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サル ウインドウ・ピリオド [DVDやら映画やら]

てっきり未知のウィルスに冒されるホラー映画かと思ってたら。ちゃんと実在する病気でした。事実を基にした映画のようです。見ながら「何とか十字」の偉い方がテレビで釈明しているのを思いだしました。ウインドウ・ピリオドというのは「ウィルスを確認できない空白の期間」らしいですが、結局、献血された血液を使うのが早すぎるということですか。だいたい血液製剤を流通させる前に、もしくは使用前に調べないものなんでしょうかねえ。といいながら今はどうなってるのか知りませんが。どこまでがほんとうにあったことかはわかりませんけど、病気になったことは事実でしょうから、見ていて辛い。確かに「なんでオレが」なんて思うでしょう。映画では主役になる夫婦と、同じく発症してしまうカップル、そして寝たきりの母を持つ家庭の3組のエピソードで話しでが進みます。このカップルが冒頭からけっこう衝撃なので家族団らんで見るには勇気がいるかもなあ。夫婦とその赤ん坊が選んだ道は悲しいもんですが、その後の旦那さんの展開がこれまたすごかった。昭和は遠くなりにけりの世に、まさかあんな最後とは。奥さん役の重野友美さんの明るさ・暗さが良かったですねえ。どこかで見たような気がするが、アイドルでもやってた方でしょうか。最後はいたたまれませんが。七瀬なつみさんがあやしい医者でも演じるかと期待してましたが・・・。この映画の医者たちは悪いのか悪くないのかと言われれば、悪くないのかもしれない。でも使用するものに対する確認義務というものがあるか。しかしそれを指摘されれば薬品とか使用されるもの全てを確認してからでないとダメか。それでは血液を提供した側はどうか。これまた厚労省とか国に従っていると言われればそれまでなんでしょうねえ。使用期限とかが無いのであれば、ウインドウ・ピリオドを考慮したり、もっと長く設定しなければならん。ただ医者たちのあの高慢な態度は、本当だとしたら何とかならんものか。容赦ない監督さんでした。ああ怖かった。おお、けっこう最近の作品ではないか。曇り。


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