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ガレージ・デイズ(Garage Days) [DVDやら映画やら]

オーストラリア、シドニーが舞台。バンドがスターを目指して、ライブツアーしたりプロデューサーを追いかけたりする映画。その間でメンバー間の確執があったりする。バンドが活動停止した後の行き先が、AC/DCの物真似バンドというのがオーストラリアだなあ。バンド名が「Alternating/Current」で、つまり「A/C」。サイドギターの人がけっこうマルコム・ヤングっぽい雰囲気。この映画の良いところは、バンドがまともに演奏しているシーンがほとんど無いところかも。逆にそれがラストまでのお楽しみでもある。ベースのターニャはエッチが好きだが、着替えシーンを見てびっくりのスレンダーボディ。彼女のルックスと個性はかなり強力です。ターニャのベースは Fender の Musicmaster Bass。ショートスケールのベースとはナイスチョイス。古くはポール・マッカートニーにビル・ワイマンたちがショートスケールベースを使ってますが、ヴィジュアル面での女性とショートスケールの関係は、トーキング・ヘッズのティナ・ウェイマスさんから始まったと思ってます。マッチョな奴より小柄な女性に断然似合う。それだから映画「スコット・ピルグリム~」では逆におかしかった。普通ならバンドがだんだんビッグになって、メジャーなフェスとかでハッピーエンド、とかなりそうだが、この映画のクライマックスは意外なもの。これがおかしいというか現実的というか、もしも自分だったらもらしそう。正直いってメンバーはイケメンでないし、とびきりの美女が出ているわけでもない。ライバルのちゃらいロック・スターもそんなに良い男ではない。敏腕プロデューサーがちょっと渋いくらい。そんなところが妙に現実的。バンドの存在に貢献しているのは素人マネージャー・ブルーノのおかげだろう。仕事ができるわけでもない彼のバンド愛にはちょっと感動する。あと、クスリに溺れて赤ちゃんがメロンというギタープレーヤー、ジョーの父親ケヴィンは元ロッカー。そんな父親がバンド資金のために差し出す金色のアレに驚きました。みんな仕事を持ったりして変わってしまったが、元ロッカーのケヴィンだけは全然変わらないというのがご愛嬌。サクセス・ストーリーでは無いが、生きている今が大事だぜな映画。主役のキック・ガリーさんは、けっこう大作にも出ているんですねえ。面白かった。天気が良すぎで暑い。


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