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トランストリップ(Magic Magic) [DVDやら映画やら]

アメリカからチリに来たアリシア。言葉の違う国では、何を言われているかわからない。サラもブリンクも同じアメリカ人だが、二人ともスペイン語を話せるようだ。「バニラくさい」というのは「汗くさい」と言っているようなもんでしょうか。みんなで旅行する中、サラが試験を受けるため抜けるという。サラを頼りにしてやって来たアリシアはがっかり。彼女はシャワーを浴びているときから変な雰囲気だった。彼女は元々不安性というか、人見知りっぽい様子。アウグスティンがサラとの電話のことについて聞いてくるのも、彼がサラの恋人だからしかたないのに、ついついいらだってしまう。ブリンクの気ままさと際限のないしゃべりにはイライラしますが、アリシアの弱さも変。色々ありながらも着いた家は携帯電話の電波が届かなくて、丘の上まで行かなきゃならない。眠れないというアリシアは睡眠薬を服用しても不眠は治らず。話しが急に展開するのは、眠れないのを理由に催眠術を受けてから。ラストが衝撃というかあっけないというか。アリシアの電話相手は誰だった。アリシアの変化に戸惑うサラたちだが、いったいどこまで本当のことを言っているのか。サラの試験を受けいくというのはおそらくウソだろうし、そもそもがなぜ旅行に出なければならなかったか。アリシアは何か計画を持って誘われたのか。アリシア含め、彼ら・彼女たちには絶対に隠し持った秘密がありそうだし、そうだとしたらどこまで秘密を共有しているのか。どうもバーバラの雰囲気が良くない。冒頭のアリシアのシャワーシーンで「休暇が必要」とか言っていますが、彼女自身が問題を抱えていたか。もしかして来る前から不眠症? その他、捨て犬に鳥、盛りのついた犬にあやしい馬。落ちる羊とか、その色々が関係しているようで、しかしはっきりしないこの不安感。とにかく不安を与えることに特化したホラー映画。ブリンクの存在が大きい。「ブリンク、ざまーみろ」と思いながら、彼がかわいそうでもある。おかしな役ですが、姉と二人でアリシアの抑圧する設定。不安の根源とも言えます。ブリンクは「スコット・ピルグリム」の人か。サラは「エンジェル・ウォーズ」の人だった。邦題は「トランストリップ(Transtrip?)」ですが、原題は「Magic Magic」。全然ちがうじゃん・・・。でも確かにドラッグではない「トリップ」話しかも。「Magic~」というタイトルから想像するに、ラストの儀式に興味があって、それを描きたくて作った映画ではないでしょうか。いやーな感じですが、面白かった。晴れ・曇り。


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