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パンドラ 永遠の命 [DVDやら映画やら]

堺雅人さんと鈴木浩介さんの尖りっぷりを堪能する映画じゃなくてドラマ。WOWOW のドラマW枠の作品らしい。最初の5分のシーンと音楽で、何かいけないことをしているのだなあと分かる。誕生した子供を世界に公表し、認知されるはずはないと思うので、どういったラストに持って行くのか興味深く見る。十字型の切り方には学術的に意味があるのかと考えたが、おそらくは教会からきたものだろうなあ。それとも何かにくっつきやすいのか。クローン胚の着床技術とか、科学とか化学の世界でも「職人技」というのが存在することにあらためて感心する。左官とか大工とか和風総本家の世界。「心臓止まるかと思った」に「止めてあげましょうか」と返す尾野さんがかっこいい。いつも思うが、食堂や飲み屋の席で刑事たちがでかい声で推理を披露しあうというのはなんだかなあ。伊藤歩さんの死体の演技が怖い。ぽろっとボロを出す伊武雅刀さんがかわいい。ちょっとだけ刑事役の高橋克実さんが浮いているような気がするが、クールな堺雅人さんと大人な伊武さんと並ぶと、その水と油かげんがけっこう良いかも。当たり前の話しだが、堺さんの首尾一貫した演技がすごい。彼の笑ってない目が怖い。上司の伊武さんを殴るときの感情が、怒りなのか何なのか分からない表情で、それがまた怖い。それに対照的な感情を隠せない尾野真千子さん。彼女が演じるナツミには退場してほしくないがどうでしょうか。尾野さんのタバコの吸いっぷりが良い。鈴木さんがこんな役をするとは思わなかったが、けっこう似合っていた。堺さんと同様、目が笑っていない役者さんの一人かもしれない。子供の顔が怖いカットがある。これが話しの中で言われていた本能が覚醒する瞬間を現しているのだろうなあ。子供にこんな顔されたら怖い。ささやき声が多くて字幕がほしい。パンドラの箱の「パンドラ」とは、箱を開けた女性の名前だったのか。クローン研究ドラマのパターンとして、どのようなラストを迎えることか。面白かった。晴れ。


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ULTRAMAN ウルトラマン [DVDやら映画やら]

航空自衛隊の休憩室で話し込む真木と倉島。その部屋のマガジンラックにある本が「正論」。良いなあ思うのは、主人公の真木が退官後に勤める会社が「星川航空」で、その社長が万城目、社員が一平に由利子。まさしくウルトラQの世界でジンとくる。万城目を演じる草刈正雄さんがひょうひょうとして良い感じ。真木とセスナが関係するストーリー上で必要な設定なのだろうが、あえて星川航空にするなんて、それを言いだした人がすごい。オリジナルどおり、三分というか、変身している時間に限りがある。この理由を「地球上では~」じゃなくて、「人間と完全に融合し切れていないため」というのがすばらしい。ザ・ワンは初代の第1回に出ていたベムラーっぽくも見える。最初の小さいときの顔はちょっと困ったが、初対決で大きくなったら頭と顔がけっこうベムラーに近い良いデザイン。冒頭で身体から顔が現れるシーンはけっこう怖い。ウルトラマンの最終形態はちょっと肉々しい。なんだか赤い部分が筋肉に見える。今でいえば「進撃の巨人」に出ていた超大型巨人な感じ。顔はかっこいいので、もうちょっと初代を意識したシンプルな姿が良かったかも。実写映画で気合が入ったのかもしれないが元々実写ドラマだったし。もしくは最初に変身したときの、エイジド気味な鉄っぽい姿のままでも良かったかもなあ。ベムラー風味な怪獣と同様、「青い球」、「赤い球」は初代のストーリーを参考にしたのだろう。真木の妻役の裕木奈江さんが可愛い。水原を演じる遠山景織子さんがかっこいい。ネクタイに白衣も良いが、特に黒いスーツ姿がすばらしい。お肌の張りもハンパない。冒頭で彼女が手にするハンドガンのデザインもかっこいい。F-15イーグルとか戦闘機のことはよく知らないが、倉庫シーンとか飛行場とか、空自協力による本物ならではの迫力がすばらしい。この戦闘機の銀色とウルトラマンの銀が重なるところが憎い。真木は戦闘機に乗らずとも、銀色の姿で音速を超えてしまった。対決シーンが多いところが良い。画期的なところは秘密施設のドームとか地下とか、屋内で戦うところ。明るい屋外でのシーンはテレビの特撮ドラマをスケールアップした感じだが、質感がテレビドラマとあまり変わらないような。その代わり映画の目玉であろう空中戦がすばらしい。特に新宿のビル街を飛ぶときの適当なふらつき加減や無重力具合がリアルな感じで良かった。これは CG だそうで、特典映像のメイキングにも入っている。段ボールで作ったビルの中を人形を使ってシミュレーションしている様子が興味深い。木之元亮さんの「食いしん坊バンザイ」がちょっとだけ映る。嫌な感じの曽我部一佐は台湾で暴れた人だった。この続編というか、別所さん+草刈さんたちの星川航空を舞台にしたウルトラQが見たい。科学者は遠山さんで。面白かった。晴れ・曇り。


