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小さな悪の華(Mais ne nous delivrez pas du mal) [DVDやら映画やら]

開始早々、女の子の感じ悪い顔。黒髪のアンヌ。そして金髪のロール。二人はサタンに心を捧げたいほど、悪に心酔している様子。エッチな本を声を出して読む二人。それは屋根裏にあった本。本棚ではないところが面白い。布団をかぶって話しをする様子は、内容さえ分からなければ無邪気なお泊り会。アンヌの方は「アンヌ様」と呼ばれるほどのお嬢様育ち。家もごうせいです。クロゼットを開けて着替えるかと思ったら、隠していたタバコを一服。ここで流れる音楽がなんともフランスらしい。家族で教会を訪れるアンヌ。エッチするなと説法する教師に対する彼女の妄想が面白い。でもそれが真実だったりする。グズな牧童相手に下着をちらつかせるロール。彼女が実際に何歳なのか分かりませんが、女の子にさせるにはけっこうきわどいシーンです。とにかく悪いことをしたがる二人。しかしフランスらしい音楽がかかると、彼女たちがしていることが芸術に見えたりする。屋根裏でゴソゴソやるときは、手にしたロウソクの灯りが怖い。彼女たちがからかうのはグズそうな人たちばかりではない。見知らぬ旅人も挑発する。どちらかというと、金髪のロールが裸+ぬれ場担当の様子。内容は、道徳的にはもちろんのこと、信仰的にもかなり不謹慎。たぶん二人いっしょだから外れてしまう常識。1+1 は 2 ではなくて、3 にも 4 にもなるという良い見本。しかし、羽目を外して、やりたいことをじゃんじゃんやらせて、でも「子供だからオッケーよ」というわけではなくて、どういう形であれ、けじめをとらせているところは製作側の配慮だろうか。映画「悪い種子」のように。それにしても衝撃のラスト。しかしどうであろうと結局、彼女たちの思い通りに事が運んだように思ってしまう。たぶん生の反対こそが求めていたものなんでしょうから。曇り・雨。


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