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THE PUNK ROCK MOVIE(The Punk Rock Movie) [DVDやら映画やら]

映像の荒さなど気にしない添加物のないドキュメンタリー。Wide Screen Special Edition となっているが、上下を切って横長にしただけなら悲しい。チャプターがシーン・曲ごとに細かく区切られていて、選曲しやすい。見たところ、ベースは Precision Bass が多くて次は Rickenbacker。ギターは意外にも Les Paul が目立った。
オープニングは、罵声を浴びて始まる Sex Pistols のライブ。曲は God Save The Queen。Bass はシド・ヴィシャスさん。マッチョなスティーブ・ジョーンズさんは黒い Les Paul Custom。それが終わったら、The Clash の White Riot をバックにタイトルロール開始。面白いのはバンド名がただの文字ではなくて、当時のアルバムジャケットなどで使われていたバンドロゴで表示しているところ。閉店するロキシー・クラブの紹介。パンクロックのためのクラブだった。
Slaughter and the Dogs: このバンドは知らなかった。音のまとまり感は Sex Pistols よりも上手。ボーカルも上手い。
Generation X のバックステージ: 子供みたなビリー・アイドルさんが登場。ライブの Walking In The City は The Clash ぽい曲。ベースは Rickenbacker 4000番台。ギターがはっきり見えない。ライブの2曲目が Kleenex だが途中で終わる。
どこかのバックステージ?: 女性らしい人が座って左利きの Les Paul Jr. を弾いている。
The Slits のスタジオっぽい映像: 曲は Vaseline。メンバーや演奏のことで言い争っているところを撮影されている。
バスに乗っているジョー・ストラマーさん: 隣には The Slits のアリ・アップさん。The Slits が前座のときの The Clash のツアー・バスかもしれない。
The Clash のライブ: 曲は White Riot。主にトッパー・ヒードンさんがツアー中に遊んでいる様子が映っている。続いて2曲目は Garageland。
The Slits のライブ: New Town。ギターが Les Paul Jr. で ベースは Precision Bass。ギターのカールコードが短い。ドラムがドコドコお祭り状態。スタジオの様子と違って、神が降りてきたような演奏。また The Clash のツアーバスの様子が少し。タオルかシーツを被って遊ぶ。
Subway Sect のライブ: Why Don't You Shoot Me。ベースは Precision Bass。ギターは Fender Jaguar だろうか。ベースのピックごりごり具合がすごい。
Alternative TV のスタジオシーン: 時間が無いのになかなか音が決まらない。
警察がパンクショップ "BOY" のディスプレイにいちゃもんを付けにくる。過激すぎるせいらしい。ナチスマークやテロリストをプリントした T シャツが売られているが、それではなくて、切断された指のレプリカなどが問題だったようだ。
Wayne County & the Electric Chairs のライブ: 曲名は書けない。ギターが Les Paul Custom みたいなやつ。その音がやけに生々しい。パンクのピンナップにはいつも載っていた Soo Catwoman のインタビューを挟んで次の曲。Cream In My Jeans。まちがいなくエッチな歌だと思う。クリームはたぶん、何とかメンのことじゃなかなあ。
さっきの警察官の続きだろうか。この頃のパンクスは、おもいっきりナチスマークを取り入れていた様子。Alternative TV の続き。レゲエっぽい。
Eater 登場: 日本で紹介された当時は、すごく若くてほとんど子供と紹介されていたと思う。演奏するのは No Brains。ギターが Les Paul。Bigsby Vibrate っぽいユニットが付いている。最後は豚の頭を殴って終わり。スターリンみたいなステージ。見世物感覚なのか、お客さんが喜んでます。
トイレだろうか。床に落ちた注射器。決めてるんですね。でも実際に注射してるシーンを見せて大丈夫?
Siouxsie and the Banshees のライブ: ようやく出てくれた。曲は Bad Shape。スージー・スーさんのアップが多くてギターが見えない。でもなんでスージーのスペルはこんなに難しいんだろう。日本のミュージシャンが難しい漢字で当て字するようなものかもなあ。知らない曲だし、年代からしてファーストアルバムを出す直前くらいのライブかも。そして有名店がパンク少女を解雇したという話し。
The Slits のライブ: After Sclool というから学校だろうか。ステージの準備から始まる。すごく短いスカートのアリさん。ギターは Les Paul Jr. っぽく見えるがダブルカッタウェイで色が前出とは違ってそう。
