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イット・フォローズ(It Follows) [DVDやら映画やら]

家から下着姿で逃げ出すアニー。「大丈夫」と言うが大丈夫ではなさそう。今度は車で逃げ出す。パパに電話をしたと思ったら、予告編で良く見たシーンでおどろかされる。ついていけないショックな出だし。正面をアップでとらえたり、全体を映したり、アングルが色々変わったり、見ていてあきない。カーエッチをズームするカメラに、何かが来るんじゃないかとドキドキしてしまう。ああしてああなったと思ったら・・・どんな展開になるのがハラハラ。ヒューがジェイに話すシーンで観客も何が起こっているのかちょっと分かる。これは親切。何かが人から人に移るそうだが、その移らせ方がまた面白い。これは友達でもなかなか説明できない。後半、泣きながら車を走らせるジェイの表情と、音楽というか効果音が良い。教室で教えていることがラザロのことだというのも面白い。プールのジェイにドキッとする。この「プール」というのが、あとあと関係してくる。ヤラが持っている貝殻型のコンパクトみたいなブックリーダーが面白い。ヒューの家に転がっていた、エッチ本とティッシュがなんだかリアル。ジェイとケリーの姉妹ぶりが不自然なくて良い感じ。ケリーの嫉妬心もよくありそう。力が弱くてオタクそうなポールがえらい。エッチさからけっこう重要なものを発見する。中盤、ポールやケリーたちみんながジェイやヒューの状況について知らされた時、ポールに浮かんだのは「アレ」することだったのだろうなあ。彼女のためになるし自分もうれしいし。知ってる人や知らない人に姿を変えてついてくるのが何者なのかは分からないが、ポールの椅子やジェイの発砲シーンを見ると、触れるものであるかもしれない。「歩いてる途中でぶつかるんじゃないの」とか矛盾がありそうだが、この方が面白い。しかし物理的に被害を与えるのなら触れて当然ともいえる。窓を割ったりしてるし。出てくる人が若者ばかりの「青春ホラー」。車内エッチの後でジェイが話す内容が乙女チックだったり、ソフトなエッチシーンとかはティーンエイジャーには共感できる映画なんだろうなあ。やられっぱなしで退場なのか、どうなるのか、エンディングが楽しみになる展開。テレビで映画を見る場面が何回か出てくる。ヒューとデートするときの映画館の看板が "CHARADE" だが、オードリー・ヘプバーンさんのシャレードだろうか。ポールが見ていたのは「アウターリミッツ」ではないかなあ。ジェイ役の人が汚れたり濡れたり脱いだり着たり、大変だなあと思った。タイトルどおり、「それはついてくる」という映画。タイトルの字体が古っぽくて良い。面白かった。冷えすぎ。


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