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ラスト・デイズ・オン・アース(BEYOND) [DVDやら映画やら]

イギリス映画。会計のとき「ポンド」と言ってたし。終末系映画。こうした映画は、終末にいたる過程や謎解き、終末の結末が気になります。当たり外れのどちらかといえば、外れが多いような。パニックやさいぎ心とか、大体やってることは同じ。でもどんな結末になるか知りたくて見てしまいます。この映画は、もうお終いだという地球に残った男性コール・女性マヤの二人のサバイバルの話し。なぜ地球がお終いかというと、それはアマチュア天文家が発見した小惑星のせい。話しは3年前、その小惑星が発見された年から話しは始まります。二人はそのころから付き合い始めます。付き合い始めて、深い関係になっていくシーンで時折、その時の新聞やテレビのニュースネタが入り、小惑星の様子を伝えます。そうかと思うと、現在のサバイバルシーンに切り替わる。空には小島のようなものが浮かんでいる。もしかして宇宙船かもしれません。既にほとんどの人々はどこかに行ってしまったようで、二人の他になかなか人が登場しません。仲が良かった二人は、今は仲違いでけっこう険悪。でもそれは地球がお終いになる前から始まっていたようで、見た感じコールが圧倒的に悪い。彼は自信家のようで、でも度胸がなくて、それでいて見栄っ張りな感じ。それを皮肉るかのように、過去シーンでは「何があっても君を守る」云々と彼女に誓ってます。二人の間には失業とか子供のこととか色々あったようです。それでも二人でいるのは、二人しかいないからでしょう。二人の関係は一種のDV状態とも言えそう。怒ると慰めの繰り返しなので。もしかしてSFというよりは、結婚に対するブラック・ユーモア的作品かあと思いはじめたとき、生き残っていた誰かとの遭遇で、ついにSF的展開が語られ始め、やっと盛り上がるか!と思うんですが・・・結末が意外すぎた。どうりで現在と過去がしょっちゅう切り替わるわけだ。コールは助かったのかどうなのか。とりあえず心配してあげよう。冒頭の事件はタダでは終わらんかった。過去と現在が切り替わる中で、似たような会話が出てくるのがミソ。主役の男女が、主役の割りにパッとしないかなあという印象。マヤが話す、「時間旅行は実現しない」と悟った理由が「未来人が来ないので」にちょっと納得してしまった。今現在よりも先の時間に存在する人間がいるんだろうか、などと青二才的なことを考える。なるほど、こうした展開もあるもんか。終末系映画もがんばってます。邦題はひっかけっぽい。晴れ、曇り、雨。


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