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悪夢の惨劇(Bad Dreams) [DVDやら映画やら]

おばさんかおじさんか分からない男のアップで始まる。どうやら教祖様。そして燃える館。集団自殺らしい。現場のレポーターによれば教祖の名前はハリス。生き残ったのが唯一教祖が名前で呼んでいた少女シンシア。オープニングのクレジットで流れるロックな音楽がかっこいい。13年後、シンシアは目覚める。それまでにカットインされるハリス教祖の姿と言葉。「昏睡していても彼に支配されてます」ということは素人でも分かる。集団セラピーの最初のシーン。しゃべりまくる先生も何だか教祖に見える、なんて思ったらそれは患者のラルフだった。彼がリハビリ中に着ているシャツが「TERMINATER」。ギルダが「シンシアに負けるなと言っておいたから殺せない」というのは、「彼女を殺せない」「自分で死ぬんだから殺せないわ」とかなんだか色々考えてしまう。そもそも誰に言っているのか。人々が燃えていくシーンが怖い。事件がどう行われたのかが分かりづらくて、もうちょっときっちりした結末なら良かったんでは。しかし、シンシアや個性豊かなセラピー仲間が話しを盛り上げてくれるので面白い。ラルフのシーンでは、シド・ヴィシャスが歌っていないシド・ヴィシャススタイルの「マイ・ウェイ」がかかったりする。カーメン先生が車でドン!のシーンではオペラがかかったり、音楽がけっこう盛り上げてくれる。そんなことを思っていたら、エンドクレジットではガンズ・アンド・ローゼスのスイート・チャイルド・オブ・マインが流れた。教祖ハリスから受けたコントロールは彼の死後も消えない。催眠術がそれをかけた者にしか解くことができないようなものかと思った。宗教恐い。シンシアがだんだん美人に見えてくるのも催眠か。雨・晴れ・曇り。


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