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この子の七つのお祝いに [DVDやら映画やら]

松竹映画と角川事務所の提携作品。人形のような女の子。留守番しているのか。そこにやってくるのは岸田今日子さん。岸田さんが出るだけでミステリーの香りが漂ってくる。彼女は、バナナにハーシーチョコに森永キャラメルと、子供の好きそうなものばかり持ってくる。でもあまり幸せそうではない様子。そして年月が経ち、現在。殺人事件が起きる。それをさっそうと取材するのが根津甚八さん演じる若いルポライターかと思いきや、アクティブなのはベテランの杉浦直樹さん。でもちゃんと根津さんがメインになる。中原ひとみさんが見せる写真にぼうぜんとする根津さんだが、これは別な意味でぼうぜんとしたのかも。昔は年は若くても大人っぽく見えたものだが、この写真はちょっと辛いかも。雰囲気的に怪しい人はすぐピンとくるし、ひどいことをするに至ってしまった理由もすぐ分かる。それではあっさり過ぎると思ったら、もう一手間ありました。でも子供時分では分かるはずの無い事実。こうした場合、計画犯はあの人で、実行犯はこの人ということになるんだろうか。杉浦さんの展開も少し意外。アパートの雨戸の隙間から外を覗く岩下志麻さんの顔が怖い。これが冒頭の子供が覗いている姿と重なるわけだ。あとは人形も怖かった。金田一シリーズの横溝正史さん風な香りがすると思ったら、原作が横溝正史賞を受賞作でカドカワノベルスの本らしい。トリックは二つある。一つは凶器。最初の事件で使われたものはなんだったのか。残るは手型、指紋にしょうもん。しょうもんについて具体的な説明もある。岩下さんの店で杉浦さん、根津さんの三人が手形や指紋について話すところも、あとから考えるとなるほどなあと思ったりする。そうなると鑑識でもからんでくるのかと思いきや、警察はほとんど活躍しない。そうかといって探偵が出てくるわけでもない。探偵の代わりをしているのがルポライターたち。そのせいかちょっと地味な感じがする。カギを握るあの人による回想がいちばん盛り上がる。会津から戻ってきた杉浦さんがハードボイルド。彼の横分けスタイルが最高にかっこいい。今だと志賀廣太郎さんか。すべてを知ってしまった杉浦さんが求めたものはなんだったのか。根津さんに仕事を手伝わせなければ、すべては迷宮入りだったかもしれない。冒頭でやられてしまうのは、畑中葉子さん。そのやられ方からみてあきらかにエロス要員。恨みと愛と血の物語。若い小林稔侍さんやベテラン戸浦六宏さん、そしてなんといっても坂上二郎さんも見られる映画。けっこう重要な役だった。なにより怖い岩下さんと岸田さんを見る映画。特報の映像が映画の映像とはぜんぜん違った。晴れ。


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ポテチ [DVDやら映画やら]

冒頭のバッターボックスの話しが面白い。今村には空き巣の親分がいるが、他にも尊敬する黒澤という空き巣がいる。その人がなんだか今村の親のように見える。車中で話している今村、黒澤と若葉。その後で今村が買い物に出たところの風景が印象的。特に駐車場のラインのレイアウトが面白い。舞台は仙台。クロサワの台詞に「~こないだの地震では~」というのがあって、これは3月11日のことだろう。この映画でいちばん印象的なのは黒澤の視線。めったなことでは人と視線を合わさない。一対一で話していても、必ずあらぬ方向を見ている。これは職業的なものなのか、心の問題なのかは分からない。本人曰く「人の気持ちが分からない」に関係するんだろうか。今村の部屋のベッドの脇にエレキギターらしきものが見える。ヘッドが Gibson Flying V とか Gibson Marauder っぽいが、ボディは B.C.rich seagull にも見えるがギターの裏だとしたら左右逆の形をしているし、なんだか変わったボディの形。ミユと男の部屋にもギターが見える。「実はこうだった」「実はつながっていた」という話し。都合よく人間関係がつながったり展開したり、夢中で叫んだりとかよくありそうなシーンだなあと分かっていても、ベタなところでジンと来てしまう。これは役者さんのせいだろう。終わって考えれば、今村が知ってしまった事実に悩まずとも、母親はとっくに知っていたかもしれない。中村監督なので見たが、空き巣の親分が監督本人だった。けっこう良いとこ取り。震災の後、宮城県でできるだけ早く映画を作ろうという思いで出来上がった映画らしい。地元アピールもあるのか、特典メニューでロケ地マップが入っていた。とにかく黒澤が気になる映画。短いと思ったら1時間を超えるくらいだった。晴れ。


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http://rental.geo-online.co.jp/detail-247070.html

tY:近況76(Radiko, Z ソーガイド鋸セット, 高見沢俊彦のロックばん とか) [他]

バンドソーのふところに入らない大きな材。丸ノコで切り出したいが夜中は使えない。それに約50mm の材を切るには、ちょっと大きな丸ノコがいるし、怖い。時間がかかっても手ノコでやるかと思っても真っすぐ・垂直に切るのは難しい。それで Z ソーガイドを使った。

