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デッドハント(CAMINO) [DVDやら映画やら]

「この女、絶対死なない」なんて、なんというネタバレコピー。たぶんハッピーエンドだろうと、見る前から安心できます。緊迫のジャングルシーンの後でバーの様子が映る。「使用後」・「使用前」といったところか。バーでドナルドは戦場カメラマン、エイヴリー・タガードに、コロンビアの救世主ギレルモの取材に行けと頼む。既に彼女の名前入り航空券を持っていて行かせる気満々。彼女は渋々承諾する。ドナルドとバーで話した日、エイヴリーは何か賞をもらったらしい。それが彼女には重荷なのか不満なのか、とにかく納得がいかない様子。その戸惑いのためにバーで酔っぱらってへべれけになりながら、客の男をしっぽりに誘おうとする。しかし彼女に誘われたら朝起きたら骨が六本くらい折れてそう。なんせゾーイ・ベルさんですから。画面にときどき挿入される写真のようなカット。これはエイブリーのカメラが撮ったものなんだろうなあ。カメラマンが主人公ですよと強調しているようでけっこう効果的かも。そして彼女のカメラのストロボがちょっと壊れ気味なのもポイント。最初のアレホとの戦いでは、ベルさんのくせに痛めつけられっぷりがすごい。そして敵を倒して銃やナイフを手に入れるのは、なんだかアイテムを集めるゲームっぽい。ナイフを向けたときのハウリングみたいな効果音とか緊張感をあおるEDMっぽいインスト音楽がかっこいい。原題は "CAMINO" で、スペイン語なら「歩く」。映画の中での歩く様子のほか、「らせんは道のようだ」という台詞にも関係しそう。よく敵のグループにいちばん強いやつが一人いるものだが、今回は意外な人が強かった。ドナルドの事務所の机に置いてあったのは、純正のモニターをセットした Apple IIc ではないかなあ。「なぜ今 IIc ?」と思ったら、この映画は舞台が1985年頃の設定だったのだ。だからカメラもフィルムなんだなあ。マリアナ役のシェイラ・ヴァンドさんがかっこよかった。他のアクション映画とかにも出ているんだろうか。ジャングルを逃げるエイヴリーの回想や妄想で、なぜ彼女が賞が欲しくなかったのかが分かりそう。彼女がジャングルの中を一人で活動できるのも、妄想という話し相手がいたせいかも。ここら辺が普通のサバイバルものとくらべて面白い。ラスト近くのアレホの件は「アレ?・・・」と思ったが、おそらく妄想だろうなあ。流れだす血はそれ以前に受けたものだろうと思う。救世主ギレルモの正体をちゃんと説明してくれるところも良かった。結末はどうなるか? どんでん返しもありか? 「この女、絶対死なない」と分かっていてもけっこう面白かった。曇り・晴れ・雪・風。


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