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あずみ [DVDやら映画やら]

子供時代のあずみの真面目なんだけど笑ったような顔が面白い。開始早々、上戸彩さん、成宮寛貴さん、瑛太さん、小栗旬さん等々、そうそうたるメンバー。なちの「占いは信じない奴には利かない」云々という台詞が良い。みなさん刺客となるための武術の修行中。学芸会のように仲が良い10人だが、最後に与えられた試練が大変。でもこのおかげでそうそうたるメンバーが・・どんどん減っていく。浅野長政役の伊武雅刀さんも登場5分くらい。りょうさんはもしかしたら後でまた?とちょっと期待する。加藤清正を演じる竹中直人さんもけっこう早そうだがどうだろう。カーアクションで車が崖から落下するシーンはよくあるが、籠が人といっしょに落ちるのは初めて見た。町で旅芸人たちの芝居を見て喜ぶあずみ一行だが、実際のところ彼女たちのほうが軽業が得意そう。芸人の一人、ヤエがあずみたちの小屋で見たアマギの一部始終は、「こいつらどうかしてる・・・」という感じだろうなあ。出るだろうと思ってやっぱり出る「わたしがやってるのは良い事なの?」とか色々な疑問。子供だからしかたが無いとはいえ、それがなければ仕事はとっくに終わってるはず。最後の試練まで与えたというのに月斎の爪の甘さか・・・最初に人を減らしたことが悔やまれる。しかしこのイライラのうっぷんも豪快な最後で晴れ晴れする。アクション・殺陣シーンが多い。後半、月斎たちと大人数の殺陣がほとんどクライマックス的な様相を見せるがまだまだ終わらない。やっぱり圧巻は最後の大立ち回り。大人数にどうやって勝つのか心配になりますが、その辺はうまく展開してくれる。その中でも注目は美女丸との対決。縦に回転するカメラがジェットコースターみたいで酔う。どちらが勝つか、そしてその最期が衝撃。ウキハが美女丸を目の前にしたときの妖術にでもかかったような様子が興味深い。何か得体の知れない殺気を察したのか。そしてそのウキハと美女丸のシーンもまたひとつのクライマックス。血の扱い方が派手。斬られた傷から流れ落ちる、飛ぶ血しぶき、血しぶきに染まる壁に障子、床板のすき間からバラバラと流れ落ちてくる等々、この辺は監督のポリシーかも。加藤清正を守る勘兵衛がちょっとナゾ。最初は殿を裏切る気満々に見えましたが。あずみがマント姿になったいきさつがよく分かった。しかしヤエは「待ってる」と言っていたようだがほっといて良いのか? 月斎さん演じる原田芳雄さんが、ほとんど出ずっぱり。走るは斬るわ、けられるわ、柱に縛り付けられるわで、若い人たちに混じって苦労されたんではなかろうか。特典メニューからアクションシーンだけ連続で見れるのが親切。あと日本語と英語の字幕が付いていて、それもまた親切。美女丸が刀につばを付けない理由になるほどなあと思った。アイドルみたいな上戸彩さんに200人斬らせるということを考えた人がすごい。クレジットの「電通」が「ブラック」に見える。晴れ・ゆるい・寒い。


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あずみ2 Death or Love


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妖婆の家(The Nanny) [DVDやら映画やら]

