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父の秘密(Despues de Lucia/After Lucia) [DVDやら映画やら]

冒頭、修理された事故車を父親が引き取る。ほとんど交換。お金がかかったことだろう。でも道路で放置。なんなんだかなあと思ったが、後から考えるとこれも父親の心境なのか。店も突然止めたのも、料理人のアベックの幸せが妻を無くした彼には耐えられなかったせいかも。妻を自動車事故で亡くしたので、車のマナー違反には怒りを爆発させてしまうんだろう。「父の秘密」という邦題は単純思考の人には変な興味を抱かせます。父親と娘アレハンドラの変な愛情の映画と思ってしまったが、ちょっと違った。「父の秘密」という題から、もしかして母親は父親によって消されてしまったとか、父親がものすごく病的に短気な人で、車のドライバーにすぐいちゃもんをつけて、次々と消しているんではないかと思った。そのために車を乗り換える。それとも台所の食器を片付けながら泣き出すシーンがあるので、気に入らない人たちを料理して食べちゃうような人かとも思った。でも違ってました。原題だと「ルシアの後」とか「ルシアの去った後」といった感じか。父親の妻であり娘の母親であるルシアが、自動車事故でいなくなった後、うまく生きられなくなった家族の話し。いじめのシーンはいたたまれない。いたたまれないが、アレハンドラが消えなければならないこと、そして父親がしでかしてしまうことの理由をじゅうぶん訴えている。観ている人も彼女に逃げろと思うのでは。できれば父親には一人だけではなくテーブルに集まった生徒たちを何とかしてほしかった。映画は一人で終わっているが、ほんとうは次々とそうする話しなのかもしれない。ほんとにひどい生徒ばかりなので、観客の代わりにもっと何かしてほしい。そんな生徒たちを、ホテルの部屋で追求する先生の目つきは良いなあと思った。ウソを見抜く眼力満々に見える。観終わったあとは「偽りなき者」「ファニーゲーム」「ベニーズ・ビデオ」とかの鑑賞後に似てる。メキシコ映画ではあるけれど、北欧とかの雰囲気のある映画。昨晩は寒かった。

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