Alternative TV のスタジオ映像: またレゲエみたいな曲。他のパンクバンドとはちょっと違う。
Johnny Thunders and The Heartbreakers 登場: 曲は Chinese Rocks。ジョニー・サンダースさんのギターはダブルカッタウェイの Les Paul Jr.。バックステージのスージー・スーさん。何か錠剤をのんでいる。これで最後と言いながらいっぱいのむ。ツアーバスのシーン。現われるのは Johnny Thunders and The Heartbreakers の人々。スージーさんもいるし、いっしょにツアーしている様子。The Heartbreakers のバックステージ。そしてライブ。曲は Born To Lose。かっこいい。ベースはヘッドから判断すると、Ampeg のベースだろうか。またバスの中。スージーさんもいっしょ。次は鏡の前でスージーさんが化粧中。
Siouxsie and the Banshees のライブ: 曲は Carcass。これはファーストアルバムにも入っていた。ベースは黒にメイプル指板の Precision Bass。ギターが Les Paul。ライブシーンの次はウォッカを飲むスージーさん。
The Clash のライブ: 曲は 1977。コーラス部分で途中でテロップが入る。
おなかに自傷する若者の映像。映画「魔女卵」で葛城ユキさんの店に連れ込まれる若者を思い出す。
X-Ray Spex のライブ: 曲は Oh Bondage! ギターは Les Paul。サックスが印象的。パンク meets ロキシー・ミュージックといった感じ。けっこう好き。
Siouxsie and the Banshees のインタヴュー: スージーさんがよくしゃべる。
Johnny Thunders and The Heartbreakers のライブ: 曲は Chinese Rocks。横からだったり後ろからだったり、カメラのアングルが変わっている。お客さんたちのモッシュ具合がすごい。終わるとスージー・スーの話し。
Sex Pistols のライブ: ジョニー・ロットンさんの歌が良い。ギターは黒い Les Paul Custom。ベースは白の Precision Bass。Lazy Sod、Liar と続いて Pretty Vacant。この曲でジョニーさんが歌いだしのタイミングを間違える。その次が New York。ラストが God Save The Queen。マッチョなスティーブ・ジョーンズさんの決めポーズがミック・ロンソンさんに見えるときがある。圧巻の5曲連続プレイ。演奏力云々と言われているかもしれないが、ここで見る限りは声や音圧が迫力満点。パンクというかまさにロック。
ジョニー・ロットンさんが、ポータブルレコードプレーヤーを壊してる。そしてバックで Pretty Vacant を聴きながらエンドロール。バンド名、曲名が登場順に細かくクレジットされている。
ここからはボーナスだろうか。最後はジョニー・ロットンさんのインタビュー。1983年のシドニーで、当時のことを語るジョニーさん。ピート・タウンゼントのことを尊敬していると話すが、人格か仕事かどちらについてだろう。懐古主義ではなく、常に前進するんだと強調するジョニーさん。60年代について聞いても「経験したことではなく、聞いたことだからノーコメント」なんて頭が良い。どこまで本音かは分からないが。じょう舌に話すジョニーさんがチャーミング。続いて監督ドン・レッツさんのインタビュー。テーブルの上に乗った長いドレッド・ヘアーがヘビっぽく見えたりする。
荒い映像ですが、当時の空気がそのまま伝わってくる良い映画だと思いました。曲のリストは海外の Wiki が詳しかった。冷える。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-143914.html

日本のパンクのドキュメンタリーだと、
ROCKERS [完全版]
ニューヨークパンクだと、
RAMONES / END OF THE CENTURY(End of the Century: The Story of the Ramones)
スージー・スーだと、
ノクターン/スージー・アンド・ザ・バンシーズ(Nocturne / Siouxsie & The Banshees)
ジョー・ストラマーなら、
ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(JOE STRUMMER:THE FUTURE IS UNWRITTEN)
ジョニー・サンダースなら、
ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズ/デッド・オア・アライブ(Johnny Thunders and the Heartbreakers:Dead Or Alive)


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