白黒映画。HAMMER FILM ということは恐い映画か。おおぜいの子供が遊んでいる。そこに中年の女性が歩いてくる。途中でハトにエサをあげたりする。手に持っているのはお土産か。途中で花を買ったり、なんだか明るいオープニング。彼女は婆や。彼女をナニーと呼ぼう。泣きじゃくる奥さんヴァージーに色々言う夫ビル。ヴァージーとビル夫妻の元で働いている。なんだかヴァージーは息子ジョーイが恐いと言う。泣くほど息子が恐いのか? 少し泣き止んだヴァージーが歩いて居間に行くシーンが彼女の不安を助長しているようで上手い。娘のことを思い出してまた泣いてしまうヴァージー。過去に何かがあったことを教えてくれる。このあたりで「悪い種子」的な展開のその後的の話しかなあと思ってしまう。ある施設からでてきたジョーイは事あるごとに反抗する。それを治すための施設だったが意味がなかった。しかし見ているとジョーイ対ナニーの構図に気がつく。なぜジョーイは執ように反抗するのか? タイトルロールのクレジットの字体がかっこいい。ナニーがヴァージーの髪をすく、ナニーがヴァージに食事をさせるアップが恐い。人形を見つけたナニーの顔が恐い。ヴァージーの顔がロン・パールマンさんに見えるときがある。「お医者みたい」の台詞は「ベン・ケーシー」と言っているように聴こえた。英語の字幕で確かめたら「You look like Ben Casey」だった。心臓が悪いというペンおばさんにも何かあるんだろうなあ思ったら・・・。回想シーンと妄想の混ざり具合が面白い。あの人がおかしくなっていく様子が良くわかる。「藪の中」的な話しになりそうだが果たしてどうなのか。ヒッチコック的なスリラー。邦題だとちょっとバレ気味。ナニーだけ見ると HAMMER FILM らしいといえる。面白かった。晴れ・寒い。


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ゾンビスクール!(Cooties) [DVDやら映画やら]

主役はイライジャ・ウッドさんっぽいが、レイン・ウィルソンさんでもある。原題の意味が分からなかったので調べたら「シラミ」だった。さらに、子どもの間で「嫌な人からうつるもの」という雰囲気で使われているらしい。なるほどなあ、これは和訳しにくい。「シラミ」じゃ売れ無さそうだし。とにかくナゲットが怖くなる映画。冒頭の4分でお腹いっぱい。そこだけ切り取れば食肉産業を批判するドキュメンタリーっぽくもある。みなさん先生だというのに、とにかくまともそうな大人がいない。みなさん個性的過ぎ。子供だけど口は上手いし、憎まれ口はたたくし、手のつけられない生徒たち。そんな子供たちがタイトルの「ゾンビ」というよりは、ウィルスとかによって凶暴な「病気」になってしまった。普段なら体罰など許されない先生たちが、思う存分手をあげるところに意味がある。特にハタチの戦いっぷりがそう快。こんな風にしてやりたいと妄想している先生たちも多かったりして。楽しく談笑するクリントとリリー、そしてダンクシュートに夢中なウェイド。彼らと子供たちの惨劇の様子の対比がドラマチック。明るい陽の下での惨劇というのがなんだか異常。最初に感染したシェリーはなんで地面を掘っているのかと思ったら、柵の外に出るためだったようだ。これも本能のなせることか。噛まれたペイトリオットに嫌味な言葉をなげかけるクリントがゲス。ダグ先生が授業で身体の中身を教えるために着ているベストが面白い。マジックテープでくっついているんだろうか。「襲われた人誰よ?」とか「手袋はつけた」とか、台詞が軽快で面白い。突っ込むときの「ロックンロール!」の台詞にしびれる。比喩っぽい台詞も多そうなので英語字幕があるとうれしい。ウェイドの「ホビットかよ」という台詞は、言われたクリントの表情からして、アドリブだったのかも。後半の子供のアゴが呪怨のアゴ無し少女っぽい。希望が無いようであるような、なんだか分からないが、なんだかんだとスカッとしたかも。クリントの部屋にゴジラの人形が見えた。エンドロールの後で誰かの姿が見える。面白かった。晴れ・冷える。


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民事介入暴力 非合法領域 2 [DVDやら映画やら]

