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ゾンビスクール!(Cooties) [DVDやら映画やら]

主役はイライジャ・ウッドさんっぽいが、レイン・ウィルソンさんでもある。原題の意味が分からなかったので調べたら「シラミ」だった。さらに、子どもの間で「嫌な人からうつるもの」という雰囲気で使われているらしい。なるほどなあ、これは和訳しにくい。「シラミ」じゃ売れ無さそうだし。とにかくナゲットが怖くなる映画。冒頭の4分でお腹いっぱい。そこだけ切り取れば食肉産業を批判するドキュメンタリーっぽくもある。みなさん先生だというのに、とにかくまともそうな大人がいない。みなさん個性的過ぎ。子供だけど口は上手いし、憎まれ口はたたくし、手のつけられない生徒たち。そんな子供たちがタイトルの「ゾンビ」というよりは、ウィルスとかによって凶暴な「病気」になってしまった。普段なら体罰など許されない先生たちが、思う存分手をあげるところに意味がある。特にハタチの戦いっぷりがそう快。こんな風にしてやりたいと妄想している先生たちも多かったりして。楽しく談笑するクリントとリリー、そしてダンクシュートに夢中なウェイド。彼らと子供たちの惨劇の様子の対比がドラマチック。明るい陽の下での惨劇というのがなんだか異常。最初に感染したシェリーはなんで地面を掘っているのかと思ったら、柵の外に出るためだったようだ。これも本能のなせることか。噛まれたペイトリオットに嫌味な言葉をなげかけるクリントがゲス。ダグ先生が授業で身体の中身を教えるために着ているベストが面白い。マジックテープでくっついているんだろうか。「襲われた人誰よ?」とか「手袋はつけた」とか、台詞が軽快で面白い。突っ込むときの「ロックンロール!」の台詞にしびれる。比喩っぽい台詞も多そうなので英語字幕があるとうれしい。ウェイドの「ホビットかよ」という台詞は、言われたクリントの表情からして、アドリブだったのかも。後半の子供のアゴが呪怨のアゴ無し少女っぽい。希望が無いようであるような、なんだか分からないが、なんだかんだとスカッとしたかも。クリントの部屋にゴジラの人形が見えた。エンドロールの後で誰かの姿が見える。面白かった。晴れ・冷える。


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