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キラー・インサイド・ミー(The Killer Inside Me) [DVDやら映画やら]

レトロなタイトルロールが素敵です。ケイト・ハドソンさんとダーク・エンジェルなジェシカ・アルバさんが出ている。「俺の中の殺し屋」なんてタイトルも意味深。しょっぱなからちょっとエッチ。主人公の保安官助手、ルーの言葉づかいがちょっとていねいなのにひどいことを言ったりする。かすれ声も特徴的。抑圧と衝動。DV男の典型とも言えそう。二重人格ものとも思えます。フラッシュバックシーンでは、なんかひどいトラウマな過去を持ってる感じ。エッチのやり方も変わった趣味の方みがい。ケイトさん演じるエイミーの登場シーンにドキドキ。臭いで怒るところもドキドキ。うさん臭い人間関係とかひどい犯罪とかが描かれてますけど、おそらく見所は保安官助手の言い訳とウソ。トラブルの元を持ってきたコンウェイ社長や、疑いを持つハワード検事に組合の男だけでなく、婚約者のエイミーにまでウソをつく。平気な顔をしてどこまでウソをつけるのか。最後の言葉である「もう誰も気づけたくない」さえもウソ。最後のジョイスの言葉は本当なの?と思いますがウソではなかったと思う。これがまたルーに対する皮肉でもありそう。でも彼がいちばん愛していたのはジョイスかもなあ。だって他の人としながら、ジョイスのだと思おうとするくらいですか。それを思えばハッピーエンドなのかも。ルーがなぜひどいことをしたかと考えてもしょうがない。おそらく彼はやりたいようにやっただけなんだろうなあ。弁護士役のビル・プルマンさんは出番は誰よりも少ないですけど、肝心なところをたくさん持っていってしまった。彼が引用する「雑草は単に場違いなところにいる植物」は名言です。かかる曲も良かった。ルーを演じるケイシー・アフレックさんが、ときどき操り人形のように見えました。そこがまた良い感じです。考えてみると全てはジョイスとのエッチが始まりか。被害にあった人たちみんなに同情を覚える希有な映画。面白いながらも怖かった。雪・雨・曇り。


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