まっすぐ切れる!ソーガイドシリーズ | 岡田金属工業所 http://z-saw.co.jp/02a_sawguide_top.html

これが良かった。

Z ソーガイド

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内容。

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ノコ刃を押さえる円盤とスペーサーを付ける。

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ノコの柄を付ける。
このノコが使いやすい。どちらの目でも切れる。

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ソーガイドをガイドする直尺を付けて作業開始。厚さ47mm のマホガニー材。長さ500mmの旅。

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切る。ほんとに切ってよかったのかと少しだけ悩む。

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切る。ひたすら切る。手がちょっとしびれる。

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切れた。所要時間20分くらいかかった。
スコヤを当ててみると面は垂直。面もけっこうきれい。バンドソー普通刃で付くようなギザ感がない。
切ってよかったと思う。

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この調子でもう2本。夜中の2時。

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卓上で切れるように台を作った。

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長物を切る場合にはガイドになる直尺が必要。ソーガイドの持ち手付き台のスペースを確保する。ノコの代わりに使う位置決め用の板がついているので、それをつかって直尺の位置を決める。計ってみるとノコ刃から直尺まで 150mm は必要。つまりこれくらいの余裕を作れないと長尺を切るのが難しいが、その辺りは工夫次第でなんとかなりそう。
注意するのはソーガイドをガイドになる直尺からとにかく離さないこと。常にくっついているように気をつける。
この分厚いマホガニー材の他、色々な厚のベニヤなどを切ったが、案外、合板で薄い材ほどまっすぐ切るのが難しいと思う。サクサク切れすぎるせいかノコの勢いにソーガイドを押さえる手がつられてしまうのかもしれない。最初の分厚い材が見事に真っすぐ切れたのはノコのスピードが普通だったからかも。
ガイドの直尺から離れたなと一瞬でも思ったら、真っすぐだったところに戻って、ガイドを直尺にピッタリ合わせ直し、またゆっくりとノコを動かしていけば、少しは修正可能なこともある(ノコを戻した部分の断面は汚くなるけれど)。
とにかくノコよりもガイドに気を配った方が良い。

ガイドソーを使うには約 150mm+直尺の余裕が必要だが、切った長さすべてを使うわけではない場合、クシのように切って最後まで切らずに残しておけば、元々の材の幅はそのまま残るので、作業台の位置などを工夫したらすべてガイドソーで上手く切れるかもしれない。

Amazon リンク: 今回使ったものは角度が変更できない Z ソーガイド鋸セット。

Z ソーガイド鋸セット 30105




Z ソーガイドF鋸セット 30106




Z ソーガイド・ミニ 30104




高見沢俊彦のロックばん|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~: http://www.tbsradio.jp/rockban/
3月13日
「ぼくはずっと自分のことをアマチュアだと思っているんです~」というムッシュかまやつさんの名言で始まる。
坂崎幸之助さんの番組と同様、冒頭でムッシュかまやつさんの話し。
かまやつさんのことは、レコーディングを朝までやって、帰ってきて見たテレビのニュースで知った。ぼうぜんとしてしまった。立ちつくしてしまった。
自分やアルフィーにとっても偉大な方だった。
個人的にはスパイダースのかまやつさんが好きで、VOX の Teardrop 型ギターにあこがれていた。
70年代、箸にも棒にも掛からないグループだったアルフィーをバックバンドに使ってくれた。その前はガロがバックをやっていた。ガロにくらべるとアルフィーは弱いなあと思っていたので、ものすごく練習した記憶がある。個人的にアコースティックギターが得意ではなかった。音楽に目覚めたある瞬間にかまやつさんがいた。好きなことばかりやっていてはダメだ。プロになれば色々な要求に応えなければ。アルフィーでデビューした以上、自分はフォークギターをマスターしなければいけない。それで一生懸命練習した記憶がある。
そしてかまやつさんのツアーに同行した。ムッシュは色々な音楽性を持っている。GS、ロックンロールにフォーク系。なので大所帯。ロックバンド系で「オレンジ」というグループがあった。アルフィーはアコースティックを担当。それで全国をまわった。
非常に勉強になった。音楽はひとつじゃないんだということを、かまやつさんからおそわった。それで色々な音楽を聴くようになった。
京都でコンサートをやったとき、大所帯のバンドを全員引き連れて祇園に連れて行ってもらった。思い出深いこと。初めてのお座敷。はしゃいでしまった。二十歳くらいのやつがいるような場所でないけれど。あのときは桜井が酔っぱらった。楽しいツアーだった。
音楽の幅というのをかまやつさんに教えてもらった。
去年の5月にかまやつさんにこの番組に来ていただいた。そのときに GS 時代の曲について良い悪いを聞いたのだが、意外な曲がダメだったりした。自分が好きな曲とかまやつさんが好きな曲はちょっとズレがあった。フリフリは、自分たちがアレンジしたものも含め好きだったようだ。
まだまだ色々教えてほしかった。
音楽をやると仲間が増えてくる。かまやつさんは若者たちに対して寛容だった。ついていきたくなるような偉大な先輩だった。アルフィーはもちろん、色々なアーティストに影響を与えた。
まだ信じられないというのが正直なところ。うまく言えない。かまやつさんが残してきたものは引き継いで伝えていきたいなと思う。
かまやつさんと色々なステージをこなしてきたが、ひとつとして同じことはなかった。すごいと思う。一応セットリストを決めるがそのとおりにいかない。お客さんの感じで変わる。だから話しのつなぎの感じで、「次は四つ葉のクローバーだ」とか「シンシアだ」とか自分たちで譜面を選んだ。刺激的なコンサートだった。もっともっとその背中を見ていきたかった。
アルフィーがかまやつさんのバックをやった曲。「我が良き友よ」の次の曲。これでテレビにも出た。
(ここで「水無し川」がかかる。そしていつもの楽しいコーナーへ)


