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仮面ライダー555(ファイズ)パラダイス・ロスト ディレクターズカット版 [DVDやら映画やら]

555は、中国語をひらがな読みで書くと「さんがうー」、つまり「5が三つ」。「仮面ライダーさんがうー」。テレビドラマとはちがう世界。タッくんこと乾巧が死んでしまったとされ、伝説にされている。ほとんどがオルフェノクになっていて、人間はごくわずか。雨が降ればどろどろの土地に廃屋やバラックを建てて住んでいる。啓太郎はクリーニング屋をやっていないし、真理はレジスタンスのリーダー。都会のほとんどがオルフェノク。髪型がやせた鬼太郎みたいな速見もこみちさんがかっこいい。「きみの女の部分が泣いているんだ」なんてちょっと照れる。「人間の中にも人間らしさを失っているやつらはいる」あたりが柱か。乾巧がなぜ555に変身できるのか? それは彼がアレだからだろう。仮面ライダーの中で555がもっとも深いストーリーだった。なぜなら戦っているのは人間ではないし、改造された人間でもないので。もう嫌!というほど現れるライダーの姿もオルフェノクの変身形態にすぎない。そもそも「ライダー」という名前も無い。悩んでいるのも人間ではない。人間と共存したいオルフェノクトリオだけ。人間なんて添え物程度。どうだったか分からないが、草加カイザの出自だって、もしかしたらオルフェノクかも。たしか流星塾だったか。オルフェノクメインのストーリーも良かったが、その中でもオルフェノク3人組の存在が秀逸。人間やオルフェノクの間で常に悩むのが彼ら。二人のヒロイン、真理と結花もかっこいい。この映画に関して言えば、ミナの子供時代を演じる、ちっちゃい志田未来さんも見れる。しかし志田さんが大きくなったら黒川さんというのは少し複雑。今見ると、555の足元から胸のラインは、足を長く見せるものかと思ったり、乾巧がなんだか良い性格の木村拓也さんに見えたりする。空を羽ばたく結花オルフェノクや大地を突進する木場オルフェノクとか、CG がすさまじい世の中で、新たなストーリーで再演してくれると、世界に通用するライダー映画になると思うんですが。シリーズの中では人間を超えた神とか宗教観が漂っていると思うし。ゲームの世界だった龍騎から人間世界に戻ってきて、更にあの世まで行ってしまって、人間なんてバカじゃんとなってしまったライダー映画。シリーズ中でいちばん面白い。今となっては、芳賀優里亜さんと加藤美佳さんを同時に見れる貴重な映画。


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