長髪でぐうたらそうでだらしなそうでダメダメそうな沖弁護士が、実は優秀で型破りなヒーロー振りを見せてくれるというドラマと想像できます。ただひとつ他のドラマと違うところは高橋かおりさんが出ているところ。そうでなければ見なかったかも。オープニング早々高橋さんの足元。アゴがシャープ。小顔がさらに小顔に見えます。弁護士バッジをつけたスーツが良く似合います。彼女は神埼恭子弁護士。沖弁護士と交通事故の面談で見せる戸惑いはプチツンデレ。言いたい放題の後の言葉の詰まり具合がすばらしい。どのシーンもすばらしいが、特に増島興産と親分対決時の丸い目の表情が素敵。いわゆる「ミンボー」に対して法律で戦っていく物語。沖の友人の刑事が起こした事故がきっかけとなって、神埼弁護士やヤクザの親分の思惑も巻き込んでややこしいことになっていく。交通事故交渉に始まって、お決まりの法定利息外の高利貸し金、土地の売買、善意の第三者とか親子認知まで、民事の法律てんこ盛り。悪いやつをキズつけて「刑法36条、正当防衛です」と言う神埼弁護士が律儀。そして緊迫状態でも、沖の「民法781条第2項」には「遺言認知」と答える冷静さ。アクションシーンでも「第~条!」とか叫んでもらえると必殺技みたいでかっこいいのに。貸し金の話し合いの前に「依頼者から全面の委任を受けているか? あなたの言葉は依頼人の総意なのか?」と詰め寄る沖がかっこいい。貸し金交渉のお礼で沖を食事に誘う神埼さんが、束ねた髪を解いていつもの弁護士モードと違う魅力を見せているところがすばらしい。そこに「タダ?」とうれしそう食いつく沖がまるで子供。だんだん憎めなくなってくる。親分が沖に色々と申し出るのは、後々あのことで恩を着せるためでもあったんだろうなあ。映像効果が地味なタイトルが「民事介入暴力II」となっていて「非合法領域」という副題が出てこない。これは見ている環境によるかもしれないが、BGM がちょっと大きい気がする。ブルースなソロギターとかいなたいスライドソロとか、かっこいいのだけれどせっかくの沖の長台詞がかわいそうでもある。最後は力で抑えてしまう沖は、知能と腕力を持ったスーパー弁護士だった。ラスト、次も出るよという感じ満々の力也さんがかっこいい。最後は「恭子」なんて呼ばせるまで、すっかり沖を気に入ってしまった神埼弁護士であった。次に続きそうなのはうれしい終わり方かもしれないが、ちょっと複雑なラストでもある。面白かった。


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民事介入暴力 非合法領域
民事介入暴力 非合法領域 3


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ブース Booth [DVDやら映画やら]

白黒。昔。今から数十年前だろう。電話もダイヤル式。ラジオ人生相談に 30年前に心中したという女性から電話がかかってくる。そしてその電話を受けたパーソナリティがアチャー。そこが第6スタジオ。そして現代。人気 DJ がその第6スタジオを使うことになってしまった。佐藤隆太さん演じるごう慢な DJ の狼狽を楽しむ映画。本番中のブースで起こる色々なハプニングに彼は疑心安儀になる。ラジオの男女の悩み相談に寄せられる相談が過去の出来事にはまっていく様が、パズルが組みあがるようで面白い。かなりゲスな主人公なので同情の余地無し。だから見る人を裏切らないラストかも。ラスト近くの長めのサブリミナルカットのように映し出されるものがトラウマになりそう。けっこう怖い。きっと冒頭のパーソナリティが見たものなんだろうなあ。ラストにも驚くが、その前のどんでん返しといえるシーンになるほどなあと思う。どこまでが現実なのか。全ては偶然と思い込みだったのか。ラジオの現場シーンが見られるところも面白い。10数年前の映画ではあるけれど、ラジオの現場は今でもあまり変わっていないんではなかろうか。「リスナーから良いのが来なければお前が書けよ、それが仕事なんだろ!」といったヤラセ行為も実際にあったりしそう。当然のことながらスマートフォンや SNS とかは登場しないが、現在でもじゅうぶん耐えられる設定だと思う。メイキングで「嫌な奴」に見せられるようにスタイリングしている佐藤さんの様子が面白い。主演なので当然だが、ほぼ出ずっぱり状態の佐藤さんの焦りっぷりがすばらしい。優しい顔や笑った顔のさわやかさと、暗黒面の差が大きいところも魅力。中村義洋監督なので見たけれど、やっぱり話しにムダ無し、回想シーンが上手い。面白かった。三浦誠己さんにも若い時があったんだと感心する。マッサンこと玉山鉄二さんは一体どこに出ていたのか。女優さん三人、小島聖さん、浅野麻衣子さん、高橋真唯さんのプレッシャーのかけ方が恐ろしい。DJ 対女三人の構図ともいえる。それにアレを足せば四人か。劇中ラジオで RCサクセションの「雨上がりの夜空に」がかかってた。ああ面白かった。晴れ。