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ムッシュかまやつ 70thアニバーサリーアルバム




第205話 魔球と呼ばれた変化球 - ピートのふしぎなガレージ -TOKYO FM 80.0MHz: http://www.tfm.co.jp/garage/detail.php?id=212
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に合わせただろうプログラム。変化球の歴史も面白いが、それをあみだした人がネイティブ・アメリカンの方だったり、ピッチャーの出自や性格が面白い。


81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION: http://www.j-wave.co.jp/blog/jsselection/rock_classics/
どうも曜日が変わって、ROCK CLASSICS ではないものが録音されたりする。しかし Web を見ると、以前やっていたプレイリストだったりする。
3月8日(水) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS
2016年3月29日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリスト。
3月11日(土) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS
2016年10月3日(月) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリスト。
3月14日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS
2016年10月10日(月) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリスト。


Guitar Today [ギターとかと映画]

ボタンをクリックすると楽器が変わります。クリックすると ISHIBASHI MUSIC イシバシ楽器のページを開きます(ISHIBASHI MUSIC イシバシ楽器のアフィリエイトリンクです)。




お姉チャンバラ THE MOVIE [DVDやら映画やら]

感動大作。20XX年。D3コーポレーションが何やらしたら、何やらとても物騒な事件が勃発してしまったという話し。うじゃうじゃ出てくる人たちは、死体を蘇生させたものらしいのでゾンビと考えていいかも。オープニングの音楽が大作感があってかっこいい。タイトルロールも全部英字で、ハリウッドみたい。チャンバラというタイトルだけに、しょっぱなから速い殺陣を見せてくれる。フラッシュのような効果と音もすばらしい。しかしなぜポンチョの下がビキニなのかが分からない。分からないが、いちばん動きやすい、もしくは斬られてもすぐ分かるようにするためだと納得する。斬ってドバー、撃ってグチャーと身体はバラバラ、血は飛び散るが、しっかりエッチなシーンも忘れていない。バイクアクションも少し入っていたし、グロなだけではないエンターティメントな映画。刀を使うときの特殊効果も良い。この映画で強いのは女性だけ。刀を持った彩とガンを持ったレイコ。ビキニで露出度の高い彩と革パン革ジャンで露出無く決めるレイコ。武器も見た目も色々と好対照な二人の設定がすばらしい。そして敵も女性。まん丸の勝春がどこまで生き延びられるかも見もの。彩にとってゾンビはじゃまだから倒すのみ。彼女の頭には妹のことしかなかったわけで、終わってみるとウルトラ姉妹ゲンカだったような。すごかった。彩、咲の姉妹の幼少期をつとめる子役の雰囲気が現在と似ていて違和感なし。なんといっても主役の彩を演じる乙黒えりさんが良い。立ち姿に刀を振り回す様に表情。特に彼女は、台詞が少ない閉塞感のある設定だけに表情が大事なんだろう。フランケンの映画に出ていたのが乙黒さんとは思わんかった。口数が全然ちがう。ガン・ウーマンのレイコが橋本愛実さんなのにおどろいたがけっこうかっこよかった。ちょっと勝春がうっとおしく思ったりするが、だんだん憎めなくなってくる。諏訪太郎さんがマッドな科学者、悪の根源、杉田を演じているが、これがまた怖い。ホラーみたいだが親子、姉妹、仲間など、絆の物語でもある。なぜタイトルが「お姉~」かと思ったが、確かに主人公は強い咲のお姉さんであり、お姉さんがチャンバラする映画だから。タイトルに偽りなし。面白かった。


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プルシアンブルーの肖像 [DVDやら映画やら]

