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0課の女 赤い手錠 [DVDやら映画やら]

車の緑ナンバー「外327~」というのは外交官ナンバーなんでしょうか。開始早々、「Very nice, very nice~」と喜びながら危ないものを出す外人さん。大使館員らしい。罪を犯しても治外法権って魂胆でしょうが零はゆるしません。なんたって彼女はこの後、1課でも2課でも3でも4でもない「0課」になるんですから。赤い手錠を首錠に使い、狙い撃つのは大事なところ。オープニングからかっこいいです。話しの発端は若い女がさらわれることですが、その子の親が総理大臣候補の丹波哲郎さん。偉い人役がよく似合ってます。警察のえらい人は戸浦六宏さんで、その腰巾着は室田日出男さん。重厚な配役です。身代金を奪った犯人の後を追うシーンで無音になるところが、ロックのブレイクみたいでかっこいい。その前のメガネにテープも大変な技ですが。零が警察のメス犬とうたがわれて痛めつけられるシーンは、最後の大逆転で爆発するまで耐えなければならない時間。どんな風に仕返ししてくれるか楽しみです。虚無の表情の後ろで赤や紫に変わる背景は、零の怒り蓄積メーター。その後のクラブのママとの全裸交渉シーンに驚く。ママ役の三原葉子さんの脱ぎっぷりとその体型がすごすぎ。超人的能力を持った設定なら、一瞬でみんな倒して終わりなんでしょうけど、零は普通の刑事。ちゃんと段取りを踏むところが良いです。室田さんが銃をいじってる脇で、秘書たちがせっせと穴を掘るところが怖い。後半に出てくるリンチといい、どっちが悪党か。悪党といえば、誘拐犯たちの中で、角刈りの男が最低。やっちまえとはやし立てて、いざやっちゃうとヒエーって顔するし、行動が勢いだけ。この誘拐犯の主役の過去のカットが逃走・銃撃中に挟まれます。色々とご苦労された過去かもしれませんが、今やっていることは犯罪です。そのカットが不要か必要かは置いといて、説明する時間の節約というか、とてもエコだなあと思いました。連れまわされる後半のうっぷんを晴らすラストの零の戦いが良かった。室田さんがああなってしまうとはかわいそう。零というか杉本美樹さんの無表情と閉じない目に燃える映画。面白かった! 晴れ。


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