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民事介入暴力 非合法領域 2 [DVDやら映画やら]

長髪でぐうたらそうでだらしなそうでダメダメそうな沖弁護士が、実は優秀で型破りなヒーロー振りを見せてくれるというドラマと想像できます。ただひとつ他のドラマと違うところは高橋かおりさんが出ているところ。そうでなければ見なかったかも。オープニング早々高橋さんの足元。アゴがシャープ。小顔がさらに小顔に見えます。弁護士バッジをつけたスーツが良く似合います。彼女は神埼恭子弁護士。沖弁護士と交通事故の面談で見せる戸惑いはプチツンデレ。言いたい放題の後の言葉の詰まり具合がすばらしい。どのシーンもすばらしいが、特に増島興産と親分対決時の丸い目の表情が素敵。いわゆる「ミンボー」に対して法律で戦っていく物語。沖の友人の刑事が起こした事故がきっかけとなって、神埼弁護士やヤクザの親分の思惑も巻き込んでややこしいことになっていく。交通事故交渉に始まって、お決まりの法定利息外の高利貸し金、土地の売買、善意の第三者とか親子認知まで、民事の法律てんこ盛り。悪いやつをキズつけて「刑法36条、正当防衛です」と言う神埼弁護士が律儀。そして緊迫状態でも、沖の「民法781条第2項」には「遺言認知」と答える冷静さ。アクションシーンでも「第~条!」とか叫んでもらえると必殺技みたいでかっこいいのに。貸し金の話し合いの前に「依頼者から全面の委任を受けているか? あなたの言葉は依頼人の総意なのか?」と詰め寄る沖がかっこいい。貸し金交渉のお礼で沖を食事に誘う神埼さんが、束ねた髪を解いていつもの弁護士モードと違う魅力を見せているところがすばらしい。そこに「タダ?」とうれしそう食いつく沖がまるで子供。だんだん憎めなくなってくる。親分が沖に色々と申し出るのは、後々あのことで恩を着せるためでもあったんだろうなあ。映像効果が地味なタイトルが「民事介入暴力II」となっていて「非合法領域」という副題が出てこない。これは見ている環境によるかもしれないが、BGM がちょっと大きい気がする。ブルースなソロギターとかいなたいスライドソロとか、かっこいいのだけれどせっかくの沖の長台詞がかわいそうでもある。最後は力で抑えてしまう沖は、知能と腕力を持ったスーパー弁護士だった。ラスト、次も出るよという感じ満々の力也さんがかっこいい。最後は「恭子」なんて呼ばせるまで、すっかり沖を気に入ってしまった神埼弁護士であった。次に続きそうなのはうれしい終わり方かもしれないが、ちょっと複雑なラストでもある。面白かった。


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民事介入暴力 非合法領域
民事介入暴力 非合法領域 3

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