ミニチュアのような学校。冬。雪道を静かな音をたてながら歩く少年。名前はアキヒト。少女、カズミと待ち合わせして交換日記を渡す。カズミから他の少年、タダシのことを「かわいい」とか「正直」とか言われて、けっこう寂しそうな顔をするアキヒト。しかも彼はカズミとタダシの交換日記の渡し役。なんだかトラウマな予感。そしてカズミはタダシに会いに学校の中に入る。初対面なのでうれしくてたまらない。そこで大変なことが起きる。これが事の始まり。そしてタイトル登場。でも「プルシアンブルーの肖像」の「プ」の字が役者さんの足と重なってちょっと見づらい。15年後。学校の屋上で一人話しているのは「冬の花」と書いてトウカと読む高橋かおりさん。映画「誘拐報道」のときからずいぶん成長した様子。シャープな小顔。他の雑な女子・男子とはレベルが違う。主役なので出番は多いし台詞も多い。頭がいい人だったんだなあ。しかし鳥小屋に閉じ込められたりプールのシャワー責めと、散々な目にあってしまうのがかわいそう。記憶ではでっかいメガネの尾花先生が高樹澪さんだったよなあと思ってたら原田美枝子さんだった。なんで子供たちは学校にいて家に帰らないのか。いっしょに帰ろうとしてただズルズル残っているだけなのか。人がいなくなったのは、だまって帰っちゃったということもあるので許せるにしても、先生があんなことになっても何も起こらない。そりゃないだろうと思ったりするが、子供なのでどうしていいか分からないということもあるかもしれない。疑問なシーンは多々ある映画。でも BGM は良い。映画のイメージはほとんど忘れていたが、水だらけのシーンで思い出した。シャワーといい雨といい噴水といい、水責めされる高橋さんがカゼをひかなかったか心配になる。つながりが不自然なシーンもあったりするが、エンドロールを見て、これは高橋さんのための映画だったのだと確信する。古い校舎の屋上部分のセットとか雨とか、舞台にはずいぶんと手間がかかっているよう。玉置浩二さん演じる用務員、アキヒトの、いわゆる「どろぼうヒゲ」が特殊メイクよりもホラーに見えてしまった。「学校の怪談」的な映画だが、実は「美女と野獣」とか「オペラ座の怪人」とか「ノートルダムの~男」とかの雰囲気もあるような。雪の上の血はおそらく女の子のあの日の血なんだろうなあ。そうだとすると原案は、純粋に少女から大人への成長物語だったのかもしれない。高橋さんが好きなら見なければならない映画。晴れ。


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tY:近況75(ビンテージワックス VINTAGE WAX とか) [他]

古っぽい仕上げになる「VINTAGE WAX ビンテージワックス」を使った。約2000円。要はオイルフィニッシュなので、普通だと800円くらいでないの?と思う。しかし使ってみたい欲が勝ってしまった。

ビンテージワックス 商品情報: http://www.nippehome.co.jp/library/wood/vw.html


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ニッペ VINTAGE WAX ウォルナット 160g




見た目が「靴墨」。クリーム状になっている。靴墨を作ろうと思ったら塗料になったのか、靴墨を見て塗料にしようと思ったのか、「靴用」と印刷されていたら靴に塗りそう。
使う道具も「ハケ」というよりは「ブラシ」。説明書や Web や 動画サイトで「歯ブラシを~」とか説明されているが、そのとおり「歯ブラシ必須」。特にすみっことか塗りづらいところ。歯ブラシは古くなっても捨ててはいけない。

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その他に長めのブラシを用意した。塗るだけでなく、容器からワックスをすくうことにおいても、ブラシが有利。ハケではすくえない。

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普通の塗料とは違ってのびずらいので、ブラシを縦だけではなく、斜めにしたりしてワックスをなすりつけてのばす。説明書によるとあまりつけない方が良いらしい。オイルフィニッシュなのだからそうだろう。でもつけないとのびない。

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粘度が高いので、普通の塗料のようにダレたり、容器を倒してこぼしたりすることはないが、新聞紙とか養生は必須。ブラシを操っていると細かい飛沫がけっこう飛んでいる。机やテーブルで作業するときも何か敷いておいた方が良い。

失敗したかと思ったのは、塗ってから1時間以上も放置してしまったこと。おそらく染み込みすぎたのかもしれない。拭いても拭いても色がついてくる。

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これは拭いて放置を何日が繰り返して、染み出切るのを待つしかないかも。よく「オイルをたっぷり染み込ませる」とか説明を見かけますが、それは絶対ウソだと思う。ギターとか楽器ならならなおさら。でも待ってられないので結局スチールウールで磨いたり、エタノールで拭いたりする。それでもまた後で拭いたほうが良さそう。

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当たり前だがシナベニヤの木口は濃くなる。でもシナベニヤの表面はけっこうきれい。表板があまりオイルを吸わないためだろうか。檜の白木部分よりもムラが無い。
良いところは、塗りムラがあっても目立たないところ。説明書にわざわざ古さやアンティークな感じを演出するために「キズを付けろ~」などと記載してあるくらいだから、きれいに仕上がることを目標にしていないように思う。ギターでいえばエイジド加工。ジーンズならダメージ加工。
今回はとくにキズは付けなかったが、檜部分の見た目は、100円ショップで見かける「焦がし」仕上げの木工工作材な感じ。