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KG KARATE GIRL [DVDやら映画やら]

オープニングの山寺宏一さんのナレーションがすばらしい。最初の4分できっかけのすべてが力強く、軽快に語られる。卑怯にも斬られてしまった紅空手の男、紅達也。倒された彼の娘、長女のアヤカ、そして連れ去られたその妹ナツキ。このときのアヤカの叫びがたまらない。そして大事な紅空手宗主の黒帯が奪われる。この出だしだけで、長女アヤカが何かをやってくれるんだろうなあと大体想像できる。大きくなったアヤカは高校生。紅ではなく池上アヤカとして生活し、映画館でバイトをしている。その映画館でひと騒動あったあと、姉のようなミキと二人で外を歩きながら話すシーンがけっこう好き。紅空手宗主の黒帯の威光で悪のビジネスを拡大する田川。しかし奪ったその黒帯が実は・・・という面白い展開。さすがは紅達也。外で戦う白い空手着のアヤカと田川の手先である黒いスエットのサクラ。白と黒の対照が見事。しかし硬い舗装の上での武道アクションは足首が痛いんではないだろうか。その戦いの中で二人はある事実を知る。それが幼い頃の父の「同じ構えなら味方」という教えによるところが素晴らしい。後半ラスト近くの地下らしきシーンで、道場破りの仲間を倒した後のサクラの表情が良い。サクラを助けに来たアヤカが空手着やジャージでなくてなぜ制服姿?と思ってしまうが、スカートのひらひら具合がかっこいいと納得。アヤカは素手の他にヌンチャクも手にする。ヌンチャクを手にしての寸止めアクションはけっこう難しいのではないかなあ。ラストの雨シーンは人工ではないだろうし、雨が降った日を狙ったのか、それともたまたま降ったのか。しかもちゃんと止むんだから偶然ならラッキー。「紅なんとか蹴り~!」とか技の名前を叫ぶような必殺技はないが、その代わりに紅空手の決めポーズに熱くなる。アヤカと妹の顔のアップを見ると、だんだん似てるなあと思えてくるという不思議。映画「サルベージ・マイス」でもそうだったが、サクラ役の人のジャンプ・飛び技・飛び蹴りがすごい。特に地下での連続技はすごい。最後のキースのやられっぷりにご苦労様と言いたくなる。エンドロールではメイキングとか撮影シーンが見られる。あと、アヤカ役の武田梨奈さんがけっこう歌が上手かった。面白かった。曇り・雪・晴れ。


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tY:近況70(Radiko, Guitar とか) [他]

面白かったページ。
あの感動のシーンも、実際はこうだった。映画内の視覚効果ビフォア・アフター比較画像 : カラパイア: http://karapaia.com/archives/52213737.html
CGが普及していなかった頃のホラー映画作品で使用されていた7つの技法 : カラパイア: http://karapaia.com/archives/52232133.html
敗北してしまった14のデザイン | netgeek: http://netgeek.biz/archives/91288
半世紀以上も昔に出版されたジョージ・オーウェルの「1984年」がAmazonでベストセラーになった理由は? - GIGAZINE: http://gigazine.net/news/20170126-george-orwell-1984-bestseller/
狩り中に目が合ったポッサムに「君はターゲットじゃないよ」と伝えたら喜びのガッツポーズ | netgeek: http://netgeek.biz/archives/91448
ポッサムがあまりにもドヤってたので、コラ職人がんばる : カラパイア: http://karapaia.com/archives/52233141.html
「まるで泳いでるみたいだ…」大雪ではしゃぐコーギー犬(動画):らばQ: http://labaq.com/archives/51879721.html
うわぁああん、モヤモヤする!几帳面殺しなズレのある画像まとめ : カラパイア: http://karapaia.com/archives/52233118.html
うかつに「寒い」と言ったらカナダ人から送りつけられてくる写真いろいろ:らばQ: http://labaq.com/archives/51879853.html

きみを待つピアノ | NHK オーディオドラマ: http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2017004.html
子供の大きな声がホラーだった。結局追い詰められた娘の心の話しだったのか。

父が還る日 | NHK オーディオドラマ: http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2017005.html
面白かったが、ちょっと関西の言葉がきつかった。

