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病院坂の首縊りの家 [DVDやら映画やら]

ビスタサイズ。「これが最後」と予告編で宣伝していた東宝の金田一耕助映画第5弾。最後にふさわしく、原作者の横溝正史さんが顔を出してます。横溝さんのお世話をする中井貴惠さんがなつかしい。写真館の三人、小沢栄太郎さん、清水紘治さん、草刈正雄さんがナイス配役。特に前半で清水・草刈さん演じる直吉・黙太郎コンビの掛け合いが良い。どっちも無駄に良い男。刑事役の岡本信人さんは、この頃から野草を食べていたんだろうか。刑事といえば東宝作品なので、「よし、わかった!」の警部さんが出てます。「犬神家の一族」が最初の金田一映画の身には、なんだか安心していまいます。萩尾みどりさんがきれい。ピーターさんがけっこうワルカッコいい。金田一探偵は、相変わらず田舎を調べまわります。日本ふるさと紀行的な定番ロケなんでしょうねえ。舞台が町中で、田舎のおどろおどろした雰囲気がないのが良いです。東宝金田一シリーズだと、大物女優が犯人だったりします。今回も大物女優といえばあの方しかいないのだが、やっぱりあの方だった。そりゃ「椿三十郎」の入江たか子さん、バンプの三条美紀さん、それに草笛光子さんあたりもおりますが・・・。見直すと桜田淳子さんの演技がけっこう光ってます。このまま普通に女優をしていたらどうなってたかなあ。金田一映画も大映とか松竹とかATGでも作ってますが、金田一は石坂浩二さんがいちばん似合うように思います。わざとらしくない真面目さとぼくとつさが良いんでないかなあ。実際の性格はちがうんでしょうけど。金田一が背広姿の映画もあったような。あおい輝彦さんは良い役でも悪い役でも一本気で熱い演技を見せます。乱歩映画「陰獣」の探偵役も熱かった。ご本人の性格もそうだったりして。面白かった。晴れ。


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