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考えようによっては、ノコで切った後の処理や仕上げのやすりがけの手を抜いても、それなりになってしまう便利な塗料かもしれない。

醜聞(スキャンダル) [DVDやら映画やら]

松竹の白黒映画。三船敏郎さん演じる青江がタバコを断ってから吸うところがすばらしい。ポスター、チラシ、中吊りをはじめとしてバスの広告、おまけに街頭放送までと、雑誌の宣伝方法がとにかく派手すぎ。悪女ではない粋な女性を演じる千石規子さんが新鮮な感じ。志村喬さん演じる蛭田弁護士に電話を取り次ぐ男の人がほんとうに嫌そうで名演。酔って帰って病気で寝ている娘に散々話しをする父親。父親は娘に「若いころはだまされてばかりだった~」とぐちり、それが今の自分となっている原因だと話す。話す父親の顔を見る正子の表情が怖かった。映画の中で正子の存在が重要。そしてクリスマスの酒場の場面。バンドに合わせて「蛍の光」を歌う。誰も明るい顔をしていない。映し出されるのはあきらめや絶望っぽい顔と散らかったテーブルや床。あと一週間で年も終わるが、まさに終末の様相。そして自分は犬だと言う弁護士。弁護士にとってちっとも明るくない年の瀬。かたや青江はドブ川に星が見える希望めいたことを言う。二人の境遇が違いすぎ。最期の「星~」云々という台詞は正子に関係することだと思うのだが、なんだかとって付けたように聞こえてしまう。しかし青江が芸術家だとするとそんなもんかと思ったりする。この頃はまだ法廷にもカメラが持ち込まれていて、撮影のための大きな照明がそこらじゅうに立っている。傍聴席数も多く、人に溢れ、何かスポーツや演劇でも観戦しているようにも見える。西条美也子が写真を撮られたくない明確な理由があれば良いのになあと思った。「二人の関係が何でもないことを証明しろ~」って、それは悪魔の証明だ。黒澤監督作品なのだが、どうも黒澤監督な気がしない。木下恵介監督作品と言われても信じるかも。しかし、この映画のすごいところは、あれだけ冒頭のシーンで青江が描く山の絵のことを話題にしながら、その絵が一度も、多分、画面に現れなかったこと。千石規子さんが登場する個展シーンで絵が少し見られるが、山の絵は出てこなかったような。それだけ青江が画家であることは重要ではなかったということか。特に西条美也子は控えめ。彼女が声楽家なのは正子に「♪きよしこの夜~」を聴かせるためだけかも。この映画で重要な職業は志村喬さん演じる蛭田弁護士だけ。そして扱いはほとんど主役。準主役は正子。この親子の映画。最後、蛭田は守るものが無くなってしまったのだろう。面白かった。日本語字幕が付いていた。でっかいツリーでもバイクで運んでしまう青江が豪快だった。晴れ・雪。


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tY:近況74(Radiko, CHABOのマジカルMUSICツアー, 坂崎幸之助 K's TRANSMISSION とか) [他]

面白かったページ。

「商品の紹介文で笑ったのは初めてだ…」バットマングッズの通販の注意書きが人気を呼ぶ:らばQ: http://labaq.com/archives/51880920.html
「これ…気付いてた?」有名なロゴに隠された秘密いろいろ:らばQ: http://labaq.com/archives/51880977.html
ナチスに禁止されながらもアポロ11号と月面まで到達したフォント「Futura」 - GIGAZINE: http://gigazine.net/news/20170306-futura-typeface/
歴史的に有名な偉大なる発明家による知られざる11の発明 : カラパイア: http://karapaia.com/archives/52235081.html
海外のエナジードリンクが全力で笑いを取りに来るのでこらえきれない - GIGAZINE: http://gigazine.net/news/20170308-energy-drink-naming-symbol/


NHK FM 夜のプレイリスト
ルー大柴さんのプレイリスト。全部良かった。
2月28日「若葉のころ ベスト・オブ・ビージーズ」 ビージーズ: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-02-27/07/70601/4694501/
3月1日「ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン」シルヴィ・バルタン: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-02-28/07/70850/4694502/
3月2日「ロックン・ロール」 ジョン・レノン: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-03-01/07/71096/4694503/
3月3日「孤独の太陽/ベスト・オブ・ウォーカー・ブラザーズ」: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-03-02/07/71351/4694504/
3月4日「グレイテスト・ヒッツ」 ザ・モンキーズ: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-03-03/07/71662/4694505/


参考の Amazon リンク

若葉のころ ~ベスト・オブ・ビー・ジーズ

若葉のころ ~ベスト・オブ・ビー・ジーズ




ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン

ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン




ロックン・ロール ジョン・レノン

ロックン・ロール




孤独の太陽~ベスト・オブ・ウォーカー・ブラザーズ



Greatest Hits ザ・モンキーズ

Greatest Hits




81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION: http://www.j-wave.co.jp/blog/jsselection/rock_classics/
3月2日(木) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS
2016年3月22日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリスト。