NHK FM 夜のプレイリスト
小倉博和さんのプレイリスト。ギタリストらしいセレクション。小倉さんは声も上手いというかかっこいい。ジョージ・ベンソンの歌を聴いて、Char の歌を連想した。声が似ているんだろうか。
1月24日「ミッドナイト・ブルー」 ケニー・バレル: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-01-23/07/71884/4694476/
1月25日「ブリージン」 ジョージ・ベンソン: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-01-24/07/72120/4694477/
1月27日「シャドウズ&ライト」 ジョニ・ミッチェル: http://www4.nhk.or.jp/yoruplaylist/x/2017-01-26/07/72591/4694479/

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ミッドナイト・ブルー 2




ブリージン




Shadows & Light




Shadows & Light [DVD] [Import]




なぎら健壱のフォーク大集会|NHKラジオ第1: http://www.nhk.or.jp/radiosp/nagira-folk/
録音しておいた 2016.12.30(金)の放送をようやく聴いた。

81.3 FM J-WAVE : J'S SELECTION: http://www.j-wave.co.jp/blog/jsselection/rock_classics/
1月25日(水) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS
曜日が変わっていた。2016年2月9日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリスト。
2月4日(土)27:00~28:00 ROCK CLASSICS
曜日が変わっていて聴けなかった・・・しかし 2月16日(火) 27:00~28:00 ROCK CLASSICS と同じプレイリストだったようだ。


ワンピース・ギター
Sauvage Guitars - home: http://sauvageguitars.com/index.html

SAUVAGE GUITARS INTRODUCES THE "ONE-PIECE MASTER" - YouTube:



くり抜かれた板が、ワンピース・ギターの証しということなんでしょう。スタンドにもなるし、ふたをつければそのままジャスト・フィットなハードケースになりそう。
コントロール部のバックプレートがネジ止めではなく、マグネットでくっつくようになっていて、それを取り外しても配線が見えないようになっている。
外から見えるネジも PU くらいで、外観の美しさにもこだわったんでしょうねえ。

ビザールを超えた未来なギター。
Backlund Guitars: https://backlundguitars.com/

しっかりアポロンさんで取り扱っていました。
Backlund Guitars / Designed by John Backlund.: http://www.apollonmusic.com/backlund/index.html


Fender American Professional シリーズの公式ムービー。Telecaster のやつが良かった。アルバート・リーさんかと思ったら全然若かった。

Endless Energy: Daniel Donato & The American Professional Telecaster - YouTube:



Fender といえば、Mexico や Japan、それに China Made の Squire なんて、アメリカだと関税が高くなって Fender USA なみの値段になったりして。
Strat も良かった。

Clear & Defined: Cecilia Della Peruti & The American Professional Stratocaster HSS - YouTube:





ギター・マガジン2月号は ブルーズ特集だった。

ギター・マガジン 2017年2月号 | リットーミュージック: http://www.rittor-music.co.jp/magazine/gm/16111010.html



残念なのはマジック・サムが出ていないこと。このライブがかっこいい。

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白い Stratocaster がかっこいい。

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ギター・マガジンの写真で T-Bone Walker が使っていた Barney Kessel モデルは、レコードの裏に写っていたこれなんだろうなあ。

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ライヴ!




ロウ・ブルース!未発表ライヴ1969[解説/歌詞/国内盤特製ミニ・ポスター付] Magic Sam

ロウ・ブルース!未発表ライヴ1969[解説/歌詞/国内盤特製ミニ・ポスター付]







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埋もれる [DVDやら映画やら]

ゴミ屋敷問題のドラマだというので見た。しかしその問題をどうやって解決するかという話しかと思ったらけっこうちがった。産地偽装の会見。開始早々、内部告発をした社員の処遇を見なければならないのが辛い。主人公の北見はその社員。いっしょに告発した高橋は懲戒解雇。高橋は後に奴隷のようなサービス残業ばかりだったと言うが、食品偽装するような会社はコストカットもやりつくしたんだろうし、そんなことは当たり前なんだろうなと思った。片岡礼子さんがいつもの女性らしさをちょっと置いといて、市役所勤務のおばさん、小橋雅子を好演してます。市長の件で北見に聞くところはけっこう、ゴシップ好きなおばさん感満点。ちょっとイラっともさせてくれる。ゴミ屋敷のボスが映画「盲獣」の緑魔子さん。なんかやりそうな感じ満々だがどうだろうか。国仲涼子さんが演じる浅尾の子供がサムサッカー。その原因は何なのか? 内部告発で辛い目にあった北見がそうぐうする新たな告発。いったい誰が告発したのか。ここにゴミ屋敷が絡んでくるんではないかと色々推測する北見と、中学時代の同級生で市役所の上司である加藤。果たして真相は? もう二度と告発はしない・真相は暴かないと思っている北見だが、それでも真相が知りたくてうずうず。それが吉と出るか凶と出るか。一番ドキドキするところだろうゴミあさりシーンで登場する浅尾。後で考えると果たして彼女は本物だったのか? もしかして告発がトラウマになってしまった北見が見てしまった妄想かもしれない。そして同級生だった加藤。昔あったことを良く知る彼は、もっと何かを知っているような感じ。そこには北見が浅尾が好きとか嫌いとかで入り込む余地はなさそう。娘を連れて遊びに来た奥さんが、家族三人で写真を撮ることをかたくなに拒むのが印象的。女性は強いし、北見の居場所の無さ加減が悲しくもある。モヤモヤはちょっと残ってしまうが、水辺のシーンでの国仲さんの立ち姿がかっこいいので OK。面白かった。でも絶対なんかありそう。晴れ・曇り・冷える。


