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アリス・クリードの失踪(The Disappearance of Alice Creed) [DVDやら映画やら]

車のナンバーを替えたり、ホームセンターに入ったり、淡々と何かの準備をする二人の男。台詞なしで音楽だけ。音と息遣いだけが聴こえてくる。電動ドライバーって便利な道具だなあと思う。無数の鍵が取り付けられたドアに手錠。服を着替えるとき、一人の男がネクタイを合わせてやる。いったい何をするんだか・・・と思ったら、あっさり判明。この簡潔で言葉無しで全てを物語るオープニングが良い。ヴィクって男は笑うと可愛いんだろうな。彼は笑みを見せず、寝るな・見張れ・酒飲むなと、ダニーに誘拐プロの流儀を教え込む。見たところ、何事も「食べる」が基本みたいで、食欲が無いことは自信が無いとか、心配だとか、精神的ダメージの象徴のようです。ダニーに散々言った後で「怒るなよ」と声をかける。それにも理由があったんだなあ。ヴィクの言動になんだか納得してしまう。ダニーは頼りなさそうなので。トイレと薬きょうのくだりが面白い。臭いにも気づくヴィクの慎重さ。薬きょうひとつでけっこうスリリング。で、ああそういうこと・・・と衝撃のシーン。それがわかると後はだましだまされ、「最後に得をするのは誰?」みたいな話しになっていく。最低限の台詞。先の読めない展開。家族で観ると気まずくなるところ有り。みんな悪い奴とは分かっているが、その中でもヴィクには少し同情したくなる。3人だけの最低構成。コストパフォーマンスに優れた映画。いやー面白かった。天気が良いような悪いような。


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