3月3日 NACK5 K's TRANSMISSION: http://www009.upp.so-net.ne.jp/ks_transmission/

坂崎幸之助さんのラジオプログラム。今回は通常と違ってムッシュモード。ただでさえさみしい話題だが、喉を大事にして話すのでことさらおごそか感じだった。
いつもは「駆け込み寺」のコーナーがあるが、「坂崎さんが駆け込みたいでしょ」なんてコメントがあった。

1曲目 どうにかなるさ
ムッシュは年齢の関係なく、世代の関係なく付き合える人だった。
吉田拓郎節が覚えられなかった話し。「我が良き友よ」で「バンカラなんてオレには似合わない」という話しもあったそう。

2曲目 水無し川
ギターが石川鷹彦さん。半音のギターがミソらしい。
無理しているんだろうと思ったら全然無理してない人。
レイジーを関西から引っ張ってきたのもムッシュ。
絶対忙しいのに、ライブ・食事・朝まで飲んだりとかフットワークが軽い。次の日がボロボロなんて素振りも見せない人。
加藤和彦さんとの和幸で「ゴロワーズ~」をやったとき、ムッシュがすぐ来てくれた。

3曲目 ゴロワーズを吸ったことがあるかい(和幸の「ひっぴいえんど」から)
今頃は加藤さんとワインを傾けて面倒くさい加藤さんのうんちくを聞いて、早く飲もうよと言っているかもしれない。加藤さんはうんちくが面倒くさくて飲むまでに時間がかかる。
アルフィー一同としてかまやつさんへのメッセージ。
2009年、ムッシュ70歳のときに一緒に録音した。

4曲目 サマーガール(「70thアニバーサリーアルバム」から)
不思議なギターコードの話しで、「どうにかなるさ」を弾き語る。なんでああなるのか聞いたことがあるが、「家で一人で誰も使わないコードを探している」らしい。「我が良き友よ」でもやっているらしい。聞いておけば良かった。
Char さんとのセッションがロックでかっこよかった。変幻自在。
ゴロワーズのタバコの話し。いつもタバコの香りがするのがムッシュ。
「どうにかなるさ」とかでも聴けるカントリーとかヨーデルの歌い方の話し。かまやつさんの真似をするときはしっかりと覚えておくこと。

5曲目 やつらの足音のバラード
実はアルフィーはムッシュのお父さんのお葬式にも出ている。音楽葬だった。最期送るときはジャズ仲間が演奏する「聖者の行進」だった。
スパイダースに入った時は作曲要員だったかもしれない。「フリフリ」のジャケットに写っていないのは、まだ正式メンバーではなかったから。その辺は堺正章さんがよく知っているだろう。
1970年の解散後にソロ。まずフォーク。ガロ、吉田拓郎さん、ドラマ「時間ですよ」に出演。

6曲目 ノー・ノー・ボーイ
スチール・ギターがめずらしい。名曲。時代を感じさせないモダンな曲が多い。
スパイダースの振り付けはムッシュ。
もともとルーツはカントリー。あの頃持っていた生ギターは皮張り。カッコよかった。音はひどかったらしい。外国のアーティストにあげた?
軽井沢の公開録音でムッシュの Gibson J-200 に触らせてもらった。65年から数年間のナローネック。でかいわりにネックが細い、そして音が良いというムッシュの J-200 の思い出。
生ギター風なアーム付き Martin に Steinberger。スパイダース時代は VOX の Teardrop だったり、気になるギターを使っていた。
「四つ葉のクローバー」が初めてムッシュとガロが共演した曲。ボーカルさん以外はみんないなくなった。

7曲目 四つ葉のクローバー(バックがガロ)
当たり前のように聴いていたものが、「あれムッシュなんだ」ということがある。たとえば「やつらの足音のバラード」とか。
音楽をやっているが、どのジャンルにくくられるということがない。歌謡曲でありロックでありタレントであり、ムッシュという存在だろう。いつもメジャーだけど深いところにも入っていく。以前はグリコとドラムとギター編成で回ったりしていた。
よくムッシュとのステージでシンシアをやっていた。ステージではいつも曲順が変わるので楽器の持ち替えとかであせった。慣れてくると「拓郎と~」とかの MC で分かるようになってきた。

8曲目 シンシア
拓郎さんが作る三拍子は良い曲が多い。その中でもシンシアは名曲。74年、アルフィーがデビューした頃に出た曲。
雲の上のムッシュといっしょにツアーに出られるとは思っていなかった。ムッシュはデビューにつまづいたアルフィーを助けてくれた恩人中の恩人。
打ち上げで京都の一力茶屋に連れて行ってもらった。オレンジとか関係ない人も合流してくる。
「我が良き友よ」のレコード大賞のときの中継は京都の磔磔から。アルフィーがバックだった。
船に乗ってのぼりを立てて「我が良き友よ」のプロモーションをやったりした。その頃のレコード会社はおかしなことばかりやっていた。