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クロノス(LA INVENCION DE CRONOS/CRONOS) [DVDやら映画やら]

壁で話題のメキシコ映画。クロノスとは錬金術師によって作られた、永遠の命を与える鍵。最初の三分でその由来が説明される。逆さ吊りの後ろ姿が怖い。そのクロノスに刺されたヘヘスがだんだん変わっていく映画。へヘスは血を求めるようになり、死んでも死ななくなってしまう。自分がどうなったか分からない。見た目もおかしくなっていくへヘスだが、孫のアウロラは彼を見放さない。これは孫とおじいちゃん、そして時々妻、というかおばあちゃんの愛情温まるお話しだった。終わってみればやられてしまったのは悪い奴だけ。吸血鬼ホラーだが最後は泣ける。最後にはジンときてしまう。さすが監督という映画。主役は人間だが、元凶である小さなコンパクトか煙草入れのようなクロノスの存在感が人間以上。甲虫みたいな金色姿が動く姿もかっこいい。虫のような動きだけではなく、中の機械仕掛けが動くさまもまたかっこいい。機械とか歯車ばかりでなく、生物も存在するようた。生物と機械といえば「ミートボールマシーン」なんかを思い出したりする。最初はヘススがクロノスに血をもらっているのかと思ったが、逆で、ヘススがクロノスに与えているようだ。そのためにヘススは他者の血を欲しがるのだろう。それが不死の条件かもしれない。クロノスが作られて時は経ち、現代。天使像を探すロン・パールマンさん演じるアンヘル。パールマンさんと監督との関係はこんな頃から始まっていたのか。悪そうなやつだが、女の子にガムをあげたりなんか良い人そうだと思うがいかに。天使像は嫌なおじさんに頼まれて探しているのだが、アンヘルくらい力があれば、おじさんくらいすぐに倒せそうだが。アンヘルといえばスペルは天使の Angel。富豪が悪魔か神とすると、宗教の寓話を映画にしたような雰囲気も感じられる。クロノスを始め、冒頭の錬金術師の様子や、ヘヘスの骨とう店とか、細部までの作りこみがすばらしい。古い書き物のディティールも素敵。ホルマリン漬けの標本も。歯茎に針を刺そうとするシーンはぞーっとして怖かった。像から出てくるゴキブリたちが怖い。孫役のアウロラさんの演技がすばらしい。いつものことだが子役選びが上手。彼女がお金持ちとの戦いで見せる一撃がかっこいい。街のあちらこちらに中国語だろう漢字が見られる。土葬するのかと思ったら火葬されていた。これでは逃げないと大変だ。エンドロールの、SACHIKO UZETA という名前が気になった。見終わってしばらくして気が付いたが、アウロラの台詞はアレだけだったのか。それだからこそへヘスはあんな行動に出たんだなあ。面白かった。晴れ。


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Welcome to Macintosh(Welcome to Macintosh: The Documentary for the Rest of Us) [DVDやら映画やら]

