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サンダーバード 劇場版(Thunderbirds are Go) [DVDやら映画やら]

新しいサンダーバードが始まったので、最初の映画版を再見してみた。これを大きな画面で見た人は幸せだろうなあ。考えてみると、英語+字幕で見るのは初めてかもしれない。テレビでやってたときはもちろん吹替えだし。英語でも、年寄りはそれなりの、若造もそれなりの、幼稚っぽい人は幼稚そうな声で、聴きやすいです。気のせいかペネロープの英語も黒柳さんっぽく聴こえます。サンダーバードは、リアルな人形の動きやミニチュアが印象に残りますが、それをかっこよく見せているのは、間違いなく「エージング」だなあと思います。傷み具合や汚れ具合が、ミニチュアに本物のような存在感を与えてます。レギュラーだと2号のコンテナや発進するときのギミックがすばらしいですが、この映画では間違いなくゼロX号の発進準備風景でしょう。機体の重みによるタイヤのつぶれ方さえかっこいい。空中での合体風景はウルトラホークな雰囲気。ミニチュアの素晴らしさと同様、人形たちの動きも素晴らしいですが、なぜ頭でっかちなんだろうと思ったりしたものです。口を開いたり目を閉じたりする仕掛けのせいでしょうか。フッドが足を挟まれたときに見せる苦悶の表情もよくできてます。娯楽映画らしく、カーチェイスもあって、運転するのはもちろんパーカー。彼の活躍も見ものです。彼の喋り方はインド人風なんだろうか。パーカーが高い空を飛んで行くおぼろげなゼロXを見あげるシーンがかっこいい。みんなといっしょにスィンギング・スターに飲みにいけないせいで変な夢を見る末っ子アラン。子供です。その夢の中で出てくるバンドが、どうみてもハンク・マーヴィンのシャドウズ。みなさんバーンズのギターを持ってます。といってももちろんミニチュアですけど。さすがイギリス。さらにジュニアですけどクリフ・リチャードまで。彼がシャドウズをバックに歌います。このシーンがもうミュージック・ビデオな感じで、でかいギターの上で演奏させたり演出に力が入ってます。兄弟そろってペネロープの取り合いをするなんて、親父はどう思ってるんですかねえ。兄弟といえば、四男ゴードンは担当マシンのせいか出番が少ないので、ちょっと可哀そう。最後のシーンでも出てこないし、「オレなんか・・・」とグレてもしかたがなさそう。日本では円谷作品をマニアックに愛する人がいると思いますが、それと同様、イギリスでもサンダーバードとかジェリー・アンダーソンマニアがいるんでしょうねえ。映画の中に投票シーンがあって、「賛成」と「反対」は、「For」に「Against」。ああかっこいい。でも手を挙げて「フォー、フォー」とか言ったら、ショッカーの隊員みたいです。面白かった。でも話しとしてはなんだか盛り上がりにかけるかも。複葉機が出てた覚えがあるんですが、あれは次回作だったのか。晴れ。


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