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AIR/エアー(Air) [DVDやら映画やら]

テロの行きついた先が核爆弾。地上は人が住めないようになり、選ばれた人たちだけが地下にいた。そうなると普通のサバイバル SF のようだが、ここでは酸素が問題。酸素は無限ではない。限られた時間しか酸素が放出されない。人間は人口冬眠して空気を使わないように過ごし、外に出られる日を待つ。主役のバウアーとカートライトは定期的に冬眠から起き、外の様子や装置のチェックを行っている。それも数時間のことで、その後はまた冬眠。普段ならそれで終わるはずが・・・という映画。機械というのはいつか壊れるもの。二人は倫理的に解決できるのか。ハッピーエンドかバッドエンドか。犯人はどこまでが計画的だったのか。それを考えたのは何時だったのか。たぶんトイレにこもっていた被害者の様子を見たときだろう。あの様子はたぶん自分でアレしていたのだと理解したにちがいない。そうでなければ、人口冬眠する人々に対する被害者の態度か。ビデオを見て被害者は、容疑者が一瞬とまどった様子を理解していたと思う。そうならば被害者は道連れが欲しかったのかも。これは人の欲に則した順当な結末かもしれない。登場する女性は、ある女性の意識のようだが、冬眠機のメタファーとも思える。不思議な女性の登場を見る限り、容疑者の心はちょっとおかしくなっていた。しかし、それも一人で正気を保つための進化ともいえる。もし容疑者が本当の彼女に会った時、彼は更におかしくなってしまうかもしれない。なぜなら、彼女には容疑者が経験した記憶が無いんだし、「すべては彼女と自分のためにした」ということも分かってもらえないだろうから。ああ辛い映画。存在するであろう彼らと同じような施設の件も面白い。信号は管理者の意欲を無くさないためのものだったのか。SKYBOUND のマークが特保みたい。音楽も良かった。劇中で登場人物が口ずさむのは、「I Fought The Law」だった。晴れ。


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