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MEATBALL MACHINE [DVDやら映画やら]

ミートボール・マシーン。肉団子機械。開始早々の諏訪太郎さんにショック。無数の触手というか触角というか。どうやらこの触角は次から次へと人に乗り移っていくようだ。子供でも女性でも手あたり次第に乗り移る。移られた男の子の末路がたいへんグロい。その触角みたいなやつの他にも、暴れている半分人間みたいな人もいる。少年のような高橋一生さんが見る先には河井青葉さん。このグロい展開に、闇みたいのがありそうな高橋さんと河井さんがどう関わってくるのか? ミートボール=肉球というタイトルだけあって、肉関係がいっぱい出てくる。触手マシーンたちも怖いが、映画館のオネエさんがもっと怖かった。女性や男性のアレを想像させるシーンがたくさん出てくる。河井さんのシーンも怖くて眼球のくだりはおどろいた。触手マシーンは目をふさぐことで完全に人間を乗っ取るらしい。しかし目をふさいでしまうのは、せっかくの女優さんがもったいない気もする。いや、絶対もったいない。山口監督作品にはコメディなシーンが多いと思うが、これはかなりシリアスに見える。でも武器が現れるシーンはコメディというか笑いと紙一重。この映画に限らず、本当にあり得ないことだから見るのがホラー。このストーリーの良いところはきちんと触手マシーンたちの目的が説明されるところ。見終わった後のモヤモヤ感が少ない。血だらけの触手マシーンを通じて、ヨージとサチコの愛が戦う。そしてとても不器用な人たちを描いた映画。彼らは触角マシーンと出会って愛を告げることができたし、証明することもできたし、そしてそれが最期にもなった。この映画にも出てくる山本彩乃さんの前日譚も短編で収録されていた。これが西村監督テイスト満載と思ったら監督が本人だった。亜沙美さんが楽しそう。映画「君の名は。」の監督は、この短編に出てくる清水監督の雰囲気に似てるなあとふと思う。元は自主製作映画で、DVD の特典にそのダイジェストが収録されている。それを見ると話しの展開は、印象的な女の子のシーンを含め、ほぼ同じようだった。自主製作のときの監督で製作が進んでいたようですが、途中で山口監督に代わった様子。情熱を感じる映画。朝から大雪。


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