何か戦いがあったはずだし、ゴキブリ同士で淘汰の歴史があったのか。それとも数年前に来ていたバグス1号で何かあったのか。最初のシーンでもそうだが、実在の名前がよく出てくる。「ヒサヤ大黒堂」の看板はスポンサーさんだろうか。飲み屋の「雨のアムステルダム」という看板は、岸恵子さんと萩原健一さんの映画のことだったりして。火星のでっかいゴキブリ駆除剤、マーズレッドPRO には「アース」のロゴ。マーズレッドはアースレッドのことなのは明白。ゴキブリ退治の映画なんて、かっこうの PR 媒体なんだろう。ハリウッド男優演じるテロリストが「意地」とか使うのがなんだか合わない。首がドーンとか顔がグチャーとか腕がボーンとかけっこう残酷シーンが多いがよく規制がかからなかったもの。規制ってエッチなやつだけなのか? もしかしてやられちゃうのが完全な人間ではないからかもなあ。そうでなければ仮面ライダーも毎回規制になってしまう。副艦長の言う「(好きな人)いたわよ」って、たぶんあの人なんだろうなあ。少し泣ける。マリアにはもうちょっと活躍してほしかった。ゴキブリの顔が秀逸。誰が生き残るのか想像しながら見るムシキングバトル映画。ゴキブリが進化するといえば「ミミック」のユダだが、いちばん嫌われていそうな虫なのに、何かと科学のために使われてしまうというのは変わらない設定。やっぱり最後に生き残るのはゴキブリなんだろうか。テラフォームと聞いて、ヴァル・キルマーさんが出ていた映画「レッドプラネット」を思い出す。面白かった。でもエンディングの歌がちょっと悲しい。インストで良いです。続編があるなら見たい。


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