9曲目 我が良き友よ
アルフィーの曲以外で弾いたのはムッシュの曲かもしれない。
アルフィーナンバーのカバー4曲は来週にします。
この曲はムッシュもよろこんでくれた。

10曲目 フリフリ(The KanLeKeeZ)
フリフリはスパイダースのデビュー曲です。堺正章さんとは The KanLeKeeZ でやらせてもらった。ムッシュともやりたかった。
Martin のアーム付きギターの話しをちょっとだけ。
ベルリンの壁の上で「バンバンバン」を歌っていた。同じとき、セントラル・パークでギター一本で「あの時君は若かった」と歌っている。それがジョン・レノンの誕生日というところが粋。

11曲目 あの時君は若かった(セントラル・パーク・弾き語り)
アルフィーはとてもムッシュに近かったグループかもしれない。お別れ会のことは分からないけど見送りしたい。

恩人であるが故の特別編成だったんだろうなあ。

参考の Amazon リンク

ムッシュー~かまやつひろしの世界

ムッシュー~かまやつひろしの世界




ゴールデン☆ベスト<決定版>かまやつひろし

ゴールデン☆ベスト<決定版>かまやつひろし




ムッシュかまやつ 70thアニバーサリーアルバム

ムッシュかまやつ 70thアニバーサリーアルバム




G.S.meets The KanLeKeeZ(通常盤)

G.S.meets The KanLeKeeZ(通常盤)





InterFM897 木下グループ Love On Music
木下グループhttps://www.interfm.co.jp/loveonmusic/index.php?mode=sat&id=323

100回目記念、3月4日のゲストがなんと仲井戸“CHABO”麗市さん。1回目も CHABO さんだったらしい。二人のセッションは、「ギブソン」と「ガルシアの風」の2曲。番組ブログに写真が載っていた。
第100回LOVE ON MUSIC | Love On Music: http://www.interfm.co.jp/loveonmusic/blog/?p=1528


参考の Amazon リンク

旅に出た二人 仲井戸"CHABO"麗市 & 早川岳晴

旅に出た二人




我が道を行く62 [DVD] 仲井戸"CHABO"麗市

我が道を行く62 [DVD]




CHABO




Fender Mustang と Fender Duo Sonic。結局似たスケール長で、同じような PU とコントロールになってしまったようだ。

(イシバシ楽器のページより)
Fender / Mustang Maple Olympic White



Fender / Duo Sonic Maple Arctic White



デリカテッセン(Delicatessen) [DVDやら映画やら]

赤みがかった景色。ホコリっぽい空気に廃墟のような建物。カメラが追うのは「デリカテッセン」の看板があるドア。中に入ると料理人らしき男が包丁を研いでいる。その奥の部屋。男が身体中を服やら紙やらでおおいまくっている。男はゴミに扮してゴミバケツの中に身を隠したようだが・・・見つかってしまう。このシーンがこの世界の様子を物語っている。食糧難の世界。特に肉が無い。あるグループは菜食主義になり、ある人は水浸しの部屋でカエルやカタツムリを飼っている。もちろん食料として。タイトルロールの壁のメモやガラクタの中に埋め込んだクレジットが素敵。デリカテッセンのある建物はアパートで、料理人にその娘の他、老婆、家族、エッチそうな女性に子供とか様々な人たちが住んでいる。新入りのルイゾンが新聞を見たと言って働きにやってくる。料理人=ブッチャーはしかたなく彼を雇い、アパートに住まわせる。ブッチャーの娘、マリーは彼に何かを話そうとするがなかなか話せないでいる。いったい何を伝えたいのか? このアパートに秘密があるのか? といっても大体分かる。ルイゾンとマリーが話すところに聞き耳を立てる父親ブッチャー。そのときのルイゾンの話しがブッチャーには何かしら響いたかもしれない。たぶんブッチャーにとっていちばん必要な言葉だったろうから。チェロを弾くマリーの横でノコギリを奏でているルイゾンの姿勢がなんだかエッチ。ルイゾンが服を脱ぎはじめててっきりアレかと期待するジュリーがかわいい。ブッチャーの死が意味するものは、肉食システムの崩壊。崩壊させないと愛が消えてしまう。人ではなくて動物の肉でも同じこと。荒廃してホコリだらけな外にくらべて水であふれているアパート。そんなアパートがオアシスに見えて、その対比も面白い。荒廃した近未来であれば携帯電話やインターネットなどはなくても不自然がない。個性的な顔立ちのルイゾンはどこかで見たなあと思ったら、映画「ロスト・チルドレン」に出ていた人だった。面白かった。DVDメニューが60年代の文化住宅と呼ばれた団地の部屋の様子に似ていた。晴れ・雪・曇り。


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サマー・インフェルノ(Summer Camp) [DVDやら映画やら]