喋ってる人でアンディ・ヘルツフィルドさん(いわゆるハーツフィールドさん)と ガイ・カワサキさんだけは分かった。カワサキさんは雰囲気がジャッキー・チェンに似ているなあと思う。初めて使った Mac は何?という話しでアンディさんが「Mac を発売された日に買った」と話しているが、作った人ならもらえたんじゃないのと思ってしまった。古参ユーザーが「ハードドライブが 30MB、FD が 2個で天国だった」なんて話しもほほえましい。ロン・ウェインさんが自ら作った最初の Apple Computer のロゴについて話してくれる。アンディさんが言うには、スティーブ・ウォズニアックさんは、「パソコンを作った人ではなく、良い物を作った人として残りたい」と話していたらしい。ビンス・ブリエルさん曰く、ウォズは製造された 200 枚の Apple I のボードのうち 6枚持っていて、今は 1枚 5万ドルするらしい。マニュアルと付属品とかがそろっていればもっと高くなるとのこと。彼は Apple I のレプリカを作る人で、Apple にソースコードを使わせてほしいと頼んだが返事が無い。それでウォズさんにきいたところ、元々自分のものだからと承諾してくれたらしい。彼の作るレプリカの基板がオリジナルよりずいぶん小さい。時代もちがうし当たり前か。FirstTECH というお店では、Lisa や AppleIII にノベルティなどを紹介してくれる。フリーズしてイライラしたときに投げるお馴染みの Mac のクッションや、珍しいものではアップルのカイトもあった。マイク・マークラさんが最初のバイヤーに持っていった Apple II。そのシリアル番号は 5.それを収納している茶色の専用バッグがかっこいい。その頃の Apple II のカタログに印刷されたリンゴは絵でなくて本物のリンゴの写真だった。Macintosh の話しをするときにはやはりジェフ・レスキンさん(いわゆるラスキンさん)のことは欠かせない。彼が書いた "Macintosh Paper" に感銘を受けたマイク・マークラさんがプロジェクトを承認したらしい。彼がいた頃にアンディさん、ビル・アトキンソンさん、ハードウェアのブレル・スミスさん(いわゆるバレル・スミスさん)、アイコンのスーザン・カレさん(いわゆるケアさん)、ジョアンナ・ホフマンさんなど、主要メンバーはそろっていたわけだ。こうしたメンバーをそろえることができたのはジェフさんの能力なんでしょうなあ。初めて Macintosh が世に出たときのカットが Color Classic なのはちょっと残念。自ら「中立で弱者」と言うガイ・カワサキさんの社内での付き合いのうまさが面白い。そして彼はエヴァンジェリストだけあって、Apple の良い点を挙げる。最初に CD-ROM を搭載した、最初に無線LANの新規格を採用した、マウスを商業的に標準にした、誰でも作れただろうものを最初に作った、などなど。スカリーさんの後の、マイケル・スピンドラーさんやジル・アメリオさんといった CEO 時代は Apple の暗黒期。それでもそのごたごたの時もおもしろかったりする。元 Apple のジム・リークスさん関わったサウンド・マネージャーやクイック・タイムの話しが興味深い。コレクターが紹介する Apple 製品。持って歩ける携帯型スタイルライター、BELL & HOWELL の disk II、Apple ばかりの部屋で、一瞬セミアコのエレキギターと Epiphone のアンプが映る。学校の教育用でも使われた Microzine という 5 インチフロッピー付きマガジン。Apple IIe に見えて、中身は IIGS という製品。まだ IIGS のケースができる前のものらしい。部屋やガレージはもちろん、屋根裏や外の倉庫まで Apple 製品で埋め尽くされている様は圧巻。同じものも多数あって、Apple II や SE、SE/30 といった Compact Mac が山のように積んである。中古業者ではなくユーザーというのにおどろく。今はどうされているかは分からないが。アンディさんがスタートアップサウンドの誕生について話している。きっかけは Apple II をリセットしたときに鳴る、ピーという音だったらしい。でもこの音についてジム・リークスさんが散々なことを言っているのも面白い。映画「インデペンデンス・デイ」の話しもちょっとだけ出てくる。このドキュメンタリーでは 現 Apple の人は出てこない。Apple にいたか関わった人たちばかり。どこまで本当かは分かりませんけど、こんなドキュメンタリーになる魅力がかっての Mac にはあるんだなあ。このドキュメンタリーが公開された 2008年はまだジョブズさんが表に出ていた頃だろう。そんなこともあってか彼の悪口は出てこない。そのかわり他の CEO にはちょっと嫌味っぽいが、Apple の大波を語るにはしかたがないか。タイトルは ”Welcome to Macintosh” だが、特に 初代 Macintosh を掘り下げるわけではなく、Apple I や II の話しもあったり、Macintosh というよりは Apple 社の話しとといえる。曇り・雪・寒い。


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スティーブ・ジョブズ(STEVE JOBS)
バトル・オブ・シリコンバレー(Pirates of Silicon Valley)


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