噴水らしいものとか新聞記事、そして流れるアメリカ人が3人行方不明のニュース・・・なんだか不気味なタイトルロール。目隠しされた女性が逃げている。誰かに追われているような、なかなかスリリングな出だし。原題の "Summer Camp" は、ボーイとかガールスカウトみたいなものだろうか。場所はスペインなので地元の言葉はスペイン語。アメリカからやってきたウィル、ミシェル、クリスティの三人と地元のアントニオ。よくいる問題児はウィルのようだ。二股はかけるし犬の件はやめろと言っているのにやっちゃうおバカな奴。でも、もしかして、この犬の件が本人には良かったのかも?と思ったが、そうでもなかった。もう一人の困ったちゃんはクリスティ。お嬢様な彼女は、普段の言動でイラっとさせます。ミシェルは普通の女性かと思えば家族との関係がうまくいってなさそう。キャンプの場所の近くに住んでいるあやしい家族。ここのお父さんらしい人がまたトンデモ人間。色々と登場人物の背景に含みをもたせてくれます。携帯電話の呼び出し音の件はけっこうコメディ。電動ドリルドライバーがめちゃくちゃ痛そう。普段よく使う工具だが、あんな使い方はしたことない。されたらと思うとぞっとする。クリスティの口の開き具合がほとんどゴム状態。最初は「何故おかしくなるのか? 霊なのか? 何かの病気?」とか色々考えるが、後半でおかしくなる理由がおおざっぱでも明かされるのでモヤモヤしない。エンドロールでもニュース音声が教えてくれる。おかしくなる理由が分かった上での、バスの中でウィルが言い出した作戦に「なるほどなあ」と少しだけ感心するが、せっかくの作戦にあの人がちょっとゲスかった。そして「ウォー!」の一声でブラックアウト・・・これで終わったかと思ったら続きがあった。最後までミシェルの心配をするところをみるとウィルは、二股とののしられながらもけっこう良い奴だったかも。誰がおかしくなるのかゲームみたいで面白い。普通に戻っても「ほんとに大丈夫?」な感じで疑いが晴れない。見ている限り、おかしくなった時の記憶はなさそう。だらかひどいことをしたのことも覚えていない。これに対してもウィルは優しかったりする。人は見かけによりませんという映画かも。雰囲気的にイーライ・ロス監督の「キャビン・フィーバー」を思い出した。面白かった。雪・曇り・晴れ。


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シャークトパス VS 狼鯨(Sharktopus vs. Whalewolf) [DVDやら映画やら]

"NEW HORIZONS"なんて英語の教科書を思い出す名前。タイトル・ロールからしてテレビムービーな感じだったが、英語の Wiki を見たらやっぱり "Television movie" だった。タイトルどおりの「シャークトパス(鮫とタコ)」と「ホエールウルフ(狼鯨)」らしいものが取っ組み合っているカット。期待させてくれます。原題はなんだろうと思ったが、邦題そのものだった。あと、タイトル・ロールの Akari Endo さんが気になる。それと脚本の Matt Yamashita さん。ドミニカ共和国の美しい海。開始早々シャークトパスが登場。サメとタコの合体生物。説明もなく登場するのは、この映画が続編か何かだからでしょうか。気になった Akari Endo さんは保安官ニータ。厳しいが世話好きなところもあって、留置場にぶちこまれた船長レイの保釈金とかを心配している、良い女性。遺伝子をいじりたがる女博士ラインハルトというマッドサイエンティストも登場する。彼女の研究室の壁にかけた偉大な先輩の肖像画は、おそらく前作にも出ていた方々なんでしょうか。そして何だか呪術団みたいなギャングを牛耳るフランソワ・タイニー首長。登場人物盛りだくさん。不気味なタイニーの登場でシリアスになるかと思ったらより可笑しな方向に。彼は後半で Dan Electro のギターを手にする。責任感の強いニータはモンスターたちを何とかしたいのだが、レイは無責任にも逃げる。ニータの "Do you have something bigger?" にちょっとたじろぐレイがかわいい。トラブルがあっても続けるリアリティ番組がしぶとい。その架空の番組シーンとか乱闘シーンとかレイとパブロとか、シーンがけっこう多くて飽きない。これもテレビ放映のときにチャンネルを替えさせないための努力かも。特にどさくさにまぎれて「服を脱がす」とか適当なボケを言うレイの手下、パブロの存在が面白い、出演者が個性的で、一人も役が被らず面白い。チョイ役かと思ってもちゃんと見せ場がある。登場するシャークトパスなど、モンスターは CG だが、街中などに登場する場合は画面はめ込み感がよく分かる仕上がり。でもアニメと実写の合成と思えば面白い。モンスターたちはマンガみたいでもレイやニータのケガのディテールがけっこうグロい。モンスターの登場・格闘シーンも多いし、人間のドタバタ劇など、とにかく飽きさせない。安っぽいけど面白かった。シリーズ全部見たい。ノート PC が VAIO。イギー・ポップさんはたぶん楽しそうに血をおさえるロン毛の看護師だろうなあ。晴れ。


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